Cal Tjader&Acid Jazz
June 05,2018
80年代にロンドンで誕生した一大ムーブメント、"ジャズで踊ろう"、ACID JAZZ。
ACID JAZZは80年代にロンドンのクラブシーンから誕生したジャズカルチャーですが、
当時DJ達がこぞって50年代~60年代の音源を取り上げていて、
新しいジャズの到来にとても興奮したものです。
その中で僕がハマっていたのがカル ジェイダーで
彼のラテンジャズは踊るには持って来いでした。
当時の僕はヴブラフォンはおとなしい楽器のイメージが強くて、
MJQぐらいしか知らず、あまりヴブラフォンを聴いていなかったのですが、
クラブで流れる音は全然違っていて、ノリノリになれたのがきっかけで
カル ジェイダー、ロイ エアーズ、ボビー ハッチャーソンなどをよく聴きました。
そして最近は暑くなってきたせいか、構えなくて聴ける
南国ムードが漂うカルジェイダーをよく聴いています。
弊社のブランドでON THE ROAD「路上」というブランドがあるのですが、
その由来となったアメリカの小説家ジャック ケルアックが「路上」の中で神様と称した
クール ジャズの第一人者ジョージ シアリングの楽団にカルジェイダーは加入しました。
その後、スタン ゲッツやアニタ オディらとの共演などを通じてヒットを連発しました。
ジョージ シアリング楽団
スタン ゲッツ ~カル ジェイダーセクステット
アニタ オディ&カルジェイダー
タイム フォー2
当時ロンドンのDJ達の感性には驚かせられました。
クラシックな音楽を聴く環境が変われば、
まったく新しい音楽になることを証明してくれたのですが、
僕の中ではジャズは黙って聴くものだったので、
とても衝撃的で新鮮な感じで楽しめました。
そして夜な夜なクラブ通いをしていたものです。
(写真は全て引用)