87年版の「ウォール街」です。ゴードン・ファッション(パワースーツスタイル)がこれでもかと登場します。マイケル・ダグラス演じるゴードンの衣装を担当したのが、当時飛ぶ鳥を落とす勢いであったアラン・フラッサーで、彼はアメリカ出身ですがイングリッシュ・スタイルを得意とするデザイナーでした。ファッション視点でみると語りつくされた感はありますが、やはりカッコイイ。
今の時代でいうと、仕事の出来る男性像はジャケットにTシャツのスタイルがいいとこですが、80年代はスーツ(基本ダブルでパンツはツータック)にクレリックシャツ、太めのネクタイ、ブレイシーズ(白のレザーエンド)、おまけにタイバーやカラーピンなどの装飾品を身に着けて仕事をする事がステイタスでした。
80年代&90年代回帰がトレンドの今観ると改めて勉強になり、とても楽しめる映画です。