Written by 慶伊 道彦September 21,2007
ロバート ゴドレー氏 36歳。イギリス人で、NY在住。
〝Psycho Bunny〝 サイコバニーのマークをデザイン、世界にブランド登録、バーニーズ NY.ニマンマーカスなどアメリカの有名ストアで展開中。
現在は、ネクタイ、マフラー、帽子、バッグの品目ですが、今後 ポロシャツ、シャーツ、パンツ、エンブレムなど広げいく予定。
日本では、フェアファクスが立ち上げから協力し販売していきます。ウサギにガイコツがオーバーラップした60年代っぽいデザインがユーモアのわかる大人に愛されるのではないかと思います。
今後の展開に御期待下さい。
Written by 慶伊 道彦September 14,2007
グレーコーディネイトのすすめ。第2弾
前回は次の流行色といわれる茶をどう扱うかという事についてお話しました。結論はグレーを中心に組み合わせする方がもっとも今年らしい装い方であると云いました。
写真は80年代のラルフローレン風スーツ やや広めのラベル幅がそれっぽさを表しています。生地は、カシミヤ入りのグレーヘリンボーン。3つボタン段がえり、センターベンツ、パッチ&フラップのスリーピーススーツ。
シャーツは白地にグレーのロンドンストライプ、タブカラー。
ネクタイは黒ベースのサイコバニー・クレスト。
もう一つは、グレーフランネルのスリーピース。フランネルは、これから来るのではないかと考えられるNEW素材。
スタイルは、60年代007をベースに今風にアレンジ。細身のラペル幅、軽いスラントポケット。DRAKE‘Sのミニ千鳥格子タイ。
2点の写真ともに、グレーの組み合せです。流行を追いかけていると感じられない落ち着いたシックなスタイルです。
この様に、グレーのスーツ、白場のシャーツ、黒(紺、グレー)のタイ、白のポケットチーフ、という具合に同系統の色でまとめると今日的なオールドスタイルの出来上り!
On The Road
Fairfaxのショールームをショップに改装いたしました。
ショップ名は〝On The Road〝
そのコンセプトは前回の欄で説明させていただきましたが。
今秋は、タウンで着るフォーマルスタイルをテーマにしました。
これから、順次商品紹介などこのブログ欄やショップ欄でしてまいりますので、よろしくお願いします。
Written by 慶伊 道彦September 07,2007
オンザロード“路上”
50年代に出版されると同時に「ビート・ジェネレーション」の聖書とまで世界的にその名を知られた“路上”はジャック・ケルアックJack Kerouacの代表作で、大戦後のアメリカ青年たちの精神的風土を舞台として、新鮮な感性と激しい苦悩を克明に描いた一大青春小説です。ケルアックの自伝的内容を反映したもので、登場人物にはその後のアメリカンカルチャーに多大な影響を及ぼした大物たちが沢山登場します。アレン・ギンズバーグ Allen Ginsberg、ウイリアム・バロウズWilliam Burroughs、、、その後の多くのアーティストにも影響を与えました。Dennis Hopper, Patti Smith, Lou Reed, Philip Glass, Cecil Taylor, Norman Mailer, Bob Dylan,禅Zen。
イタリア発のクラセコルックももう10年。そろそろ倦怠感が漂いだしてきました。だいたいにおいてファッションなるものは成熟して完成度が高まってくると急にダウンするものです。その後には、急進的な若者文化発の新しいモードが少しづつ大人文化にも感化してくるわけです。
先に“路上”と言う言葉を出したのは、別に哲学的な話をしたかったわけでもなく、ヒッピー文化を語りたかったわけでもありません。あくまで、ファッションとしてとらえたアメリカ50年代の青春をとらえたかったからです。“逃亡者”デビットジャンセン、“ルート66”、“避暑地の出来事”トロイドナヒュ、“顔役時代”トニーカーティス、、、。
50年代は今トム・ブラウンで話題になっているブルックスブラザーズのかっての全盛時代でした。そこで修行をしたラルフローレンは、その後ワイド・タイでデビュー。独立後は世界的大御所にまでなっている事は皆さんご存知の通りです。
これからFAIRFAX流ではありますが、50年代~60年代のアメリカに影響されるメンズファッションを語ってまいります。半年かけて、弊社もそういった文化を発信できるSHOP造りをしていきたいと思います。
Written by 慶伊 道彦September 04,2007
少しずつ雲の形などから秋の気配を感じ、Yシャツ姿では今ひとつ締まりがなくなってまいりました。
そこで今回は秋の装い方から一つヒントを。
果たして雑誌が盛んに取り上げる〝茶の時代〝は来ているのか。
結論から云いますと、YESでもありNOでもあります。
茶の上下スーツですとあまりにも茶の占める面積が多く、やはり時代のニート感に欠けます。又、茶色は年代相応の紳士が着ると勿論落ち着いた感じは出せるのですが、〝嵌まり過ぎ〝で老けて見える危険があります。なんとか30代の若者が着れば、バランス良く若さが出せる色です。
そういった理由もありますが、茶のスーツ(あるいはベージュ)はむしろ来春にこそ復活にふさわしいと言えます。春にはブラウンという違和感が新しいタッチだからです。
そこで、茶のスーツを来春まで諦めるとして、どうやって茶の時代をとらえるのかを提案致します。
A:昨年からトレンドカラーとして台頭してきたグレーは、今秋も勿論4番バッターの地位です。グレーのジャケット、グレーのパンツ、グレーのタイと、白いシャーツ、白いポケットチーフ以外は、グレーでの組み合わせがいまの気分です。
トレンドとして茶を取り入れる場合は、まず靴やカバン、次にネクタイ、チーフなどのアクセサリーに留めるに限ります。
グレーとブラウンの面積が程良いバランスを生みます。
B:写真のようにヘビーなツィードジャケットはシーズン的にはまだ早いのですが、手持ちのグレーのスーツの上衣だけを生かして着て、パンツには茶系や白のコットンパンツを持ってくるのも妙味あります。ニートな味が出せます。
写真は、茶のプリントパンツ、茶のリネン無地タイ(秋にリネン、春にウールという様に、シーズンに反するのもなかなかな味が出せます。)
茶のスエードシューズ。ポケットチーフは茶系のシルクマダープリント。
結論から云いますと、ブラウンは見せるバランス(面積)がポイントになります。
20%くらいがオシャレですが、せいぜい40%を超えないようにしたいです。