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変わるモノと変わらないモノ

Written by 吉田 秀夫July 23,2014

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今日は2時間のトレーニングセッションを終えてから。

とあるメーカーの展示会&セミナーに行ってきました。

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新しい製品が出るとか言うのです。

それに行かない盆栽屋は無しというわけなのです。

とあるメーカーと言いますのは、80年以上の歴史を持つ自転車のパーツメーカーであります。

100年以上の自転車の歴史とリンクして競技用の自転車界をひっぱってきた業界のドン。

まさにゴッドファーザー。

イタリアですからね、まぁそういう呼び名も似合う会社なわけです。

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さて、そんなゴッドの出す新製品群。

なにが新しいの?というわけで、説明や実物にも触れていろいろ勉強させていただきました。

新製品とは申しましても、ほっぺを引っぱたかれたりするほどの衝撃的な新しさはありません。

けれども、変わりました、確実に。

そして古いパーツは生産を止め、買うことが困難になっていくのでしょう。

そういうことに想いを巡らせていましたら。

わたしのアタマの中の小舟はセミナーの説明をそっちのけで妄想の海洋で航海に出るのです。

風はあちらから吹いている。

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そういえば。

この自転車の世界。

クルマの世界と似たところがあると思います。

まるで変わり続けることが必定のような。

ときには焦りすら感じるほどの変化を重ねていっているように感じます。

それは、もちろんビジネスと多分に絡むものですから。

買い替え需要を促進するべく、答えは時代に合ったモノになっていく。

わたしなんかはひねくれ者ですので昔のクルマのデザインで中身は最新でエコカーみたいなのがあれば最高じゃないか、なんて思うのですが、それは存在しないというじれったさがあるわけです。

自転車の世界も常に進化を繰り返して、ムカシのモノが欲しくても入手困難は当たり前。

パーツ単体になりますと、使えるかどうかも危うい、というかほとんど使えない場合が多いでしょう。

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クルマや自転車は「変わる」業界。

機械という観点では、時計はそうでもないのではないかと思います。

ちょっと違うかもしれませんが、文房具もそんな感じ?

ファッションの場合は両方ありますね。

同じモノを造り続けることができる世界と、そうではない世界が確実にある。

そして、同じモノを造り続けることができる世界のほうがより少ないのではないかと思います。

修理しながら使い続けることができるモノ。

消耗品として、買い替えを続けていかなければいけないモノ。

それは変わるモノと変わらないモノ。

言い換えれば。

変わるべきモノと変わらなくてもよいモノ。

これからもそれらを見極めていきたいものです。

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まだ旅の途中。