ブラウン時代の到来か?
September 04,2007
少しずつ雲の形などから秋の気配を感じ、Yシャツ姿では今ひとつ締まりがなくなってまいりました。
そこで今回は秋の装い方から一つヒントを。
果たして雑誌が盛んに取り上げる〝茶の時代〝は来ているのか。
結論から云いますと、YESでもありNOでもあります。
茶の上下スーツですとあまりにも茶の占める面積が多く、やはり時代のニート感に欠けます。又、茶色は年代相応の紳士が着ると勿論落ち着いた感じは出せるのですが、〝嵌まり過ぎ〝で老けて見える危険があります。なんとか30代の若者が着れば、バランス良く若さが出せる色です。
そういった理由もありますが、茶のスーツ(あるいはベージュ)はむしろ来春にこそ復活にふさわしいと言えます。春にはブラウンという違和感が新しいタッチだからです。
そこで、茶のスーツを来春まで諦めるとして、どうやって茶の時代をとらえるのかを提案致します。
A:昨年からトレンドカラーとして台頭してきたグレーは、今秋も勿論4番バッターの地位です。グレーのジャケット、グレーのパンツ、グレーのタイと、白いシャーツ、白いポケットチーフ以外は、グレーでの組み合わせがいまの気分です。
トレンドとして茶を取り入れる場合は、まず靴やカバン、次にネクタイ、チーフなどのアクセサリーに留めるに限ります。
グレーとブラウンの面積が程良いバランスを生みます。
B:写真のようにヘビーなツィードジャケットはシーズン的にはまだ早いのですが、手持ちのグレーのスーツの上衣だけを生かして着て、パンツには茶系や白のコットンパンツを持ってくるのも妙味あります。ニートな味が出せます。
写真は、茶のプリントパンツ、茶のリネン無地タイ(秋にリネン、春にウールという様に、シーズンに反するのもなかなかな味が出せます。)
茶のスエードシューズ。ポケットチーフは茶系のシルクマダープリント。
結論から云いますと、ブラウンは見せるバランス(面積)がポイントになります。
20%くらいがオシャレですが、せいぜい40%を超えないようにしたいです。