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LANA DEL REY #4 ALBAM

Written by 慶伊 道彦November 30,2015

ラナ・デル・レイ 

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4作目アルバム "ハネムーン" を、ここのところズィ~~ト聴き込んでいます。
メランコリックな彼女の声は、遠く彼方の片田舎の思いって感で心をくすぐられます。
デヴィットリンチの "ツィーンピークス" だったり、"ブルーベルベット" だったりの彼女の世界観。
そして50年代のモノクロなフィルムノワール映画の世界にも入り込ませる、稀有な才能。
当人曰く "ゲットーで迷子になったロリータ" とか! まさにそんな彼女にホレホレ惚れてまっせ!
アルバムは、一つの映画を見終わった後のような感慨をくれます。
そのうえ、あの声、あのルックス、なんともいえない雰囲気。
こんなハネムーンは、あるんでしょうか?ロマンチックであるのにサッドで怪しくて、
経験してみたいようなしたくないような? なんともはや、ノックアウトになった僕ちゃんでした。
アルバムの終わりにかけて、ディランやアニマルズが取り上げたフォークの名作 "朝日のあたる家" を!
よろしおまっせ! なるほど! 

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今月になって、聴いているのが次のアルバムです。
こちらも、デヴィットリンチ監督の "ストレイトストーリー" のシーンを思い浮かべながら聴く。

JAMES TAYLOR
"BEFORE THIS WORLD"

ジェイムステイラー(シンガーソングライター)自身の13年ぶりのアルバムとか!
フォークの名作も1曲加えたオリジナルアルバム。いや~もう67才!になったのですね。
"画家と同じように、風景や経験、心の悩みや問いかけが浮かび上がると、曲にたどり着く"
日常の風景をゆったりと語るがごとく歌う。==日経、自由席より==

90年代に、一度ミニライブを見ましたが(SHIPSの何周年とかで?)
その時代は、流行りのラウンジミュージック風を取り入れてたサウンドでしたが、
それから年も取り程よく肩の力も抜けて、より深みがました感。
以前、感じなかった相性の良さを感じました。

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71年封切のロードムービー(モンテヘルマン監督) 映画"断絶"に主演、
ビーチボーイズのデニスウィルソンとの共演でした。そういえば個性的な二人ですね。
僕好みの素敵な映画でした。当時から男前だったのが、印象に残っています。

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(全て引用写真です)

HIPGNOSIS

Written by 慶伊 道彦November 24,2015

NY.MOMAフィルムで、ドキュメンタリー映画 "TAKEN BY STORM"  "ヒプノシス" を見ました。
70年代のレコードジャケットのデザイン集団の映画だという知識だけで、見に行っちゃいました。
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HIPGNOSIS(ピプノシス)は1968年にストームソーガソンを中心に3人で結成されたイギリスのデザイン・グループ
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当初は出版物のデザインなどが中心だったが、友人であったピンク・フロイドから2ndアルバム"神秘"
のカヴァーデザインを依頼されたのを契機に、音楽アルバムのアートワークを主体とするようになった。
==ウキペディアより抜粋==

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ヒプノシスがレコードジャケットをARTにまで高めた功績はすごいようです。僕も映画を見るまで知識は
全然なかったのですが、映画で語られるシンガーの話やレコードジャケット写真で、意外や意外!
僕も多く持ってるアルバムがあるとわかり、急に興味がわいてきた次第。
WEBで検索して写真を見ていただければ、その作品がいかに素晴らしいかということがわかると思います。
70~80年代は世界中がバブリーに駆け上がる道中でもあるのですが、
そういう時代は、ARTが花咲く時代!と今になってわかる。

ストームソーガソンによってジャケットデザインもアルバムのコンセプトの一部として
扱われるようになり、ジャケットデザインが凝ったものになっていきます。

僕が知ってる限りでも、ピンクフロイド、T・レックス、ジェネシス、レッドツェッペリン、イエス、
ピーターガブリエル、XTC、トーキングヘッズ、、、いや~松任谷由実時代の"VOYAGER"も!
特に、ピーターガブリエルのアルバムは大好きでしたので、全て持っていますが、デザインもよかったですね。
今から思えば、彼らの作品だったのですね、知らぬはもったいないの始まり?
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(以上、Peter Gabriel)
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(XTC)
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(PAUL McCARTNEY)
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(TALKING HEAD)
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(PINK FLOYD)

昨今、LPからCDになり、今ではそれさえもいらないで、音楽がきけるという便利な時代になりました。
しかし、ちょい前まで "ジャケ買い" といってアルバムカバーのデザインが気に入って
つい買っちゃうという楽しみもありました。それでの、大失敗も!
またそこから、未知なるジャンルの音楽に入り込むという手も以前はよくありました。
今の便利さは、僕らからARTな気分まで奪っていくのでしょうか? 
しっかり、ジャケ買いしましょうよ! という今週のシメ!

(全て、引用写真です)

SPECTRE  007
ソニービルで、"007スペクター"公開記念イベントが!
ジャガーF-TYPE の展示、衣装展示、007パネル展示、、、
12月4日、公開日が近づいてきました。
今週末から先行ロードショーもあるようですが、、、
僕も、しっかりダニエルクレイグ版DVDをツタヤでGET!本番に備えます。
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(引用写真)
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POLO BAR

Written by 慶伊 道彦November 16,2015

U.N.C.L.E  /  コードネームUNCLE
60年代のスパイアクション映画(TV)0011ナポレオンソロがリメークでやってきました。
今回、監督は、あのガイ・リッチー(マドンナの元旦那様)
彼らしい、スピード感あふれる展開が、お決まりの設定でも飽きさせません。
彼は、どちらかというと、原作よりは、"スパイ大作戦"とか"黄金の7人"とかを
参考にした感が随所にうかがえます。イタリアが舞台ということもありますけどね。
"007"もすぐに公開ですし、スパイ映画ブーム再来ですね、おしゃれな映画で楽しみ!
ところで、ソロとクリヤキンの役どころですが、これがビックリの男前!(過ぎると言った方がいいかと)
ヘンリーガヴル(ソロ役)英国人、
スーパーマンのクラークケント役(2013)だから、なんとなく最初は、スーパーマンを
見ているような感じでしたが、、、次か次の"ボンド"役でしょうか?
アーミーハマー(クリヤキン役)米国人、
僕は、ソーシャルネットワークの双子役で見ましたが、超超男前!
なんと、本物のセレブ!石油王の孫とか。それに加え、この顔、このスタイル、ヤレヤレ~~でんな~~
二人とも、顔、身体つき、良すぎてどうなのかな?という感じ。この感じ方わかるかな~~
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(ナポレオンソロの二人)
紅一点! アリシアヴィキャンデル(英国スパイ役)スエーデン人、
北欧美人なかわいいスタイルと顔、これから化けてくるでしょうね。確実に
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(以上、引用写真です)
肝心な男二人の服装はイマイチで、時々英国人が考える野暮なセビルロースタイルってとこですが、
脇役のレディのスタイルや、音楽はノリノリでしたよ。最後はマカロニウエスタンをも感じさせて。
ということで、終わりの字幕まで見れて時間つぶしな楽しめる映画でしたよ。

スタイリッシュな映画の話の後は、スタイリッシュなBARの話

POLO BAR  NEW YORK

ポロバー 前回のNY出張時、予約なしで行き断られ悔しい思いをしました。
今回は、しっかり1ヶ月前に予約を入れて潜り込みました。
POLOスタイルのBARですから、行っても行かなくてもお店の大体の想像はつくのですが、
やはり、ラルフファンとしては、一度くらいは実際に確かめるべきかと。しかも早い時期に!

入り口で、2重のチェックを受けて(POLO笑顔の案内嬢に)入り口を入る。
一階は、BARスペース、そこを通り抜け階段で地下一階へ案内される。
レストランスペースは、大型ヨットの下のダイニングルームをイメージか。
POLOのキャメルカラーをふんだんに使い、上質の革のソファがグレートを感じさせる。
もちろん、想像通りポロ競技の絵で壁面は覆われています。
今風、米国モダントラディショナルとはこんな世界なのでしょうか。

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設えられたグラス、皿、ナイフ&フォーク、ナプキン、、、さすがのPOLO好み!
意外でびっくりしたのは、料理のメニュでした。なんと!ラルフ牧場産の牛を使ったハンバーガー、
コンビーフのサンドイッチ(ラフルのお気に入りだとか)、その他も肉や魚のシンプルな料理、
高級な内装イメージとは似つかないアメリカンなメニュー。(POLOらしいといえばPOLOらしい)
ワインリストも店格のわりには意外と少なく、ここに来るゲストは、
いわゆるミシュランレストランとは違うテーストをもとめているのが、よくわかります。

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もちろん、オレゴン産のピノで

食後酒は、BARコーナーでいただくと行って、上に戻る。
このBARは、いいですね!好きです!ホテルバーと違ったスタイルを感じます。
フリーでバーだけは入れないのが残念ですが、もしフリーだと大混雑でしょうね。
バーテンダーも若くて本格的でかっこ良くて、言う事ないです。いいねえ~~このBAR!
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もちろん、トイレにもPOLOの絵

(一部、引用写真です)

Aamir Khan

Written by 慶伊 道彦November 09,2015

アーミル・カーン / インド映画男優

いまさらですが、インド映画が熱い!ボリウッドというようです、ハリウッドにならい。
今年、見た映画では、"マダムインニューヨーク" "めぐり逢わせのお弁当" インドらしい楽しい映画!
昨年末でしたか"チェイス" をみてインド映画が楽しさだけでなく、スケールアップも再認識させられました。
ハリウッド顔負けのトリックシーンが満載なのですが、インド映画特有の階級や宗教の問題を
上手くちりばめて、勿論、当然ながらいつもの美人との恋物語もたっぷり。
映画を楽しくみちゃってネ!というボリウッドスタンス。いいじゃない~~
主演は、アーミル・カーン インド映画を代表する二枚目男優
背はやや低いのですが、まじめな顔をしていると、ヨーロッパの二枚目顔負け!
それが面白おかしく派手に動き回ると、コメディアンの顔に!
ジャッキーチェーンとは一味違うナイーブな面があるイケメン男優といったところでしょうか。
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タイム誌で、影響を最も与える100人の中に選ばれる

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彼はそんなこともありインドで人気なのは、勿論ですが、"ミスターパーフェクト"の称号を
持つように、福祉や教育など社会問題にも真剣に取り組んでいるからの受賞でもあります。
今回、NY行きフライトの中でしたが、偶然彼の新作映画を見ることができました。ラッキー!
"PK" 宗教、学歴、幸福感、、、うまくちりばめた期待通りの面白い映画でした。
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共演の女優がまたいいんです、インドのアイドルっぽくない感じで好感がもてました。
名前は、"アヌシュカー・シャルマー" 僕には東宝映画の団玲子を彷彿させてくれます?
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そう言った訳でボリウッドに欠かせないのが、美人女優。
プリヤンカチョープラー、ディーピカーパードゥコーン、、、書けないくらい一杯!
poriannka.jpg (プリヤンカチョープラー)
Deepika_Padukone_BA5-mvnCIAAEeGclkj.jpg (ディーピカーパードゥコーン)
なかでも僕が注目するのは、カトリーナ・カイフ、 いいですね~いいですね~
"チェイス"で相手役をしています。確か、彼女英国生活の時期があったように思いましたが?
そのせいもあり、センスは洗練されていますね、ウヒヒヒ、、、
勿論、インド映画に欠かせない歌って踊れるスターです。
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ところで、ビックリしたのですが、インド映画の底力!ドッコイ
"Rahasya" ラハシャ(秘密を意味するようです)
この映画は、今年封切、実話にインスパイアされたミステリーですが、なにがびっくりしたかと
いうと、インド映画特有の踊りも歌もありません。超シリアスなミステリー仕立てで
社会問題を掘り下げます。インド映画では珍しいストーリーです。
観客も成熟してきたのでしょうか?ちょっと戸惑いますが、なかなかいい映画でしたよ。
日本公開の際は、是非! 

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今年の封切映画 "女神は二度微笑む" この映画も同じジャンルの最近のインド映画で、
これからのインド映画の方向性が見えてきます。
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(すべて引用写真です)


SUSANNE BARTSCH

Written by 慶伊 道彦November 02,2015

 SUSANNE BARTSCH  /  スーザンバーチ
Fashion Underground : The World of The Museumat FIT

80年代、ニューヨークのナイトライフの女王だったスーザンバーチの衣裳展がFITで開催。
ヴィヴィアンウエストウッド、ボディマップ、ジョンガリアーノ、スティーブジョーンズ、、、
当時ファッションカルチャーを席捲していたこれらのデザイナー商品を、NYに紹介販売。
同時に、ソーホーにブティックを80年代に開業、ロンドンカルチャーをNYに持ち込みました。
ご本人は、当時名をはせた "チェルシーホテル" に泊まり、毎夜パーティを開く。
また、毎週木曜にコパカバーナでエイズ基金のパーティを開き、社会問題に熱心に取り組む面も併せ持つ。

音楽、ファッション、カルチャー、これらを巻き込んでナイトライフの前衛シーンをパーティオーガナイズ。
80年代ファッションを語るには、欠かせない女性です。僕も当時、彼女の店で立ち話した思い出があります。
それほどパンクな面があるわけではなく、ロンドっぽいオシャレさんでした、勿論過激さは当然!
マルコムマクラーレンの  WORLD END スタイルもあり、当時を振り返れました。  


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当時、NYは危険な都市といわれ、事実ダウンタウンはひどいものでした。特にイーストヴィレッジといわれた
ワシントン広場より右寄り下、ましてアルファベットアベニューと言われるA,B,C,av.
麻薬の巣窟状態でした。所が人間って面白い事に、そういう場所に意外と集まるようになるんです。
いかがわしい、安い、外人(日本人も含めて)天国、、カルチャーって、そういう所から生まれるのですかね。
勿論、僕はツーリストですから本物ではないのですが、意外とこのカルチャーにはまり込み、
イーストヴィレッジ詣で!
そのために、古着屋周りをして、夜のための服装を揃えた時代もありました。
デヴィットボーイのカッコいい音楽で、ナイトクラビングしたのもこの頃。

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MAR'S BAR も現在はBANKに
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バワリーstのコアなCBGBも、メンズショップに

ダウンタウンは、トレンドなエリアに変身中!
スーザンバーチ展を見ながら、過ぎ去った昔を思い出して、一人ニヤニヤ。
(展示場は、カメラで。その他は、引用写真です)

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中野 香織

エッセイスト/服飾史家/
明治大学特任教授

吉田 秀夫

”盆栽自転車” 代表

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"BOOT BLACK JAPAN" 代表

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”テーラーCAID” 代表

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”FAIRFAX” TRAD部門ディレクター

慶伊 道彦

”FAIRFAX” 代表取締役

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