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洋品の時代

Written by 慶伊 道彦July 07,2008

クラシコスタイルが日本に根付いて10年程経ちましたが、この間に 日本のスーツの作りは飛躍的に良くなってきました。イタリア的という意味では遜色ないでしょうね。しかし、スーツにはそろそろファッションリーダーの座を降りてもらっても良い頃ではないでしょうか。
実際、どの服を見てもそれぞれ良くは出来ていますが、同じ様なタッチなのでその人の顔が見えません。
(標準的なオシャレなビジネスマンモデル!)
そこで、これからの時代、男の “ 装う ” と云う概念をもう一度取り戻してみたいですね。
それには、スーツより も “ 洋装 ” 、つまり洋品雑貨といわれるモノの組み合わせが大切になってまいります。シャツ、タイ、チーフ、ソックス、ベス ト、etc。それとスーツに関しては、着こなし方というか、着崩し方。スーツなのに、ジージャンに負けないくらいにリラックスした着こなし。(正統を着崩すという作法は男にしか味わえないんじゃないかな。)
例えは、1/2サイズ小さいスーツを一番下のボタンのみを留めて、Vゾーン(ふところ)を広げて着る。た いがいスーツのボタン位置は、へその上と下に ありますが、普通は、へその上の方のボタンを留めますね。しかし、そうなると最近お 腹の出ている人が多いですがスーツのスソ部分(ヘム)が開いてカッコ悪いのです。逆にへその下のボタンのみを留めてVゾーンをゆったりさせると、ダブルのスーツを着たときと同じ様に、腰まわりがすっきりとします。是非やってみて下さい。へその位置でボタンを留めるのが身体のバランス上一番正しい気がします。このようにボタンは、決まった位置できっちり留めるということの就縛から解放されてください。ボタンを留めたり外したりがモードです。

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