LAMBERT & STAMP
August 03,2015
シーズンも真夏!いまさらですが、先月お伝えした "TRUNK" の春夏スタイルを、
カタログより抜粋しました。
従来の英国スタイルというより、イタリア寄りの "クラシコイングレーゼ" スタイル
トラベラー感覚なスタイルですが、ロンドンも新世代に突入か。
フランスの雑誌 "Monsieur" より、
カッコイイ夏のスーツスタイル!
ベージュ系のコーディネイトですが、やはり、シャツ、チーフ、
そしてスニーカーの白がポイントですか。
時代の流れにそれほど迎合してないところが、いいね~~コレ
さて、今日の本題 "LAMBERT & STAMP" / Kit Lambertの伝記映画
Kit Lambert と Christopher Stampのふたりで、"THE WHO" のプローデュース&マネジャー。
当時のフィルムと現在のインタビューを交差させて、彼らの活動から熱狂だったロンドンを!
(右 LAMBERT, 左 STAMP)
キットランバートは、芸術家一家に生まれました。父コンスタントランバートは、イギリスの
有名な作曲家&指揮者、その父は画家。そういう一家の影響か、当初はクラシック音楽を学ぶ。
当時のロンドンは、大きな変革期!POP音楽の革命みたいなものがあらゆるものに影響
(ビートルズ、ローリングストーンズ、、に代表される)
そこで、ポップグループの成長過程のドキュメンタリー映画を作ろうと、スタンプと組む。
結果として、そのグループのマネジャーまで引き受けることになるが。
そのグループとは、"THE WHO"
当初は、モッズ系のグループでしたが、ランバートはパンクバンドに変えて売り込む。
その後、大ヒットや挫折などもあるが、最後には、あの有名なロックオペラ "トミー" で、
大飛躍!ミュージカル仕立ては、クラシックを学んだことが生きたのか?(僕の私見)
グループのメロディメーカーPete Townshendは、今でも第一線で活躍しています。
因みに、相方であるクリストファースタンプは、あの!テレンススタンプのお兄さんです。
映画は、キットを中心にして、当時のロンドンのカルチャーシーンがふんだんに登場
ストーンズ、ビートルズ、ジミヘンドリックス、、、
キットの周りにいた人たちのインタビューを中心にして構成されていました。
ピートやロジャーダルトレイ、そのほかサポートメンバー、、、
モッズからパンクへと移る過程でのロンドンムーブメントを映画で楽しめたし、
赤木圭一郎が活躍した日活映画の撮影所シーンを思い出したりしました。
(キットとスタンプ)
(キットとピート)
(現在のピート)
"THE WHO"
(このころは、まだモッズの匂いが)
CHRISTOPHER STAMP
TERENCE STAMP
(テレンススタンプの若い頃)
テレンススタンプは、僕の青春時代を代表する俳優です。
映画 "コレクター" には、ビビりまくりました。ビビリバブルビビリバブルビ!
勿論、こちとら"コレクター"的願望は皆無ですがネ
あのスタンプの醸す当時のロンドンっぽい雰囲気がかっこよく、しびれたのでしょうネ。
あの頃の他の映画では、"欲望" "ダーリング" "赤い砂漠"、、、イヤ~全部いかったでんな~
スタンプは、"唇からナイフ"にもでていましたよね。
クリストファースタンプを映画で見たときに、アレッ?っと!
やはり、似てますね~兄弟ですから。それに二人ともいい感じの老け方で、うれしいヤね。
テレススタンプは、年令も年令ですから最近は脇役がほとんどですが、それでも
ウィットにとんで颯爽として歩く老人っていいですよね、ちょっとかてまへんゼ。
(引用写真です)
次週から夏休みに入ります。9月より再度開始予定です。
いつも親しくみていただきありがとうございます。