MANCHESTER BY THE SEA
June 05,2017
"マンテェスター・バイ・ザ・シー"
本年度のアカデミー賞主演男優賞、脚本賞
とても思いテーマ!しかし、乗り越えられなくたって、逃げられなくたって、生きていく。
生きることの尊さみたいなものを、いつの間にか見る側に感じさせてくれる佳作!
脚本家兼監督、ケネス・ローガンの優しさが映画に反映されたのでしょうか、また
主人公を演じるケイシー・アフレックの抑えに抑えた表情。語らないのに語る
名演技。何とも言えない口元の表情!アカデミー獲得は当然か。
プロデューサーはマット・デイモン、当初、監督、主演とも彼がやることになっていた
らしいです。やむなく変更、それが吉となり大化けしました。マットでなくて良かった!
海辺の町の淡々とした風景描写、それに合わせた静かなサントラミュージック。
小津映画の瀬戸内を引き合いに出されたようですが、
そんな雰囲気を味わえます。
主人公が最後にたった一度だけ微笑むシーン! よかったですね~~
ドラマっぽさや押しつけのない平々凡々とした流れ、またそれに沿う各俳優陣の
名演技、いい映画を見させていただきやんした。
(全て引用写真です)