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ALABAMA SHAKES

Written by 慶伊 道彦March 18,2013

老舗レーベルのラフ・トレードから、どえらい新人バンドが登場した。
アラバマ州出身のアラバマ・シェイクスだ。
地道なライヴ活動を行いファンを増やしてきたという、
女性黒人ヴォーカルのブリタニー・ハワード擁する4人組の新人バンドである。
アラバマといえば、確か2年前にMEN’Sコティ賞をビリーリードが取りましたが、
彼は、こよなくアラバマを愛し、アラバマTRADなるスタイルを提案しました。

◆「Heavy Chevy」ライヴ映像


アデルが「私好き(I Love This)」とブログで書き込み、
デビュー前から多くのアーティストまでも虜にしている状況にある。
見た目は全然ダサい感じなのに、逆にそのカッコ良さは、「Heavy Chevy」のライヴ映像をみるだけでも、存分にお分かりいただけるのではないか。

デビューアルバム”ボーイズ&ガールズ”は、ソウル、ブルース、ロックを基調としたパワフルなサウンドと、アレサ・フランクリンやジャニス・ジョプリンを彷彿とさせるブリタニーのヴォーカルを確認することができる。

==ピーターバラカン==
アラバマシェイクスがやっている音楽そのものは、まるで1960年代から届いたような
雰囲気を持っている。
アラバマ州北部の町マスルショールズは、ポピュラー音楽の歴史の中で重要な役割を
果たしてきた。黄金時代のソウルミュージックの数々の名盤が生まれたこの町には、
白人のミュージシャンがこの上なくファンキーな音楽を奏でるというイメージがあるが、その時代から40年経った今のアラバマシェイクスは、眼を閉じればまさにあの頃のソウルに聞こえる時がある。
まだ、粗削りなところが残っているのも好感が持てる要素で、なおも続く南部の底力を
感じる。


ROUGH TRADE RECORDS

アラバマシェイクスを追いかけたおかげで、懐かしい名前が浮かびあがりました。
ラフトレードは、ジェフトラヴィスが1976年にロンドン西部(ノッティンヒル)に開店したレコードショップが母体。
”メジャーから発売された物は、我々の生を一切表現していない”と、宣言。レコード会社を立ち上げる。

ラフ・トレードは、1970年代後半から1980年代前半にかけてヨーロッパのポストパンクやオルタナティブ・ロックのアーティストを中心にリリースしていたが、以降は、フリージャズ、レゲエ、アフリカ等のアーティストもリリースした。
初期に在籍していたアーティストにヤング・マーブル・ジャイアンツやスクリッティ・ポリッティ、日本のプラスチックスらがいた。

僕が、80年代、ロンドンナイトにとっぷり浸っていた頃、毎度のようにこの店に行って、LPを買いまくっていました。
仕事の資料より持ち帰るレコードの量が多くて、とても重かったことが懐かしいですね。
ピッグバック、ウィークエンド、アズテックカメラ、テレヴィジョン、グレゴリーアイザックス、
ブラッドウルマー、マイティダイヤモンド、ロバートワット、勿論、ザスミス。etc.

いや~~お懐かしゅうございます。あの頃は~~HEY! 二人して~~HEY!

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先週月曜掲載の予定でしたが、映画”ニーチェの馬”公開案内のため、繰り下げ翌週としました。

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