70年代から80年代のブラックミュージックを中古レコードで聴くことが好きで、SHAFTのサントラを久しぶりに聴いてたら無性に映画が見たくなり、レンタルしてきました。見るのは20数年ぶり、その頃は何度目かのブラックムービー・ブームで、あのPAM GRIERがタランティーノの映画「JACKIE BROWN」の主役に抜擢されていました。そのとてもきれいなPAM GRIERの傑作「COFFY」(1973)も借りたかったのですがレンタル中でした。
この映画の公開は1971年です。ブラックスプロイテーションと呼ばれる黒人による黒人の為の映画です。映画のヒットで(特にISAAC HAYESが手掛けたサントラはアカデミー賞）ブラックスプロイテーション・ムービーは量産されていきます。どの映画も予算が少なくチープなのですが、どれも悪役白人を（たまに黒人も）やっつけてくれてスカッとします。主人公のジョン・シャフトは頭が切れ、けんかに強く、女性にもて、白人警官の人種差別にも断固として対抗するカッコ良すぎる探偵です。映画史上初めて誕生した黒人ヒーローにアメリカ中が沸いたそうです。
