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Dalida

Written by 慶伊 道彦June 18,2018

ダリダ ~あまい囁き~

いわく、"愛を欲し、歌に生きた" シンガー"Dalida" の生誕85周年記念映画
文化村ル・シネマで、見てきました。

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まずは、映画の話から進めます。
ダリダ役は、スヴェウァ・アルヴィティ、イタリヤのモデル出身で、今回が初の主演作。
多分、選ばれたのが同系の美人というところでしょうか。演技力がそれほど必要でない
ストーリーだということもあるのかと?(見た限り、特にベタというわけではないですが)
筋書きは、54年~87年のデビューから亡くなるまでを、ヒットソング中心で進めます。
恋愛遍歴も順々にと!極めてわかりやすく、監督の手腕は、関係ない映画でしたが、
ダリダの生涯をそれほど知らない僕には、かえって楽しめました。

また、衣裳がすばらしかったですね!ダリダ本人はファッションアイコン、60年代、
70年代、80年代とそれぞれ魅せてくれます。

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下の写真、このシーンはなんと!ラコステペアー、ウェス・アンダーソンを感じました。

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歌手"ダリダ"は、イタリア移民のエジプト生まれでフランス人!!!さすが、ヨーロッパ!
とに角、ミスエジプトにも選ばれたくらいですから美人でスタイルもよし、さらに歌もうまい

56年に"バンビーノ"でスターに!
その後、いわゆるカバー曲のヒットを連発!!!
"コメ・プリマ" "日曜はダメよ" 僕の青少年時代は、カンツォーネやシャンソン、
そしてバラードが人気なころでした。よく聴きましたね。
映画ゴッドファーザー愛のテーマも、ダリダかと。
"18才の彼" 灰色の途" "ベサメ・ムーチョ" 

一番、ポピュラーなのは、この曲でしょうか。"パローレ・パローレ・パローレ"、、、、
アラン・ドロンとのデュエット"あまい囁き" 73年

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ダリダのスタイリッシュなワードロープ展が、昨年夏に、パリの美術館で開催。
映画でもあったシーンですが、20年間スタイルをキープされたスレンダーボディ。
精神的にも追い詰められながらの賜物でしょうか。オシャレさんです。

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僕は、彼女のこんなスタイルがカッコいいかと

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アルバムのジャケットも素敵です、

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面白い話として、モンマルトル広場のダリダ銅像、胸をふれると幸せになりとか?
両手で触る人が多いらしくて、胸のところだけピッカピッカ!!僕も機会が訪れればと。

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(写真は、全て引用写真です)

生涯を詳しく語ると、先ほど言いましたように映画のネタばれになるので、
ここでは言いたくありませんが、とにかく男性運の悪い方だったようですね。
この映画をみると、あなたもきっとダリダのアルバムを聴きたくなること確実!

Jonny Greenwood

Written by 慶伊 道彦June 18,2018

ジョニー・グリーンウッド

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"レディオ・ヘッド" リードギター、シンセサイザー、ヴァイオリン、、を
こなすマルチプレーヤー。最近は、独り立ち、映画音楽を任されることが多い。

"ビューティフル・ディ" 
原題は、"You were Never Realy Here"  哲学的な題名ですが、さすが邦画の題名。
個性派 ホアキン・フェニックス主演のノワール映画。カンヌで主演男優賞を獲得!
ホアキンフェニックスの演技の凄さは、かた時もスクリーンから目を離させません。
それと同じくらいの衝撃を受けたのが、サントラ音楽です。
ジョニーの組み立てるサウンドが頭に反響し、しびれます。最後まで席を立たなかった
のは、久々でした。(スターウォーズも最後まで席をたちませんが、ちょっと違う意味)
そういう意味では、DVDでなく映画館でみるべき映画でしょうか。

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この映画の監督 "ポール・トーマス・アンダーソン" は、この映画を含めて
4回もジョニーを起用しました。
"ゼア・ウイル・ブラッド" "ザ・マスター" "ファントム・スレッド"
どの映画も、素敵な出来栄えでしたが、僕は、サントラが、ジョニーとは
これまで知りませんでした。音楽素人の僕ちゃんが、衝撃を受けるくらいのサウンドを
"ビューティフル・ディ" で受けたわけです。

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なんと、"ノルウエイの森" の音楽も担当しいるのですが、僕は、この映画は見ていません

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"レディオ・ヘッド" に、ついても簡単に語らせてください。

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92年に、イギリスでデビューしたトム・ヨークを中心にした4人組のロックグループ
なんと、意外にもお家がいいとこ出か、オックスフォードのパブリックスクール出
なのです。ですから、ロックグループですが、目指していたのは、REM、ソニックユース
などのカッレジロック(そんな言葉があるとは思いませんが、大学祭出っぽいと)を
フューチャー、シンセ、ニューウエーブ、コステロ、ポールウエーラー、、に影響を
受けたとされる。(聞きかじりですが、、、)
一応、学問的には、ポストパンクの範疇にはいるかと。

'97  " OK Computer "
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'00  " Kid A "
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'07  " In Rainbows "
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この三枚のアルバムが、ベスト盤 (僕の購入したアルバムということで、、、)
(写真は、全て引用写真です)

Spaghetti Western

Written by 慶伊 道彦June 11,2018

"The Great Silence"
"殺しが静かにやって来る"

監督は、マカロニウエスタンの初期からの監督 "セルジオ・コルブッチ"
音楽は、マカロニウエスタンにはかかせない、エンニオ・モリコーネ
皆さんは、"夕陽のガンマン"シリーズをおもいだすでしょうね。

この春のニューヨークで見た唯一の映画ですが、見た理由は、NYタイムズの記事。
この映画は、あまりの暴力描写のため50年間、上映禁止されていたとのこと。
ようやく、アメリカでは、日の目を見たわけです。
(日本では、すでに上映されていたのだが、僕は見ていません)

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主人公は、幼い時に喉を裂かれたため、話すことはできません。つまりセリフなし!
その役を、なんとなんと!あのジャン=ルイ・トランティニャンが演じます。
"男と女" "暗殺の森" などとは、全然違い、当初、誰だかわからなかったです。
相手役も曲者 クラウス・キンスキー、ナターシャ・キンスキーの父親で、かつ
狂信的なオカルト役で人気。"夕日のガンマン" "群盗荒野を行く" など
マカロニウエスタン映画の悪役には欠かせない役者でした。

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クラウス・キンスキーが、珍しく主役をはった映画です。
いや~~これも、渋いマカロニでんな~~

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ラストが、あまりにも衝撃的なため、ハッピーエンドバージョンもあるとかいう
いわくつき映画。若いころ、一時、マカロニウエスタンにはまったことが、ありましたが
この手の、映画は見ていませんでした。マニア仕様といってもいいんでしょうね。
当時は、ジュリアーノジェンマなど、娯楽作品だけ見ていました。この手の、
やや社会派のウエスタンは、イタリア独自の感覚なのでしょうか。
あわてて、帰国後、それっぽい映画を、数本借りてみましたが、しかし、いいですね~

本家アメリカのウエスタン映画は、いわば戦後の国策の意味もあり(ジョンウェイン等)
白人対インディアンの戦いの構図でしたが、マカロニは、やんちゃな白人対あくどい
白人の構図、いわば同士討ち? インディアンは、脇役にすぎません。
マカロニのほうが、時代を50年先取りしていたということなんでしょうか。

皆さんも、マカロニウエスタン、いや!スパゲッティウエスタンをみませんか!

Tracy Thorn

Written by 慶伊 道彦June 04,2018

トレイシー・ソーン

80年代、ベン・ワットとコンビを組んだ "エブリシング・バット・ガール" 
しゃれたサウンドが、僕らを楽しませてくれました。
その後、彼らは結婚して解散。それぞれの音楽の道を進む。
どちらもいいんですよね~~おしゃれを感じます。(音楽にこんな言い方はないのかな)
ベン・ワットは、元 "ノースマリンドラブ" ですから、そのメランコリックな
サウンドは、証明付き!

大ヒット作 "EDEN"

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この三枚の写真で、ロンドン服装文化の変遷がわかります
というか、年令と共に!といったほうがいいかな?

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トレーシー・ソーンは、情景豊かに、英国伝統的な香りを、80'sサウンドに
からめ、メローに歌い語るのが、僕にはピッタリとはまりました。

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昨年秋に、発売された新アルバム "RECORD"

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今回、8年ぶりのスタジオ・アルバムを出したので、早速聴いてみました。
なんと、結構アップテンポなサウンドで、別の歌手の歌う80年代を彷彿!
語りがけな歌い方は、同じなのですが、バックにシンセポップ風サウンドが入り!
ユーリズミックス?なんてまでは思いませんが、結構、ダンスシーンも浮かぶ。
でも、それはそれで、当時を懐かしむ気分を、トレイシーも持ってはるん!と、共感。
昭和ですね~~


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