さよならアルクール
December 01,2008
青山3丁目の名物Bar アルクール!我々が23年近く通いつめた秘密のBar!この素敵なBarも今年いっぱいで閉店になるという事です。これはこの店が秘密でありつづけたゆえの運命なのか。
僕がナイトクラビングにうかれていた80年代、食事の前に、セックスの間に、クラブ遊びの後に、通いつめ馴染んだ空間でした。長い間、ありがとうございました。
ずっと変わらないバーテンダースマイルスタンスのKさん(頭は紀に似てます)、あの春樹さんにも普段の会話をいえる図太い Iちゃん、二人のバーテンダーのコンビは阪神巨人って趣。お客さんも怪人、変人が多く、くさいダジャレで興奮するN副社長や色気ムンムンでっせの桃尻W女史。しかしなんといっても、僕にとってはこのBarで村上春樹氏と出会ったのはうれしかったです。アノ!奥さんの顔も拝めたしね(笑)
氏のエッセイ集“村上朝日堂はいかにして鍛えられたか”の32p「安西水丸の秘密の森」にもこう紹介されています。
***画伯はおそらくそれから近所のバー「アルクール」に流れて、さぞかしワイルドな夜を過ごされたのだろうが、僕は夜遅くに「アルクール」に行くと、どういうわけか -たぶん照明が暗いせいだと思うが- カウンターでうとうと眠ってしまうといういけない癖があるので・・・・・***
35pと285pの水丸画伯の描いたイラスト画を写真しました。しかしKバーテンダーの顔はもろ!そっくりですね。そして Iちゃんはロン毛だったのかなぁ?その当時は。春樹さんは他にもいくつかアルクールのことを書いたエッセイを書いています。こんな話があった後なので、久々に 春樹さんのエッセイ集を読み直し、当時の世代とか時間とか懐かしく思い出しました。(アルクール解散効果!?)
なんだかなんだで僕はパーティの後にもBarによく流れ込み、他のお客さんのひんしゅくを買ったりしました。我々は盛り上がってたんですがね(苦笑)。今年は12月4日にパーティをやります。もちろん、アルクールにもそのコスプレで乗り込む予定。(大ひんしゅく!)
Kさん、 Iちゃん、最後までブレイクしましょう。感謝!