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Written by Nobuo Ichiji

幻のテナー・サックス奏者TINA・BROOKS

music


僕がティナ・ブルックスを知ったのはBlueNoteのアルバムデザインを手掛けた
リード・マイルスの作品の中で傑作と言われていた「TRUE BLUE」からでした。
アルバムデザイン同様に内容も素晴らしく、
数多いBlueNoteの作品の中で最高傑作の呼び声が高いアルバムだったのです。
そんな彼の吹く暖かく優しい音色のテナー・サックスが僕のお気に入りになり、
早30年、たまあに引っ張り出しては聴いています。
TRUE BLUEで共演しているフレディ・ハバードの初リーダーアルバム「OPEN SESAME」に
ティナ・ブルックスも参加していて、二人のうまが合う姿が想像できます。
この時期まだ20代だった二人の命運がその後分かれ、
ティナ・ブルックスはジャズシーンから消えてしまいます。
彼の活動は短く74年に42歳で亡くなるまでにこのアルバムが唯一のアルバムになっていましたが、
後にお蔵入りの作品が発表されて話題にもなりました。IMG_0132.JPG

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(アルバムは私物、人物画像は引用)

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