MADE IN SWEDEN
December 12,2016
北欧ミステリーがすごいことになってるゾ!と
スエーデンは北欧デザインと高度な文化の香りする国です。福祉政策も充実
人間味にあふれた国という印象があります。
しかし、移民問題や家族の絆といった深いテーマもかかえます。
そこに焦点を当てながらも、実話をもとに実に面白くエキサイティングなストーリー
このミステリーを読まずして今年は終わらないのではないかな?
Bjorndansen / 熊と踊れ / MADE IN SWEDEN(アメリカ出版)
ノンフィクションとフィクションの境目をパズルでつないで構成(作家談)
これはな......熊のダンスだ、レオ。いちばんでかい熊を狙って、そいつの鼻面を殴ってやれば、
ほかの連中は逃げ出す。ステップを踏んで、殴る。ステップを踏んで、殴る!
たいしたパンチに見えなくても、何度もやられれば相手は疲れてくる。
混乱して、不安になってくる。
ちゃんとステップを踏んで、ちゃんとパンチを命中させれば、おまえは熊にだって勝てる!
(引用)
ミステリーは、解説するとネタバレになるので控えますが、今季最高に楽しめること
間違いなし!
一昨年は、"ミレニアムシリーズ" が大ヒット!
今年も "催眠" など面白いミステリーが登場し、北欧から目がはなせません。
先月読んだのが、イタリアのミステリー "パードレはそこにいる"
いや~正直言ってイタリアから、あのようなすざましいミステリーが生まれるとは?!
やはり、内容は語れませんが、主人公の設定がユニークで引きこまれました。
昨年の、"その女アレックス" "悲しみのイレーヌ" は、フランスミステリー。
ということは、北欧に限らず、欧州のミステリーがようやく日本に登場ということ。
今までは、イギリスの謎解きもの、アメリカのハードボイルドが主役でしたが、
これからは、多くの国のミステリーが楽しめるので、ファンにはうれしいニュースです。
年末年始、夜更かしのともに!
(全て引用写真です)