LIVE!!
October 30,2018
ジャズは生で聴くのが一番なのですが、
なかなか聴きに行く機会がないのでLIVEアルバムを聴いて我慢しています。
数多くあるLIVEアルバムの中で僕のお勧めはキャノンボール アダレーのLIVEアルバムです。
彼自身、多くのLIVEアルバムを出していますが
僕は何百回聴いたか解らないくらい大好きなCannonball Adderly in San Franciscotoと
Mercy,Mercy,Mercyが特にお勧めです。
The Cannonball Adderley Quintet in San Francisco 1960年
Mercy,MercyMercy 1966年
その場に遭遇した人々が羨ましいかぎりです。
フロリダで教師をしていたのは有名な話ですが、ニューヨークに出てきて、その足でジャズクラブに直行し
オスカーペティフォードのグループに飛び入りで参加して大喝采を浴びたそうです。
彼はアルトサックス奏者なので、その年に亡くなったチャーリーパーカーの再来と人々は讃えました。
キャノンボール アダレーは1956年に弟のナットと一緒にコンボを組んで活動しましたが、
うまくいかずに2年後には解散、MILESのグループに参加します。
MILESグループを卒業後に再度ナットとコンボを組んで大ヒットしたのがIN SAN FRANCISCOです。
ファンキージャズの申し子ボビーティモンズをピアノに迎えノリノリな熱気ある演奏を聴かせてくれます。
安室ちゃんの最後のLIVEでチケットが手に入らなかったファン達が会場の周りに集結し、
音漏れを聴きに集まったとニュースで観ました。
それと同じことが1959年のSAN FRANCISCOでも起こっていました。
人々がキャノンボール アダレー クインテットの噂を聞きつけて店に集まり入れない人々は
路上で音漏れを聴いていたそうです。
Mercy、Mercy、Mercyは1966年の大ヒットアルバムでベストセラーを記録し
シングルカットもされ、68年にはグラミー賞のベストジャズアルバム賞を取っています。
メンバーも弟のナット以外はガラリと代わりました。
ピアノのジョー ザヴィヌルが作曲したこの曲は全米ヒットチャートにも入り、
ジャズでは異例な大ヒットとなりました。
ちょっとポピュラーよりになったことにより、より多くの人に支持されるようになりました。
観客の手拍子が凄くて、喝采が鳴り止まないこのアルバムを大音量で聴いていると
ついその場にいる気になってしまんです。
あ~ライブに行きたい!!
(写真は全て引用)