Tales of Moon and Rain
July 18,2017
雨月物語 / 原作 上田秋成(1776、安永5年)
映画 監督/溝口健二 1953年
ヴェネチア映画祭銀獅子賞受賞
森雅之、京マチ子、田中絹代、小沢英(栄次郎)、水戸光子
二家族の物語、一人は、焼物職人、一人は、畑作りで、世間並の生活をしていたが、
藤吉郎の戦国時代、其々、野心を持つ。
長浜に焼物を売りに行くための、舟のシーンが、悲しくも美しい!
長浜の市は大賑わいで、二人は焼き物でお金を得るが、、、
亡霊が化けた"若狭"に、夢を見せられる、陶酔のひと時
お化け屋敷のシーンも、素晴らしいです!モノクロは素敵なイマジネーションを
一方、武士に憧れる方は、運よく大将の首をゲットし、出世街道かと?
祝勝飲み会の旅籠で、妻が女郎になったのを知り、今までを後悔する
狐に騙された者は、焼け落ちた屋敷の前で、覚醒する
落ちぶれ果てて、家に帰るが、、、妻と子の幻覚?
そして、一人は焼きものつくり、一人は畑耕し、精を出すシーンが終わりを迎える
(全て、引用写真です)
教訓めいた映画内容ではありますが、フィルムが美しいです。
昔の監督の美意識の高さにあらためて感服する次第!!!(映画って、いいですね、、、)