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ソフトボー

Written by 慶伊 道彦September 14,2009

2週、ハードボイルドが続いたので、ついでですからもう一週、極めつけ。ソフトボー(つまり シャッポ)40年代から60年代にかけて男性の頭には必ずと言っていいくらいに 帽子がのっかっていました。ビジネスマンにはソフトボー、労働者や子供にはハンチング。探偵や刑事はビジネスマンではないですがソフトボー。(どういう決まり 事でそうなっているのでしょうかね?)
僕は、30年以上ソフトボーをかぶり 続けています。始まりは、当時の上司がかのトラヤさんの上客だったので連れていかされて強制的に 買わされたのが始まりでしたが、自分でもはまってしまい何十年もかぶりつづけている訳です。やはりその間に 知識も豊富に なり 被り方もさまにはなってきたと思います。そこで少しだけ知識をひけらかしたいと思います。皆さん、帽子を渡されるときにどこを持ちますか?すごくおしゃれに敏感な男性でも他人の帽子を持つときには上のツマ ミをムンズっとつかみます。僕は、ムカッ ト!します。なぜなら、そこの部分は帽子では一番痛みやすい場所だからなるべくなら触りたくないわけです。ましてや、勝手に ”見せて” なんて言って触るときは、、、では、どこを持つのがいいかと言いますとブリム(鍔)の左右両脇です。ここならしょうしょうでは大丈夫ですから。3星クラスのすましたレス トランの受付でもこんなことは知らずムンズっとつかみます。僕の気分はおまえの星なしのKet uをムンズって!
次に 帽子を置くときにはどうするか。探偵時代のように帽子掛けがあるシーンでは掛ければいいだけですが、最近は置くしかないみたいですし。僕は、ソフトボーを逆さにおきます。つまり、天井を下にして置くわけです。理由は、ブリムに湾曲を持たせているのでそれを崩さないため。まぁ、そんなに影響はないのですが違う置き方を依頼するとそれなりに大切にしてくれそうだから。
他に も色々ありますが、くどい奴と思われるので今週はこれで 終わり。(ムンズって!)

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