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GIERRE

Written by 慶伊 道彦September 29,2008

ジエレ 
今週は、イタリアのネクタイの紹介です。
小さなメーカーながら、多くの一流店のネクタイを手がけ、丁寧な作りで知られる。
オーナーデザイナーのG IANCARLO REGAGLIAは職人気質のイタリアン・ジェントルマン。
"GIERREの製品は、全て自分の目の届くところで作りた い・・・。"というポリシーを持っており、コモで生地の生産をし、裁断は自社にある工房にて行います。その後、縫製をミラノ 郊外、そして自社で最終検品と、本当に彼の目の届く範囲で作られています。

8色のNavy,Wine,Olieve,Brick,Brown,Lt.Blue,Gold,BeigeのWARP(タテ糸)を使い分け、デザインがクリアーになる様、タテ出しの柄を多用しWARPとWE FT(ヨコ糸)のミックスで立体的なグランドを表現する。
シャープなデザインセンスと、どことなく温かみを感じさせる柔らかな色使い。
そのバランス感覚がミラノでも屈指のショップ "DORIAN I"や "BRIANN BARRY"のオリジナルタイすべてを受け持つ由縁かもしれない。

今シーズンはアーカイブデザインを、得意のWARP C OLORで表現した、いかにもM ILANO ELEGANCEを感じさせるカテゴリーと、アメリカン アイビーをミラノ風にアレンジした、REGIMENTAL、TARTAN CHECKのカテゴリーが秀逸の出来である。

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Robert Godley

Written by 慶伊 道彦September 24,2008

サイコバニーのデザイナー、ロバートゴドレー氏が来日しました。雑誌などで度々取りあげられているので、ご存知の方は多いと思います。
なかなかワイルドな奴で、ウィンドサーフィンやモトクロス、バイシクル、マウンテンスキー、etc アクティブなスポーツとペントハウス?が好きな男です。又、イギリス人らしくウィッ トなユーモア精神も兼ね備えています。
今回来日した主な目的は、伊勢丹の売場で トランクショーを行う事です。
“キモかわいい”という評判のウサギマークの説明や売り 込みに頑張っていただきました。
少ないですがファンの方もいらっしゃいまして盛況でした。
また、ルウォモヴォーグ9月号のBARNEYS N.Y.スペシャルで載りました。(ロバートゴドレーの楽しい写真)当社も協賛広告をうちました。時間を作って書店で立ち読みしていただければうれしいです。
写真のスタイルですが:いつも、ジャケッ ト(スーツの上だけって感じ)とジーンズ。ジャケッ トはHUNTMAN、ジーンズはビンテージリーバイス。ベルトのバックルは、インディアン手彫りのシルバーサイコバニーオリジナル、シューズは、エドワードグリーンのみ愛用【靴底にRGとイニシャル入り】ワイルドな感覚ですが、メーカーにだけはこだわっています。

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夏秋スタイル

Written by 慶伊 道彦September 16,2008

8月が終われば、いくら暑くてもいくらか秋の気配が漂ってきます。こういう時期には着るものに困りますね。まだまだツイードは着れないし、かと言ってマドラスやサッカーでは気がひける感じだし。
僕は、こんな時期にはブレザースタイルを着用しています。冬春スタイル、夏秋スタイルには、ブレザーが大活躍します。例えば、紺のサマーブレザーに秋色のチノパンツ。ネクタイにも茶系をもってきます。サマー生地でありながら紺色と秋色を持ってくることで秋の気配を感じさせます。
上級編としては、スーツの上だけ使い、ボトムにはコットンパンツ。(白でも、チノでも良い) シャツには秋の柄 - タッターソール - をもってきて、ネクタイはあえてウールタイ!目線だけを秋モードに。
9月いっぱいこんな感じで乗り切れば、10月はすぐにやってきます。
ツイードの秋!

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有楽町で逢いましょう。

Written by 慶伊 道彦September 08,2008

フランク永井の "有楽町で逢いましょう" が、その昔、そのまた昔、大ヒッ トしましたね。ところで、なんか最近ジェロ?という歌手がリバイバルで歌っている記事をスポーツ新聞で見ました。
しかし、なんでまた、吉田正先生の遺族は彼に 歌わしたのでしょうかね?せっかくの有楽町の哀愁がまた消えちまいそうな気がします。(もっとも僕は、ジェロの歌を聞いたことがあり ませんが。)
僕が考えるに、60'S 超スリムタイにコンポラスーツでずーっと通してきたフランク永井スタイルをもっと文化として残しておきたいと考えるだけなのです。実はあのスタイルは昭和レトロと60'S を考える上で重要ですから、そのジェロ君がHIPHOPスタイルではなくて、"夜の大走査線"のシドニーポワチエばりのコンポラスーツにスリムタイスタイルで歌っていただけると大大喝采したいわけです。(多分メッチャかっこいいでしょうね。)
以上、慣れないスポーツ新聞コラム欄風でした。

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バミューダショーツ進化論

Written by 慶伊 道彦September 01,2008

ネクタイはクールビズの主役の座を降りる?
ネクタイとクールビズの関係は、女性がはくス トッキングにクールビズを関係づける位、貧弱な発想だと思いますがどうなのでしょうか。シース付きス トッキング(今どきそんなモノはく女性はいないでしょうが、もし見かけたらドッキッとしますよね)でなく、ス トッキング無しのナマ足スタイルだと不安をかかえる女性と同じ様に、ネクタイをしないスタイルに不安を感じる男性も少なくないはずです。暑さ対策だけでしたら、ネクタイ以外のアイテムにも同じ位考える必要を感じます。
今年、僕は思いきってバ ミューダショーツをはきました。黒のドレスシューズに黒のハイソックスを合せたかったからです。もちろん、ジャケットにネクタイをしました。この2つのアイテムがないと、フリーターになった 気になるからです。(ドレス × 崩しの法則)驚いた事に、意外に涼しいのです。ジャケ・パンにノータイよりはジャケ・タイにバ ミューダの方が圧倒的に涼しいのです。ということは、クールビズと巷で言われているスタイルはこのスタイルじゃないのかなぁと思った今夏でした。
政治家の皆さんも、サッ カーのジャケッ トに 白のボタンダウンとニッ トタイ(もしくはレジメンタルタイ)、バ ミューダにハイソックス(黒に 限る)。こんなルックで登院していると支持率もグーンとUPするんじゃないかなと思います。TV討論の際でも、テーブルの下のショーツは映りませんから、TV画面では正装ぶりをアピール出来ますし(笑)。
アパレル産業も、こういった一大変革提案をしなくっちゃいけませんね~。
ウチの会社も、来年はバ ミューダショーツキャンペーンでもやろうかな。ツィードのジャケットにウールタイをしてショーツスタイルをした人には、半月分の賞与UP。(一応考え方を記しただけです。)

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中野 香織

エッセイスト/服飾史家/
明治大学特任教授

吉田 秀夫

”盆栽自転車” 代表

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"BOOT BLACK JAPAN" 代表

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伊知地 伸夫

”FAIRFAX” TRAD部門ディレクター

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”FAIRFAX” 代表取締役

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