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NYレポート Ⅲ

Written by 慶伊 道彦November 19,2007

先週お伝えいたしました様にNYではポロブームの再燃で、いくつかのラルフスタイルの店がありますが全て賑わっています。
ポロ本店、ポロブラック、ポロスポーツ、ポロジーンズ、ダブルR,ラグビー、etc。
このあたりの匂いは、表参道のポロショップで少しは感じることが出来るかもしれません。
さて、メンズの今秋のディスプレイからの傾向をお伝えします。

1. キャメルカラー
コート、パンツ、ジャケット全てにキャメルの影響。
素材としては、フラノ、ツイードヘリンボーン、ツイードウインドペィン、ツイードハウンドトゥース。ドレスアップにもドレスダウンにも合いますし、今秋間に合わなくても来秋にも引き続きトレンドは続きますので、ショップで良いものを探してキープしましょう。
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2.ボータイ
フォーマルやドレスアップには、当然ボータイが必需ですが、今秋は普段のタウン着にも使われています。写真は、大人っぽい合せ方と、アイビーっぽい合せ方の両方。
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3.チェックのタイ
グレンチェック、ハウンドトゥース、etc チェックのタイがドレスアップのシーンに登場しています。
元々はカントリーな合せ方に使われていたのですが、近年は益々ドレスアップの為のキーワードとなってきました。
水玉のように是非一本ワードロープに加えて下さい。
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4.ニットタイ
ニットタイの便利さを知ったら、他のタイは出来ないと云う人が増えています。
もちろん、まず黒のニットタイ。それも、5cmスキニータイから6cm、7cmと揃えたいですね。太くなる程、ドレスアップ感が増しますので。その楽しさを知ったら、次はウールニットタイにチャレンジして下さい。カントリーな味を出せます。もちろん、スーツ、ジャケット、またはジーンズなど問いません。
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5.写真はありませんが、ニュースをもう一つ。
ニュースペーパーの特集に、〝タイドアップ″がありました。
最近の若者のスタイルにネクタイが取り入れられて来ているという話です。
二つのスタイルがあり、一つはカジュアルスタイル時にネクタイをするスタイル。ラルフローレンのラグビーショップは、常にウインドウディスプレイにはネクタイを締めていて非常に新鮮ですし、バンドオブアウトサイダー、スチーブンアラン、それから当社のサイコバニー等も、それにあたります。
もう一つのスタイルは〝ニューウォールストリート″。ウィズアウトタイルックがあまりにも一般的になりルーズな印象が出てきた反動でしょうか。やや細みのタイをキリッと締めた写真が目立ちます。ヤングジェントリーが好印象ですし新鮮です。

以上、ネクタイ離れの話題ばかりの日本とは、やや時差があるみたいですが。

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