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60'S GOLF STYLE

Written by 慶伊 道彦July 19,2016

145回 THE OPEN GOLF
ステンソンとミケルソンの異次元のデットヒートがゴルフの醍醐味を
これでもかと!見せつけてくれた全英オープンも終わりました。
僕的には、彼らの熱戦と同時にスタイルにも注目!
"グレー" 
暫くは、アスリート達にもグレーが主役では?と感じさせられた大会でした。
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(引用写真です)

さて、これからのサイズ感!ミディアムフィットなスタイルを学ぶなら、
この方とケイリー・グラント。二人の映画を何度もじっくりと見たいですね。
ところで、ショーン・コネリーのゴルフ好きは有名なところです。
なにせ、ゴルフの本場スコットランド出身ですからね。
そこで、今週は、ゴルフウェアにおける、これからのサイズ感について話します。
ある意味、スポーツウェア全般にも共通するとは思いますが、
ゴルフは、GENTRYスポーツです。従って、最もスーツスタイルに準じるかと。
(写真はゴールドフィンガーより~)
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老年になっても、この通りのカッコよさ!
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ショーン・コネリーに衝撃を受けたのは、やはり60年代後半。
丁度、日本では、アメトラ全盛時代ですが、徐々にサイズ感もゆったり目に。
そして、その後ブリティッシュTRADスタイルへと向かいます。

ゴルフの世界では、アーノルドパーマーの人気絶頂期!あとあと、ニクラウスが
彗星のごとく登場するまでは、この方を中心にしてゴルフ界はまわっていました。
この頃のスタイルが、まさに"ミディアムフィット"
現在と比較するとワンサイズ大き目なポロシャツ、そしてタック入りパンツ。
上品優雅なリラックス感が伝わります。

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左の紳士、おデブさんなのは、見ての通りなのですが、パンツのシルエットが
素敵です。今、求められているのは、このようなシルエットです。
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現代ゴルフでは、ウェアには、スポンサー名がいっぱいついています。
それが、一般人のウェアの流行りにまでなっています。いくつかエンブレム付き。
化学繊維の発展で、ピチピチパッチンで派手派手カラフルなポロ、パンツ。
しかししかし、考えてもみてください。一応、自然に手を加えてるとは言え、
他の多くのスポーツとの違いは、広々としたグリーン環境でのプレイ。
街着やストリート系ウェアをここで着てどうするんでっかって感じしません?
皆さん、日頃しないような過度なオシャレを意識しすぎなのではないでしょうか。
丁度、クールビズでカジュアルオシャレをトライするビジネスマンのようにネ。
慣れないことをしても、やけどするだけ、頑張るほどダサい感じを受けるのは、
僕だけではないでしょうね。

そういうプロゴルファーにも数少ないのですが、徐々に "ミディアムフィット" 派が。

ジョーダン・スピース
FEDEXランク1~2位のスターですが、極めてシンプルスタイルが持ち味。
ブルー系を主体にして、白~グレーパンツを履くシーンが多いです。
デザインもプレーンで、60年代のプレーヤーを感じます。
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ブライソン・デシャンボー
まだ新人なのですが、いつも気になるプレイヤーです。
プレイ理論のところは、ここでは置いておきまして、彼のスタイルを!
いつもトレードマークにしているのは、ハンチング帽。
ポロ、パンツも他の選手よりは、ややサイズ感を感じさせてくれます。
リラックスしたシャレ者ゴルファーを目指すなら、この若者でしょうか。
タック入りのパンツを履いてくれると、もっとかっこよくなるでしょう。
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デシャンボーの好んでかぶるハンチング帽、実はこの帽子は、
90年代の全米オープン優勝者 "ペイン・スチュアート" のトレードマークでした。
またペイン・スチュアートは、毎度ニッカーボッカーを履きましたが、難しいスタイル
を嫌味のない上品な着こなしで、多くのファンを魅了していました。
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先日の全米オープンでは、リッキー・ファウラーが魅せてくれました。
ペインスタイルで!タック入りのニッカーボッカーで新しいサイズ感も感じます。
こういったスタイルのプレイヤーが徐々に増えていく時代になってくると思いますよ。mnmt16-0700034.png
(全て引用写真です)
ゆっくりではありますが、サイズ感の変化が始まっています。
まずは、無理なピッタリ物は、タンスにしまい(20年後にまた、やってきますから)
ここは、plainでリラックスな60年代風で、プレーしませんか。

Blogger

中野 香織

エッセイスト/服飾史家/
明治大学特任教授

吉田 秀夫

”盆栽自転車” 代表

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"BOOT BLACK JAPAN" 代表

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”テーラーCAID” 代表

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”FAIRFAX” TRAD部門ディレクター

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”FAIRFAX” 代表取締役

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