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Very Short Hear & Beard,Mustache,Whiskers

Written by 慶伊 道彦April 22,2013

今週は、頭と顎髭の話から:
昨年春頃から目立って増えてきたのが、ボウズ頭もしくは、超刈り上げリーゼント君。
これにプラスされるのが、Beardつまり顎髭それもまっこと濃い濃い!やつ。
僕もマネをしたのですが、あの濃さはちょっと普通の日本人ではむりですかね。
(ジョージクルーニーもやってまんがな~~)
ただあご髭顔には、雰囲気が出ていますよね。40~50年代のアメリカの古き良き時代を感じさせる。多分に今、またそういったスタイルを求める気分なのでしょうか。ブルーグラス的な音楽とワークウェアの掛け合わせってところでしょうか?勿論、都会流に!

時代の変化もあります。ウォール街一辺倒の時代をITが崩しました。それが引き金か
本来、ブルーカラー的な職業(例えば、修理工、コーヒー屋、都会へ出荷の農家、フリースタイル、、、)こういった仕事に充実を感じ、新しい価値観、ライフスタイルを目指す人が増えてきました。 これがウイリアムズバーグ的LIFEスタイル!? 
当然、スーツにネクタイという服装ではなく、ラギットなワークウェアもしくは湘南的マリーンルックがはまりますよね。髪型や顎髭はそういった背景から出てきたのではと、僕ちゃん僕ちん僕やん僕んちはかんがえます。

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ウイリアムズバーグのメンズショップの店員さんで多く見られたのが、リーゼント刈り上げ君に、ナントなんと赤い!ニットキャップ、冬物よりは薄手ですがウール。(赤だからいいのです)
それにシャーツにコットンタイやポロにバンダナで春の装いを。パンツは勿論ご用達チノパン巻き巻き君。
ちょうど、30年程前の一世を風靡したボートハウスの湘南ボー!ってとこかな。
ちょこっと海の香りを感じさせるのが、またいいのでしょうか。
(その写真はないのですが、下の写真でイメージしてください、難しいでしょうが)

odin-new-york-spring-summer-2012-lookbook-menswear-6.jpg NITO CAP-01.jpg

以下の写真は、かなり違うイメージですが、写真がないよりはわかりやすいかと。笑

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The Heritage Post-02.jpg

そう言えば、イチロー選手の今年の髪型も近いですね。うっすらと顎髭もあり。カッコイイです!MVPの暁には、是非赤いニットキャップを!

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第二弾! (と言うくらい気張ることでもないですが、、、)

”シャイニング” から、もう一つお話を。
助演の坊やがいいんですよね~~勿論、演技もですが服装がGOOD。
この映画、設定がコロラドの雪山が設定で、主人公も無職の作家志望の中年。したがって出演者の服装は、田舎町のダサいカジュアルスタイルで通しています。
しかし、坊っちゃんだけは、各シーン毎服装が違い(もしかして何か意味あるのかも?
春樹先生なら分かるかな?) それが、なかなかキュートなのです。
ニコルソン映画では、”チャイナタウン”、Rポランスキー監督はニコルソンのスーツの背中のディティールにこだわり、毎シーン、背広を取り替え背中で演技させました。
だから服装にはとても意味あるんですよ!
キューブリックのこだわりぶりも、そんなこんなで随所で窺えます。楽しんでください。

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