FAIRFAX COLLECTIVE &ease fairfax 胸元CLUB

BLOG

WE GET REQUESTS

Written by 伊知地 伸夫June 30,2018

久々にオスカーピーターソンのWE GET REQUESTSを聴いた。
やはりいつ聴いても素晴らしいアルバムでした。

ジャズ入門の定番中の定番
「オスカーピーターソン」の画像検索結果

初めて聴いたのが中学2年の頃で当時吉田拓郎の「元気です」と匹敵するくらい
毎日のように聴いていたのを思い出します。

このWE GET REQUESTSはオリジナル曲はなく
全てが聴く側のリクエストというかたちで構成されています。
星に願いを、酒と薔薇の日々、MyOne and Only Love
などなど名曲ばかりを収録しています。
今思うとよくこんな大人っぽいレコードを
中学生の分際で聴いていたなぁと思います。
当時このアルバムの素晴らしさには全く気付いていなく、
友達の手前大人ぶって聴いていたのですが
実は拓郎の「元気です」の方がよっぽど心にしみていたんですけれど。

「オスカーピーターソントリオ」の画像検索結果

オスカーピーターソンのピアノ
レイ ブラウンのベース
エド シグペンのドラム

まるでベルベットの上を玉が転がるようなピアノの音色が
多感な僕を癒やしてくれていたのでしょう。
オスカーピーターソンのピアノテクニックは本当に素晴らしいです。
そして名手レイ ブラウンの存在感が半端ないです。
よく歌っていて、安定感のあるベースワークがこのアルバムの価値を更に高めています。

MyOne and Only Loveでのあまりにも優しすぎるピアノタッチ、
You Look Good to Meではエチュードのようなピアノとベースのボーディングで始まり
ベースソロ、そして三位一体となってクライマックスを迎えます。
じぃ~んと胸に響きますよ。
また決して派手ではないですが、エド シグペンの繊細なブラッシングが
名曲たちをより素晴らしいものにしてくれています。

「オスカーピーターソン」の画像検索結果

「レイブラウン」の画像検索結果

「エドシグペン」の画像検索結果

 
慌ただしい日々が続く中、たまぁに聴くWE GET REQUESTSは
僕の心を癒してくれています。

是非とも皆さんもこのアルバムを聴いて、リラックスしてみてはいかがですか?

                     (写真は全て引用)

Cal Tjader&Acid Jazz

Written by 伊知地 伸夫June 05,2018

80年代にロンドンで誕生した一大ムーブメント、"ジャズで踊ろう"、ACID JAZZ。
ACID JAZZは80年代にロンドンのクラブシーンから誕生したジャズカルチャーですが、
当時DJ達がこぞって50年代~60年代の音源を取り上げていて、
新しいジャズの到来にとても興奮したものです。
その中で僕がハマっていたのがカル ジェイダーで
彼のラテンジャズは踊るには持って来いでした。

cal tjader に対する画像結果
cal tjader に対する画像結果
「カル ジェイダー wiki」の画像検索結果

当時の僕はヴブラフォンはおとなしい楽器のイメージが強くて、
MJQぐらいしか知らず、あまりヴブラフォンを聴いていなかったのですが、
クラブで流れる音は全然違っていて、ノリノリになれたのがきっかけで
カル ジェイダー、ロイ エアーズ、ボビー ハッチャーソンなどをよく聴きました。
そして最近は暑くなってきたせいか、構えなくて聴ける
南国ムードが漂うカルジェイダーをよく聴いています。

弊社のブランドでON THE ROAD「路上」というブランドがあるのですが、
その由来となったアメリカの小説家ジャック ケルアックが「路上」の中で神様と称した
クール ジャズの第一人者ジョージ シアリングの楽団にカルジェイダーは加入しました。
その後、スタン ゲッツやアニタ オディらとの共演などを通じてヒットを連発しました。

ジョージ シアリング楽団
「カル ジェイダー  ジョージ シアリング」の画像検索結果


スタン ゲッツ ~カル ジェイダーセクステット
「カル ジェイダー  アニタオディ」の画像検索結果

アニタ オディ&カルジェイダー 
タイム フォー2
「カル ジェイダー  アニタオディ」の画像検索結果

当時ロンドンのDJ達の感性には驚かせられました。
クラシックな音楽を聴く環境が変われば、
まったく新しい音楽になることを証明してくれたのですが、

僕の中ではジャズは黙って聴くものだったので、
とても衝撃的で新鮮な感じで楽しめました。
そして夜な夜なクラブ通いをしていたものです。

(写真は全て引用)

1