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PEDRO ALMODOVAR

Written by 慶伊 道彦December 05,2016

ペドロ・アルモドバル ・ スペイン映画監督

僕が観た監督の古い映画を公開順で上げていきますが、
セクシリア、バチ当たりの修道院の最期、マタドール、欲望の法則、
神経衰弱ギリギリの女たち、アタメ、ハイヒール、キカ、

以上ここまでは、アルモドバル映画の魅力の一つである、クソ馬鹿馬鹿しい!
映画です。社会常識にとらわれず、むしろ挑発(例えば、修道院でのレスビアン、
ゲイとレズ、バイSEX、コカイン、彼の映画では、浮気などは大した毒気ではなし)
その痛快さに、僕は毎度毎度、映画館に足を運びました。スペイン映画の魅力も
彼から学びました。

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一度などは、せっかくスペインに行ったのに、映画館三昧!(もったいない!?)
スペインの人は映画が大好きです。(インドの次くらいかな?)ただし、まずもって
僕が知る限りは"吹き替え"です。ですから、声優の人気度がすごく高いです。
アメリカ映画をスペイン語の吹き替えで見ると、なんと!違う映画に思えてくるのです。
不思議な時間でした。サグラダファミリアを見るのとどっちを取ればよかったかな~?

そして、オール・アバウト・マイ・マザー、トーク・トゥ・ハー、ボンバベール
女性の心の繊細さを描くシリーズでしょうか。このあたりから作風が変わります。

ペネロペ・クルス(ミューズ!!!)
このあたりから出演、あまりの魅力にノックダウン!
特に、"抱擁のかけら" なんとまあ~~オ~~マンダムって感じ。
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その後、私が生きる肌,,,などキワモノをとる。

そして、今日の話題最新作 "Julieta"  "ジュリエッタ"
映画は、母と娘、親子の絆と相克、その見逃した運命を描いています。

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映画冒頭タイトル画面からいいんです。真っ赤なドレープした服地がうねる!動く!
まるでそれは心臓のようでもあり女性のようでもあり絆の血のようでもあり。
とに角、色彩がきれいです。そのあとの最初の登場人物であるジュリエッタが
真っ赤なドレスをまとって登場。(いいんです~~)
監督は今回は、映像に特に力を入れていると思いました。印象に残るシーンが多く。
電車を横にともに走る鹿のシーン、漁師の家が海と同じ高さゆえ見える、窓から見る
海の美しさと荒れ狂ううねり。そしてピレネー山脈の美しさ。
また、若い時代の鮮烈な"青"と、対象的な12年後の"赤"、そして"白"
色でもって気持ちを表現しているように感じました。

新ミューズとか、アドリアーナ・ウガルテとペドロ監督

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(以上、全て引用写真です)

映画は、見終わった後、なにか一つ頭に残ればいいんです、深読みは禁物!ネ

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