シーズンギフト
December 14,2009
クリスマスが近づくと街の音楽が急に 変わりだします。以前は ”毎度おなじみのマンネリ音楽” なんて思って無関心でしたが、近頃は年喰ったせいだけじゃなくて、巷の音がどうも幼いというか若年化しているので、かえってこの時期だけでもクリスマスナンバーやクラシックポップを聞くとなかなかいいなあと思いますね。
ですから、デスクに座っている時もこの時期だけはクラシックPOP。今年は、何故かフランクシナトラはまり。
(春にフランク永井の話をしたせいかな?)ビデオもその勢いでシナトラ詣で。 ”ネッ トで借りてポストに返却” の某よりシナトラの古い映画を三本借りました。(3枚がお得プライス!笑) ”地上より永遠に” ”刑事” ”野郎どもと女たち” いずれも、相手役が個性的なので楽しめましたが、特に”刑事”のシナトラデカがよかったですね。中年デカ役を演じているのですが、カッコイイ渋い!の一言。スタイルは、常にソフトボー、ボタンダウン、2ツボタンのTRADスーツ(なんとノーベント!)シナトラ流、崩しTRADの真骨頂。しかしシナトラほどスリムブリムのHATが似合う男はいないんじゃないかな?意外と斜めに 被るって難しいんですよ。相当上等に 遊んでないとね。そこらの芸能人じゃ、まねられないかな?その他の助演陣のおしゃれ度もなかなか。新米刑事役は、プュアなTRADスーツにステンカラーコートのシルエットがいいんです。また、若き日のジャックリーンビセッ ト(きれい!)の浜辺のピーコート。他にも刑事陣がおしゃれでした。
アカデミー助演賞を受賞した”地上より永遠に”の上等兵役では、軍曹から=さるヅラ=と呼ばれる脇役でしたが、それから15年、”刑事”では、先ほどお話しましたように素敵な顔となっています。一週間で15年トリップできる便利な時代ですから気がついたのですが、男は磨き続ければいずれは光るのだということ。
マフィアからの援助は映画 ”ゴッ ドファーザー” でも取り上げられ有名な話らしいですが、このコラム欄ではダークサイドは無視してこう締めくくります。==男たるもの、磨き続けろ!少なくとも15年は==
クリスマスシーズンにもてない男に贈るポールオースターからの提言。(ウソです)