Written by 慶伊 道彦 December 25,2012
NY NIGHT
先週に引き続き、NY夜の老人徘徊の物語。
RAOUL'S
NewYork Bistro History
かなり古くからサウスヴィレッジに構える店です、10年以上前にも行ったことがありますので。古い分だけ親しみがこもり暖かい気分にさせていただける店です。
まさに、ビストロとはこうなんだ!と、言わせるレストランです。
場所は、Sullivan と Thompson の間、180 Prince St.
例によって、ワインの講釈のみさせていただきます。
カルフォルニア、サンフランシスコ湾の北部の海岸から入った、
ロシアンリバーバレーの下に位置するSONONA COAST地区。
GAP’S CROWN VINEYARD の PINOT NOIR です。
今回は限定物、4 BARRELSのみの、Wind Gap なる貴重なるワイン。
最初の印象から長く続く一貫した複雑な香りと喉ごしが素晴らしく、いい気分にしてくれます。お得なボトルでした。
WINE : GAP'S CROWN VINEYARD / Wind Gap 2010 PINOT NOIR
THE RAINES LAW ROOM / LOUNGE BAR
ほろ酔い加減でBARのはしご。チェルシー地区まで上ります。
かの有名だった、chelsea INN の隣。階段を下りドアを開けて入ると、そこは全く別の世界。静かでゲストのささやきが音楽となる、ちょっと猥褻でセクシーな空間。
残念ながら男性3人の僕らでしたが、十分お勉強になりました。
写真は、ホームページから取ったので明るいですが、僕の撮った方の写真の暗さです。
IMMIGRANT / BAR
それから、イーストヴィレッジまで下り、ホテルの近くのワインバーで締め。
ここは、この地区らしいフリーダムな空気感が漂う、グッドバーでした。
イーストヴィレッジって、なんかいいんですよね~~バーテンダーのノリも肩から力が抜けてるかんじがして。日本の”もてなし”に相対する”あるがまま”といったところ?
食前酒として、1杯というスタイルだけでもいけそうな軽いタッチもいいです。
次回は夕方に行こう!
早いですね!もう、大晦日!
今年は、前に書き込みしましたように、”50”の当たり年でした。
僕としても青春のフラッシュバックともども忙しい一年でした。
(仕事はヒマヒマ、、、残念無念、、、)
酔っ払ってしまった!こんなはずじゃなかった。素晴らしい日をサンキュ!
これよくない?よくないこれ、よくなくなくなくなくなくない (全て、小沢パクリ)
では、恒例の我が社のPARTY写真を載せて締めとします。 よぉ~~~う、PON!
来年は、2月から再スタートします。ヨロヨロヨロヨロヨロッパ
Written by 慶伊 道彦 December 17,2012
10月初めですから、だいぶ経ちましたが、今秋のNYナイトのディナーは、久々に、マジソン街を北上しメロポリタン美術館の正面小路を、少し入ったプライベート豪邸地区(アッパーイーストサイド)に、密かにオ−プンした" Crown " 。
このレストランのオーナー.シェフは、グリニッチヴィレッジで、長期に渡ってセレブ顧客を維持してる" Waverly Inn " と" Lion " のメインシェフ兼オーナーのJohn Delucieである。
両方の店とも、前回、前々回と行って、ブログに書き込みしましたが、、、
僕としては、”LION”のロケーション(チェルシー)と店構えが好きですし、そして、レストランバーという意味では、”WaveryInn” のビレッジ地区にある古き正調英国BARという
MIXされた設えが好き、、、
彼の経営スタイルは、インテリア、料理、サービス全て含めて、彼の心の底に生きてる
メンズ.クラブ風オールド.ファッション.ワールドです。其の彼の感性を理解し、共有出来る客層にフォーカスして構成されています。
此の最近仕掛けた高級タウンハウスの隠れや風レストランも、客層のターゲットを絞りみ
目的を曖昧にしない点を、頑なに保持していると言って良いと思う、、、
(渋い! これよくない? なくなくなくない 小沢風)
案内された高い天井のメイン.ダイニングルームの席は、コーナー奥の落ちついた会話のし易い、黒シェードランプ付きの丸テーブルで、気の付くサービスと共に食事も美味しく、
珍しくアップタウンをエンジョイした一夜でした。室内装飾は、白黒のフォトや絵、兎のドローイング等が、ヴィレッジ店同様、アートとスノップの交差する不思議な空間を醸していました。
帰りしなの出入り口の階下には、高級クラブ風ドアーマンのガードが立っておりました。
まあ~たまには、こんな夜があってもいいんじゃ~~と、暗闇の西麻布氏は語る、、、
ワインセレクション:
アペタイザーの蛸のグリル、松茸スペシャルに合わせて、最初はフランスの白ワイン、Domaine Pascal Jolivet, " Le Chene Marchand". Sancerre, France 2010
最後のメインディッシュ用ワインは、肉にも、魚料理にも合うように、Pinot Noie(赤)。
今回は、ソムリエもお薦めのTomas George Estate, Russian River Valley 2010
価格も手ごろの割には秘密感もあり、お得な気分でした。
(マイナーワイナリーなのか、ホームページもささやかで情報を書けませんでした、、、
、、 残念無念)
ジョニーデップが仕立屋さんにからかわれる、面白い画像がUチューブに出ていましたので、ファンの為に再度共有。
VIDEO
Written by 慶伊 道彦 December 10,2012
TIE BAR
ビジネスマンの胸元にタイバーがビシッと決まります。
昔と違い、タイバーの位置に注目!非常に高めの位置ですゾ!
下にするとお腹の出たオッサン風になりますのでご用心。
ゴテゴテ飾りのあるものよりは、むしろスッキリ一本線のものがしゃれてます。
NYスタイルを気取りたい方は是非!
MUNAMOTO CLUB 秋シーズン
チェックの重ね技、ミニタッターソールチェックのシャーツ、グレンチェックのウールタイ、
グレーのウインドウペインベスト、ブルーのシルクポケットチーフ、
キャメルコーディ、2色入りチェックシャーツ、ウールレジメンタルタイ、アーガイルベスト、
英国調ひねり技、赤のロンドンストライプシャーツ、赤のタータンチェックタイ、
グレンチェックベスト、大ドットのシルクポケットチーフ、
白が効いてます、白のタブカラーシャーツ、ブルーのウールレジメンタルタイ、
グレンチェックベスト、紺の白トリミング付きリネンチーフ、
ALL NAVY技、紺のデニムシャーツ、紺のウール無地タイ、紺のウールサージベスト、
ボタンダウンボタンはずし、ブルーのロンドンストシャーツ、紺のウールヘリンボンタイ、
紺のサイコバニーチーフ、
ブルーコーディ、ミニライトブルーロンストシャーツ、
ウールマダープリントBIGペーズリータイ、ライトブルーのシルクプリントチーフ、
もう一つ、NYからの話題を! / ニューヨーク便りより抜粋
日本人としては非常に興味深い、感慨深い現象を1つ。あの東日本大震災の後、日本の被災者の方々へ寄付金を募るためにニューヨーク在住の60組を超える著名ファッション・デザイナーさんたちが大挙して立ち上げた慈善団体、「ファッション・ガールズ・フォー・ジャパン」(FASHION GIRLS FOR JAPAN)
その団体が、今度はハリケーン・サンディの被害者のために「ファッション・ガールズ・フォー・ヒューマニティ」(FASHION GIRLS FOR HUMANITY)と名前を変えて、11月27日~28日に寄付金を集めるためのベネフィット・セールを開催。
で、その公式サイトに行ってみたら、ロゴマークが「ファッション・ガールズ・フォー・ジャパン」の時のまま。つまり、
"I♥NY"の"♥"の部分が日本の国旗をモチーフにした日の丸"●"になってる"I●NY"のままなんですよ。まるで、日の丸のもとにニューヨークのファッション・デザイナーさんが結集し、慈善活動してるみたいな印象。
逆に言うと、ニューヨークのファッション・デザイナーさんたちが結集して慈善団体を作ったのは、あの時の日本のために・・・というのが史上初だったのかもしれません。すごい。
今後、「ファッション・ガールズ・フォー・ヒューマニティ」としての新しいロゴマークが作られるかもしれませんが、このままこの日の丸をモチーフにした"I●NY"がニューヨークのファッション・デザイナーさんたちの慈善活動の旗印に定着したら素敵です。
Written by 慶伊 道彦 December 03,2012
007 / Daniel Craig
早速、一番シネマで見てきました。(マニアというより暇でしたから)
ダニエルクレイグの”007”
これは21世紀のボンドですね。お楽しみくだい。
さて、今週は映画の話。でも、20世紀の男優です。
Walter Matthau
ウオルターマッソ。ジャックレモンと組んだコメデイ映画や刑事もの、特に ”がんばれベアーズ” でポピュラーな人気を。
人なつっこい表情に毒舌をからめた存在感ある俳優でしたが、意外や意外!この方はスーツの着こなしが素晴らしいのです。
ちょっと背を丸め首を突き出して歩く欧米人独特の姿勢がさらにイカしてみせます。
それに彼が出演する映画では、どれもがチャーミングなメンズスタイルを見る事ができます。ご本人様だけでなく共演している男優の隅々まで。(本人は監督ではないのですから、指示しているわけではないのでしょうが、やはりウオルターマッソとの共演となると、、、って感じですかね。)
昨年のブログに出した ”サブウェーパニック” 全員がイカしてましたね。ウオルターマッソは、ハリスツイード?のジャケットにタータンチェックのシャーツ、イエローのウール無地タイ。ネ!なかなかでしょ。
刑事役などはどんなシーンでもズーット同じスーツを着てるんですが、着こなしがいいからよく映るんです。<普通に着る>というのは難しいと思うのですが、いや~うまく着こなしていますね。
今回あらためてネットレンタルしたのは、
”恋人よ!我が胸に” これでアカデミー助演男優賞。監督は、ビリーワイルダー。おなじみジャックレモンとの掛け合いが爆発。弁護士役のウオルターはタイドアップしたTRADスーツで決めていましたし、スタートすぐのワンシーンなのですが、ジャックレモンは、ダッフルコートをきて粋に。
悪妻役のジュデイウエストが昔の女優っぽくて艶っぽくて。
”ラブリーオールドメン” おなじくジャックレモンとのエンタツアチャコ映画。もう老人世代ですが、やはりおしゃれ度は超高いですね。
バッファローチェックの防寒CAPなど、一昨年からはやりだしたアメリカンラギッド&カントリーなスタイルがプンプンしている映画です。黒人俳優の着ていたベストもまさに旬!いかしています。しかもですよ、あのアイドル!アンマーグレットが共演。老いても素敵でうれしかったです。お買い得!
”マシンガンパニック” ”突破口” ”サブウエーパニック”
この三作品は、B級アクション映画の傑作では? スピード感あるストーリーといいウオルターマッソの飄々とした傑物ぶり、さらに魅力的な脇役陣。楽しめました。ところで、監督は、ドンシーゲルなのですが(ダーテリハリーなど)、次のネット貸出で、早速調査開始だね。
ここでは、ジャックレモンには触れませんでしたが、二人は、他にも ”おかしな二人” ”フロントページ” の傑作を残しています。
おしゃれな二人の映画は、どんなシーンも素敵に映りますし、淀川長治の気分にさせていただけます。さよなら~さよなら~さよなら~
Grampy Old Men / ラブリーオールドメン '93
Fortune Cookie / 恋人よ帰れ '66
Laughing Policeman / 笑う警官 '73
Charley Varrick / 突破口 '73
サブウエーパニック / '74