今回はイギリスジャズ界が生んだ最高のハードバップ奏者を紹介します。
『タビー・ヘイズ』テナーサックス、ヴィブラフォン、フルート奏者
彼を一言で言えばちょっとポッチャリなハードバッパーだろうか。
ポッチャリなジャズミュージシャンは数多くいますが、彼が白人だからだろうか?
僕はそう思ってしまいます。
僕が思う白人ミュージシャンはチェットやジェリー・マリガンのようにスリムのイメージが強く、
ついタビー・ヘイズを面白おかしく思ってしまっています。
ただし演奏は凄くて、目を瞑って聞いてみてください。
皆さんは黒人のサックス奏者と勘違いする事でしょう。
ソニー・ロリンズに匹敵する豪快なテナーサックスを聴くことができ、
そしてよくスイングするヴィブラフォンやフルートなども演奏するマルチ奏者なんです。
ビートルズより前に訪米し、ジャズジャイアンツと共演しアルバムを残していますが
1973年に38歳で亡くなったので、活躍期間は短く今では60年代のアルバムを中心に
多くの演奏を聴くことができます。
是非ともヨーロピアンジャズの最高峰の演奏を聴いてみてください。
1967年の傑作 メキシカン・グリーン
(人物画は引用、アルバムは私物)