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自転車好きはすなわち旅人でもある

Written by 吉田 秀夫March 19,2014

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かつて。

自転車に乗って出かけるということが、すなわち「冒険に行く」と解釈されていた時代から。

自転車乗りと冒険は常に密接な関係にあります。

冒険というよりは旅と言い換えましょうか。

自転車のレースにおいても、数日間のレースは、「Tour of ~~」というように。

旅と自転車の関係性は今の時代にも揺らぎません。

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さて、毎週末。

自転車乗りたちは各々の思いのままに旅に出ます。

わたしも定休日の水曜日になると、走りに行くことがほとんどです。

その目的はトレーニングと気分転換、そして旅。

まさか、家の中でローラー台に乗ってみたり、同じ箇所をぐるぐると廻るような周回練習をすることはあり得ないのです。

そういう旅。

今週も旅。

来週もまた旅。

行き交う自転車乗りもまた旅人なり。

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今日も行ってきましたよ、新コース。

わたしはメッセンジャーもやってましたので、東京を含む関東圏のあらゆる道路を走り尽くしたつもりで居ましたが。

まだまだ奥が深い。

未踏のルートを目指しては、日々、地図とにらめっこをして。

そして、走りやすそうな道を探し出しては線を引き、実際に走ってみるのです。

本日は八王子から青梅に抜けて埼玉は飯能の南側をかすめるというルートの軌跡を追って見ることにしました。

毎週末のチーム練習で使うために試走をするのです。

都心から甲州街道に東八道路をつないで、多摩川サイクリングロードも少し。

16号をかすめて右に曲がったところに未踏の峠がありました。

意外と長かったこの峠。

まだまだ知らない世界が確実にあることを教えてくれるのです。

さらにもう一発パンチが、まだまだメインの峠に着いていないというのに。

これはいい練習コースになりそうです。

厳し過ぎて前半なのに隊列が崩壊してしまうかもしれません。

そんな思いを巡らせながらやっと最初の大きな峠の入り口にさしかかりました。

そしたら、ゲートが閉ざされてあって「7,5km先通行止め」の看板が鎮座しているではありませんか。

さらに説明書きに眼を通すと、途中の橋を架け替えているらしく、その工事中だそうで。

ここで行って見てみなけりゃわからないと思う自分も居るわけですが、おとなしく引き返すことにしました。

自転車に乗って出かけるということは、すなわち冒険ですのでこういう予想外の事も置きてしまうのです。

工期は3月までのようですから、少し待てば良いわけですし。

とはいっても、4月になって橋が架かっている保障はどこにも無いのですけどね。

それが冒険なり。

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鳴くまで待つのは家康で。

行けばわかるさはイノキ。

盆栽屋は4月まで待つことにした。

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まだ旅の途中。

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本日の走行距離110km 走行時間はちょうど4時間