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ROUTE 66 / BOBBY TROUP

Written by 慶伊 道彦March 14,2016

先週のJAZZ 気分からもう1題、一転!スタンダードJAZZの大ヒット作 ROUTE 66

Bobby  Troup / ボビー・トゥループ
ROUTE 66 の作詞作曲家 JAZZシンガー、ジュリーロンドンと結婚
ペンシルベニア大学出身の生粋のJAZZ-IVYアイコンです。
彼自身、大戦後退役からルート66を走り帰還したという経験からの作詞のようです。
1946年、終戦に湧く若者が、大陸を横断して故郷に帰る道中の気分を作詞したのでしょうか。
僕らは60年代になってからですが、TVドラマ "ルート66" 人気と相まって、よく歌ったものです。

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当初、この曲はナットキングコールが歌っていましたが、その後、多くのミュージシャンが歌う。
チャックベリー、ローリングストーンズまで(クネクネしたミックのビデオが最高カッコイイ)
それぞれ誰の歌がいいかとで騒がしかったですが、僕はTVドラマからのイメージの延長で、
主演でもあるジョージ・マハリスの歌う"ヘタウマソング"が好きです。
(U-TUBEより)
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ルート66は、イリノイ州シカゴ~カルフォルニア州サンタモニカの旧国道(つまり、駅馬車街道)
ルート66写真集では、Mobilのガソリンスタンドや旧い給油機、ネオンサイン、零細モーテル、
ビンテージ看板、、、アメリカンカルチャーを顧みれます。

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TVドラマ "ROUTE 66"
60年(NHKでは、62年)から、放映されたTVドラマ。確か、シーズン4まで続く人気ドラマ。
二人の若者が、シボレー・オープンスティングレーに乗りシカゴからカルフォルニアまで、
旅の途中で出会う様々な人々や事件、まさに元祖青春ロードムービー!
このドラマで当時のアメリカの人間模様を学習!なんとすごいのか!と、語り合ったものです。
主演のマーティン・ミルナーとジョージ・マハリスのかっこよさってってなかったです。
60年代の輝かしいアメリカ文化!まさにコカ・コーラカルチャーでした。
毎週、ゲストが変わる設定で、スザンヌ・プレシットが出たときは、仲間うちで大うけ!
(スザンヌ・プレシット=="恋愛専科"で、トロイ・ドナヒューと共演した可愛い女優)

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カラーボタンダウンシャツにカーディガンのボタンの一番下だけを留めるこのルックに釘付け!
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ルート66ではないですが、50年代、アメリカ横断の素晴らしい写真集もあります。

THE AMERICANS  /  ROBERT FRANK

Jack Kerouac が序文を書いています。
==フィルム上に~~~アメリカの外に悲しい詩を吸いました。
ロバートフランクに私は今、このメッセイジを与える。 あなたは、目を得ました==

ロバートフランクは、1955~56にかけて、アメリカ各州を撮影旅行。
界隈の市民の現実の生活を撮りまくる。その写真は、終戦後ドリームを信じていたアメリカ人にとっては
非常に屈辱な写真集でした。(栄光や豊かさが感じられなく)その後それが現実だったんだと
広く理解されるようになり、写真の質の高さと相まって彼の代表作となる。 
意外にも、アメリカではなくパリで出版される。
彼は、アメリカ人にはなくてはならない車がらみの背景がすきで多く撮っています。
写真集にはたくさん車と人々というテーマで撮られています。

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(全て引用写真です)
青春な50年代! GENTRYな60年代! 当時、アメリカが世界中に輸出したカルチャーです。
今日ではマニアだけのもののように思われていますが、良いスタイルはしっかりと根付いています。
最近は、タイでもIVYスタイルが沸騰中?!とか。いつかミャンマーまで、届いてほしいですよね。

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