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GREEN POINT in BROOKLYN

Written by 慶伊 道彦March 22,2016

昨秋初めて、ブルックリンでもウィリアムズバーグではなくグリーンポイントまで足をのばしました。
グリーンポイントは、ブルックリンの北西、ウイリアムズバーグのちょうど上に位置します。
写真のように街並は、ウィリアムズバーグと違いトレンド性には欠けます。
そのかわり、昭和の香りを感じます。レトロな看板、街並、街の人々、、、
ポーランドの伝統料理の店やヴィンテージ家具やインテリアの店も多くあります。
欧州の小さな田舎街はこんな雰囲気なのでしょうか。
ブルックリンを訪問してから知ったのですが、ブルックリン地区はなんと!なんと!意外や
マンハッタンより大きいのです。僕らは、ついマンハッタン中心に見ちゃいますので。
ブルックリンブームといっても、その大きなエリアのごくごく一部が再開発されている訳です。
残されたエリアは、古い街並みを残したままです。取り残されているところもあれば、
逆にそれが地代やレトロといった条件で、新しい世代に人気になることもあります。
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ここは、元々はポーランド移民のコミュニティとして盛えてきたらしいですね。
その昔、造船産業が盛んな頃(NYでも、そんな産業があったのですね、やはり海が側だからでしょうか)
そのためのロープ工場が多くあったエリアのようです。(ニュータウンクリークといわれる)
したがって、ここら一帯は元々は職人や工場労働者の街といっていいでしょう。
欧州系白人の街だったせいか、なんとなく僕が感じるニューヨークとは一味違います。
説明は難しいですが何となくです。黒人が少ないという事もありますが、欧州っぽいとまでは
いかないですが、柔らかい空気を感じることは確かです。

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ウィリアムズバーグとは違い、まったくトレンド性には欠けますが生活の街と考えると、いい街です。

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ウディアレンの映画でよく見た下町っぽいオヤジ達が、僕のブルックリンのイメージでした。
"ジゴロインニューヨーク"では、ユダヤ人街でのドタバタが楽しかったですし、
スパイクリーの "DO THE RIGHT THING" では、やばいイタリア人街での人種問題。
だから、トレンドエリアは、その広いエリアのごくごく一部です。そこが人気になっているわけです。
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いろんな下町チックな店はあるのですが、一軒だけ有名店を紹介します。
Peter Pan Donut & Pastry Shop
お店のアピールは、Fresh Donuts Every Day
写真のように、きれいに並べられたドーナツ!どれもが意外と甘さも控えめで、
僕にもおいしく感じられました。
また、界隈の特徴でもある "ポーランド娘" がカウンター内で注文を受けています。
当然ですが、色白でブロンドヘヤー。欧州っぽいかおりといっていのでしょうか。可愛かったです。
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来週に続く(多くは引用写真です)

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