日本三文映画グラフティ
December 07,2009
千原しのぶさんが、お亡くなりになられました。大物、森繁久弥さんの訃報の後などで目立ちませんでしたが、
少年時代の僕らにとっては、それ以上に 印象に残る素適なお姫様女優でした。
あの頃(55年代前後)は、日本映画全盛時代!毎月のように 映画館にいって見ていました。
笛吹き童子、里見八犬伝、鞍馬天狗、、、、特に 東映の時代劇にはまりました。
女優では、勿論、千原しのぶ(編み笠スタイルが粋な旅笠道中がいいんですよね)
丘さとみ(究極のお姫様役がピッタリ)高千穂ひづる(錦之助の相手役で嫉妬を!)
男優では、錦之助、東千代助、大川橋蔵、、、、少年時代を楽しませていただきました。
同じ頃、東宝映画は、もう少し大人っぽいサラリーマン物が得意でした。
そこで出てきたのが、森繁の三等重役シリーズ、社長シリーズ、駅前、、、、など。都会を感じました。
むしろ、森繁様の大物俳優になる前の初期の頃の喜劇が僕には思い出に残ります。
お尻のタッチのタイミングとか男の色気とか色々学んだものです。現代ではセクハラというらしいですが。
またサラリーマンと言う言葉に、まだ都会の匂いを感じ憧れていた時代でした。湘南とかよりも、
サラリーマン物の方が、素適で憧れでした。
その後、アメリカ映画でサラリーマンのかっこよさに憧れることになります。
(ジャックレモンの "アパートの鍵貸します" など)
最近、いろいろと昔の映画を見るのですが、当時のサラリーマンのスタイルがかっこよく
参考になりますし、なにより共演の女優がまた素適なんです。(秘書役)
ここのところ、名前はビジネスマンと変わりましたが、そのスタイルにはガッカリしますね。
男の得意であるべき、凛々しさが感じられなくなりました。これでは、女性のいいなりになるしか
ないんですかね。単に老人の遠吼とは思えないです。男よ!スーツを!タイを!ビシッと行こうぜ。
無責任一代男、わかっちゃいるけどやめられな~~い。はい、それまでえええよ~~