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伊知地 伸夫

伊知地 伸夫

”FAIRFAX” TRAD部門ディレクター

”FAIRFAX” TRAD部門のデザインを長年にわたり担当。
アメトラ的着こなしをモダンに着崩す手法の師匠的存在。
また、中学時代から嵌まっているJAZZ、特に50’s 60’sのビンテージレコードを数多くストック。
今回、その知識の深さを教授していただきます。

RAHSAN ROLAND KIRK

Writed by 伊知地 伸夫September 08,2017

ラサーン ローランド カーク
JAZZの世界でも、日本ハムの大谷翔平のようなマルチ奏者が数多く活躍しています。
その中でも僕が大好きなミュージシャンはエリック ドルフィー、ユセフ ラティーフ、
サシブ シバブなどです。
そして賛否両論がありますが、盲目のマルチ奏者ローランド カークも大好きです。
彼が凄いのは三刀流、四刀流は当たり前、そして目が不自由なこと。
晩年は半身麻痺になっても楽器を改造してまで演奏を続けていたこと。
エリック ドルフィー 1964年死没
独特な流れるようなアドリブが魅力。
ブッカーリトルとのファイブスポットライブは圧巻。

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ユセフ ラティーフ 2013年死没
オーボエをジャズに取り入れ、巧みに操り、何処かエキゾチックな演奏が特徴

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サシブ シバブ 1986年死没
ラテン系サウンドが魅力で、今でもクラブDJに大人気。

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ローランド カーク
WE FREE KINGS 1961年
若々しく、正統派ジャズを聴くことが出来る。

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THE INFLATED TEAR 1968年
僕の大定番。
1曲目 The Black and Crazy Bluesはローランド カーク的な葬送行進曲です。

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人によってはゲテモノ、邪道と言う人がいて、正統派ジャズファンにはまったく受け入れられていなかったローランド カーク。
一度に3本のサックスを口に含んで演奏したり、鼻でフルートを吹きメロディを奏でる彼は大道芸人と言う言葉がぴったりなミュージシャンだと
思っていました。そんなこんなで全く聴くチャンスもなかったのですが、80年代後半ジャズに飽きた時期に試しに聴いてみてビックリ仰天!!
メロディが美しいんです。素晴らしいんです。何とも言えないんです。ジャズ、ブルース、ロックの魂が聞こえた気がしました。
是非とも風評を無視して一度トライしてみてはいかがでしょうか?
ジャズに囚われない、もっと大きな世界観が訪れますよ。

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写真は全て引用

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