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old england

Written by 慶伊 道彦December 26,2011

OLD ENGLAND in PARIS

パリの老舗ショップ ” オールドイングランド ” が、来春をもってクローズとなります。
この話は、秋口にDRAKESから聞いていたのですが、日本にもこのライセンスショップがある関係上、皆さんにお知らせを控えていましたが12月5日付けの新聞で発表されましたので、ちょっと一言、、、。

パリの本店は、クローズの後、他の場所で再オープンという記事が出ていましたが、当然今までのあの素敵な古めかしさは望めないでしょうし方針もかわるでしょうから、実質閉鎖ということでよいのでしょうか。

僕は欧州リサーチにいくと、勿論ミラノやロンドンは勉強になりますが、それでもやはりパリのオールドイングランドが一番刺激を与えてくれ大好きな店でした。古さの中にある男のチャーミングさ!そう、パリジャンそのもののスタイルを見せてくれるからです。
いつも店の中にいるとフランス映画の主人公を思い出し、つい長居して困るのでした。
アンソニーパーキンス、ジャンルイトランティニャン、イブモンタン、ジャンギャバン、etc.
フレンチTRAD、フレンチIVY、フレンチコンチ、フレンチカンカン??、

でも、無くなるからといってパリを悪く言うことはできませんね。NY、ロンドン、ミラノ、東京、どの都市も今では、いわゆるセレクト系が主流ですし、オールドクラシックな造りやスタイルは、時代ではなくなり生き残れなくなるのでしょう。(家族でやってる店はありますが)
いまでは唯一、NYのポールスチュアートが古い時代のイメージを少なからずのこしている大型SHOPといえるかな。ここも創業社長が亡くなったので、これからの後継者しだいというところですが、、、。
洋服屋さんだけでなく、東京では僕の好きなカウンターBARやコーヒー喫茶店もタクシーに乗らなくては行けないくらい少なくなりましたしね。
せめて、映画の中でトップリと浸るだけですかなぁ~~。淡い恋も!

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映画 ” サルトルとボーヴォワール ”

早速見てきましたが、なんとも話しようがないというか。多分、映画の二人が僕の思うタイプでないせいでもあるのでしょうね。
~~~映画評いわく、これは偉人伝めいた通常の伝記映画の攪乱を意図するものだろう。むしろ二人の時代にそぐわない(先取り)あきれるくらいの野生であり、愚かさを表現するためのしかけ?~~~
まあ~とにかく主役俳優にどこか魅力をかんじないと映画って、おもろくねぇんだよなぁ~
それに40年代のパリのアッチャコッチャが美しく出てくるのですから、服装ももうちょっと粋にきめてほしかったしね、コチトラ服好きとしては。
折角、世紀のカップルの話なのだが、監督のミスキャストで?私まで攪乱されました。
これはまさに狙い通り??

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忘年会シーズンもほぼ終わり、皆さん!いかがでしたか?今シーズン。
弊社仲間の恒例のパーテイ写真を愛でてくださいナ!
富士急フジヤマのごとき急降下の日本の今年も、そろそろ終わりを告げます。
月並みですが、皆様にとって来年がよい年でありますようにお祈りいたします。
では来年2月に、お会いできれば、、、!


merci merci merci
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foreign books

Written by 慶伊 道彦December 19,2011

最近、購入した洋書紹介。

TRUE PREP
NY出張の際、ブルックスブラザーズで購入。ブルックス発行のプレッピーマニュアルハンドブック。
80年代に初めてプレッピーが紹介された同様のマニュアル本を思い出しました。
アメリカにも、結構おタッキーが存在しているのです。


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PREPPY
ジェフリーバンクスが編集責任。70年代、ラルフローレンに影響を受けBLACKながらTRADデザイナーとして活躍しました。モダンTRADといった位置付けか?同世代のセザラニよりは上?
写真集ですが、特別ヤッター!という写真が少なく、表紙装丁の良さで買いましたが失敗。初心者用ですかね。


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R.F.K.
Robert Francis ”Bobby” Kennedy
ボビーもミドルネームが”F”とは、驚きました。大統領があまりにも魅力的なので、実力のわりには人気がないので、、、。
写真は、主にケネディが暗殺されボビーが出馬宣言するところから、兄同様にまた暗殺されるまでの期間の写真です。
写真から考えるに、やはりボビーは、ドラマで伝えられたような真面目な人だったのでしょう。それだけに、いまいち写真はインパクトに欠けます。ファッション面でも同様な感があります。
ほんまにこの方はモンローとベットを一緒しましたんでっか!?
しかし、当時の普通の人々から(特にBLACKの人々)、圧倒的な支持を受けていたことも窺えます。黒人俳優シドニーポワチエの喪服スタイルの写真も載っていました。


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Beat Memories
おなじみビートジェネレーションの肖像写真、それにギンズバーグのペンによるコメントが加えられています。
やはり、どなたさんもくせ者ぞろえのビート派ですから、上記のボビーと違い写真の迫力はスゴイ!


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LETTER TO JACKIE
ジャッキーに宛てられた手紙の紹介本。いろんな人からの手紙が送られてきていて、非常に興味深いです。
NY情報でも言いましたように、ジャッキー関連本は、NYの沢山の雑誌で取り上げられていました。やはり、アメリカの人々はケネディ家を愛しているのです。


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ゲイリークーパーの本が話題ですが、あまりに反響がありすぎ入荷が遅れているみたい?
新春にはGET!今から、楽しみです。

Bleeker street

Written by 慶伊 道彦December 12,2011

NY.レポート #5  ブリーカーPOLOストリート

僕のおなじみ、ブリーカーの話。(あきないね~~ネタ不足?)
僕にとっては20代から愛しているストリートなので、やはりいつも来ちゃいます。

来るたびに少し少し少しづつ賑わいが増してきています。やはり、Book Markが昨年オープンしてからの事ですね。こちらのマークンは、女性に人気がありますから。でも、ブリーカーがこれ以上賑わってSOHO状態にならないことを、コチトラとしては願っています。

今回驚いたのは、POLO関連ブランドのショップが一気に広がっていたことです。
まさに、ブリーカー=POLOストリート、ラルフローレンに占拠された感。
ラルフもこの通りがすきなのでしょうか?多分
元々、10年程前からある店は、今回、ブラックレーベルを基調にしたドレッシートレンドに一ひねり。素敵なテーラードスタイルの店として再出発。GOOD SHOP!
その隣には、今までのカジュアルラインのみをピックアップして構成したショップに。
向かい側には、RUGBY tailor として、新たなメンズ、レディス、の2店。他にダブルRLの店も。どの店も、スタイリングは本店を上回っていると思います。やはり、この地、ヴィレッジの雰囲気、住民の嗜好、etc. 好きなようにやりなさい!という、ラルフからのメッセイジを感じとることが出来ます。
いや~これだけやられちゃうと、他のデザイナーブランドは、彼の地では無理なのでは?


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Night's PINO

Written by 慶伊 道彦December 05,2011

NY.レポート #4

NY.は、いつもショートスティなので、せいぜい夜遊びは、1~2回です。いつも、地元のニュースに強い人のアテンドのお陰で、ツーリストでも意外と旬な場所に出かけられます。
今回、待ち合わせに使ったのが昨年にできた新しい HOTEL JAMES の屋上にあるBAR。ロケーションはSOHOの西、トライベッカの上といった辺り。
ワンランク上のラグジュアリーホテル。
オープンテラスからみるNY.の夕方の風景を楽しめます。エンパイヤが近くに見え、西にはハドソン川も見られます。お飾りですがプールもあり、屋外のラウンジは賑わっていました。


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その後、食事はミートパッキングエリアにある、ABE&ARTHUR’S、フレンチベースのウエスタン料理。1Fは、きちんとしたレストランスタイルですが、2Fはカジュアルタイプでわいわいガヤガヤ。サイコバニーデザイナーのロバートゴドレイ氏との食事でしたので、
途中で女優の(現地ではかなり有名!)奥さんが陣中見舞い。
一瞬周りのテーブルがガタガタガタ!

食後、SOHO地区のWATT streetにある、ガレージ風のクラブに。入口は、ドアが一枚なので危なそうでしたが、中は普通のラウンジ仕立て。当日は、誰か?主催のクラブイベントとかで盛り上がっていました。(写真はドア入口)
最近、東京ではクラブ通いをしないので疎いですが、危なすぎずヒルズすぎずっていう、程良いバランスがNY.にはありますね。

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翌日、THE WAVERLY INN へ。僕の好きなエリアであるグリニッチビレッジのWaverly Place 角にあるレストラン。NEW レストランですが、古くからある建造物をそのまま
リノベートして生かしているので、ほどよい古さが落ち着いた空気を醸し出すイカシタお店。すぐにロンドンのレストラン”IVY”の雰囲気を思いだしました。
入口のBARが特に良い感じで小さいですがチョット昔の英国を感じさせてくれます。
歴史にコンプレックスのニューヨーカーをくすぐるには、この位の脅しが有効なのでしょうか。料理は別として(感想がないというだけでまずいわけではない)、お酒がおいしかったです。勿論、PINO

PINO : 赤ワイン ”ARIES PINO NOIR” は、ナパバレー産、オーガニックグレープを作って有名なRobertKlnskey Vineyard の1本です。
”VILLAGE”ラベル、定番ラベルではなく、限定モノ、ラベルの羊さんイラストが可愛くイカシてるでしょ。
白ワイン : ”Sancerre” は、フランスのLoire Valley産、ブルゴーニュよりもっとスイス寄り。
これからの季節、生カキとの相性としては、シャンパンと同格。意外と知られていない産地ですが、値段も手頃でお薦めの1本!


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中野 香織

エッセイスト/服飾史家/
明治大学特任教授

吉田 秀夫

”盆栽自転車” 代表

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"BOOT BLACK JAPAN" 代表

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”FAIRFAX” TRAD部門ディレクター

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”FAIRFAX” 代表取締役

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