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チップは難しい???

Written by 慶伊 道彦August 03,2007

今回は、服装にまったく関係ないようなチップの話。想像してみてください、すごく素適なイングリッシュスタイル(今風だとクラセコというのかな)の若いジェントルマンがお勘定では、しっかり1円まで計算して無駄のないように支払いしていくシーンは、あまりカッコいいシーンではないですよね。オシャレなヤングジェントルマンのシーンだから余計です。それより、ちょっとボケをかまして、小銭を残していく少しだけプゥアな老紳士のほうが何倍か良いシーンになると思いませんか?あなたが監督だと。(判らない若者は来週から上映されます”ブコゥースキー”の自伝?映画でもみて、勉強してください。昔話で恐縮ですが、40年位前までは、日本でもチップは常識でした。お金持ちだけというのではなく、冠婚葬祭などの時にはかかわった人々に振る舞いをするのが感謝の気持ちでした。なにかと、請求書どおりに支払い(あるいはベストに値切り)それがスマートだし、自分に都合がいいという考え方は、極々最近の考え方です。当然それだから海外ではもてないですよね?女性だけではなく魅力という意味で。(仕事で行っている戦士はがんばっているので、別ですよ) チップを気持ちをこめて払えない人にオシャレを語る意味はないです(無駄の美学)。チップは、むしろ無駄ではなく、実際もらった学生は(例えば)そのお金だけは、娯楽に使って日頃のストレスをカバーできるわけです。池波正太郎がよく言ってますが、タクシーに乗ってお釣りをもらわないででるのは、次のお客さんを気持ちよく迎えて欲しいからという、ほんの小さい気持ちからやってると書いています。アメリカ人は混血民族だからとか理屈で考えないで、まずはオシャレを目指す諸君!チップに、心意気、無駄の美学、あるいは心配り、なんでもいいから兎に角TRYしようではないですか。カッコいい仕草の為に!そのうちに本物になります。(PS)コンビニの寄付金入れBOXにお釣りを入れている人に美学を感じます。取り敢えずは。=閑話=

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