Ali MacGrow Style
March 04,2013
Ali MacGrow / アリマッグロウ68年、29才、"さよならコロンバス" でデビュ-!それも清純派で!(なんと人妻でした)
"ある愛の詩"の彼女が人妻だったとは?驚きの秘密が今、証されました、なぁ~んてそれはちょっとオーバーかな。
名門お嬢様大学を卒業してはるし、エエ子な雰囲気がプンプンしてきはります。
あのマックイーンでさえも、共演中さっそく熱を上げたという気持ちがよくわかります。
なかなか銀幕にはいないタイプですから。
それにしてもアリマッグロウの画像は、マックイーンがらみを除けば意外に少ないんです。
作品も少ないのですが、彼女のシャイさというかかたくなさとかが表れていますね。
でもそれさえもがクリーンさの魅力といえるのではないでしょうか。
スタイルは、やはりというか、東部カレッヂルックをベースにしていますから、
上品な今どきお嬢さん感覚で(さしづめ、サタデーズ調、、、) 旬です。
70年代、プレッピーというか差し詰め日本だとお嬢ハマトラといった所。
おらゆるシーンがおしゃれですね。ウUUUUゥゥゥ、、、、マンダム
Goodbye Columbus / さよならコロンバス
彼女らしいスタイルブックのような映画です。残念ながらDVDはあることはあるのですが、
いまだ高くて、、、
Love Story / ある愛の詩
彼女を起用した理由の一つとして、キャンパスルックが似合い、なおかつフレッシュな人妻までこなせるところでしょうか?実際、この物語の一番のウケは、最後の別れのシーンでしょうから。思い出となる、セントラルパークまえのカフェの窓越しのシーン、いいですよね。
ビデオを見れば分かるのでしょうが、いくつか彼女とライアンオニールの服装をみてみましょうか。
名シーン!プラザホテルを背景に。ローゲージのアランニットセーター、かたやカシミアの淡いベージュの大人っぽいコート。このシーンは、30代前半の若い夫婦といった趣。
音大生、イエローのタータンチェックをスカート&マフラーでお揃い。キャンパス感が溢れています。彼は、大柄チェックのウールジャケットに生成りのコットンパンツ。
上:赤のニットキャップと対のニットマフラー、紺のピーコートの襟を立てて外から巻いているのがカッコイイね。彼女は本当に赤が似合います。
下:赤のシンプルなワンピース。ライアンは、紺のブレザーに白ボタンダウンシャツ、紺赤のレジメンタルタイ。このシーンは、両親に彼女を紹介するというセミフォーマルな場。
左:ハーバード大学生、白ボタンダウンに紺赤のレジメンタルタイ。
右:大柄のグレンチェックジャケットにイエローボタンダウンがカッコイイですね、グリーンのレジメンタルタイ。カントリーの義父に訪問するシーン。
上:やった!ステンカラーコート。リバシーブル仕立で、裏面がウールヘリンボーン。
次のシーンでは、ヘリンボーンを表で着ています。
下:トレンドになるタッターソールのジャケットにタートルネックセーター。
弁護士としての服装。シャーツもボタンダウンからレギュラーカラーに。ネクタイもジェントルマンっぽく水玉柄。それにジオメトリックのシルクチーフ。
この映画は、役柄を服装で進めています。(どんな映画でもそうでしょうが、よりシンプルに) 年令、社会地位、環境、脇役も含めて実に面白く見ることが出来ますよ。
若いときに見た人も見直してみてはいかがでしょうか?
マックイーンが惚れた気持ちがわかるかも?
(以上、すべて引用写真です)