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ロンドンレポート

Written by 慶伊 道彦April 02,2007

3月20日からの駆け足欧州出張!風邪のため、ミラノ、ロンドン、のみ。
スリムタイ: ロンドンのウィンドウが今回はスリムタイを打ち出していました。勿論今までもディオール等やストリート系では早くから見せていましたが、今回驚いたのは、クラッシックなラインを得意としているウィンドウにもスリムタイを合わせていたということです。意外と新鮮!シャーツの襟はスタイル、サイズともそれほど変化していませんし(それでもやや5mm程小さく)、スーツも2ボタンのスリムフィットなど大きな変化はありません。非常に乱暴にいうと昨年までのスーツ、シャーツにネクタイだけをスリムに取り換えたという感じですかね。それなのに新鮮!驚き!Vゾーンがまったくミニマムな感覚に変わります。当然、ネクタイの色柄ともにミニマムなラインに沿った変化があります。無地もしくは無地調が中心で柄も小さいものが目立ってきました。是非、クラセコリッチなモードに飽きた方はTRYしてみたらいかがでしょうか?ちなみにスリムタイの幅は、クラッシック派は6.5cm、モード派は5cm。
ハレの日ルック: もう一つ印象に残ったのは、ハロッズのウィンドウ。メンズ、レディスともにプライベートな”ハレの日”をテーマにディスプレイしていました。ロンドンでも東京同様に”ハレの日”ルックでのお出掛けが増えているのしょうね。ハロッズ以外の素適なウィンドウもそんな気分の雰囲気を訴えていました。普段がカジュアル過ぎる反動がそんなスタイルを要望するのでしょうか。

ペトロニュウス社長來日

Written by 慶伊 道彦April 02,2007

ミッドタウンがオープンしました。スケールといいリッチさといいNYにひけをとらない感があります。好き好きはさておき。ところで、我社が契約していますイタリアの老舗ネクタイメーカー”ペトロニュウス”のルィージ社長がミッドタウンのオープンに合わせて來日しました。(マリネイラ店の招待で) 氏のオシャレは所謂正統派クラセコの原点です。写真でお見せできれば、納得しやすいのですが残念です。いわゆる日本のファッション雑誌でよく登場するスタイルとはチョットちがいます。ほど良いトレンドを取り入れたクラスの高いビジネスマンに近いです。フランスの雑誌”ムッシュ”の香りといっていいかな?当日のスタイルですが:グレーのウールヘリンボーン地のポロコート、同じくグレーのグレンチェック2ボタンスーツ、胸には白のリネンチーフ(イニシャル入り)、小さめの淡いブルーのギンガムチェックのシャーツに紺無地のシルクタイ。焦げ茶のプレーントウシューズと同色の使い込まれた皮のドクターバック。ギンガムチェックと古いバックがタイドアップしたクラッシックスタイルに粋なリラックス感を与えます。ヘリンボーン+グレンチェック+ギンガムチェック、脱帽!ちなみに同社長は3代目。程よい上品さは歴史の賜物ですかね。

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中野 香織

エッセイスト/服飾史家/
明治大学特任教授

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”盆栽自転車” 代表

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”FAIRFAX” 代表取締役

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