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ANDERSON AND SHEPPARD

Written by 慶伊 道彦December 26,2016

ANDERSON AND SHEPPARD
32 OLD BURLINGTON ST. LONDON

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創業、1906年ですから、110年前ということになります。
それが今日までエレガントでトラディショナルなロンドンスタイルを
守り続けているというからスゴイですね。さすが、セヴィルロー老舗!

今回、取り上げたのは、その歴史の長さではなく、たまたまロンドンに出張中
(ジョンコンフォートを弊社が再興するにあたって、DAVIDさんとの親睦会で)
セヴルロ近くに素敵な店があったので、通り過ぎるのももったいないと思い入りました。
多分、よく通っていた道なので、確かここは、以前は? CONNOLLYという
スーパー高い(しかもデザインその他は、極めて普通という超贅沢)お店だったと?
違ったかな?
店内は、写真のごとくエレガントでモダン!色合わせも凄く素敵で気が配られて!
一人で店番?をしていた方が店長?若者でフランス人っぽいセンスの持ち主!
セータースタイルなので、セヴィルロー独特の威圧感もなく気さくに話せました。
この店が、あの歴史あるアンダーソン&シェパードのセレクトショップ?だったとは!


ゲーリークーパー
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後で、チェックしましたが、顧客リストが凄い!スゴイ!
フレッドアステア、ゲーリークーパー、ノエルカワード、ブライアンフェリ、
チャールズ皇太子(ダブルスーツが有名)、トムフォードも最近、顧客とか。
他にも挙げれないほど多く、いやいや~そうそうたるリストです。

歴史あるお店が、それに甘んじることなく、今日的エレガントを極め続ければ
クラッシックだけを建前としたり、妙にモダンに行ったりした店では太刀打ちはむり?
懐の深さを感じるしだい。

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(以上、引用写真です)

以下は許しを得て僕が撮った店内写真の一部です
それにしても、スタンダードな普通に欲しい品々が充実!色も豊富!
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残りの写真は、近々インスタに投稿!

さてっと!
年末恒例の忘年パーティ:今回のノリは、キューバで! 
ハバァ~~ナ~~

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今年も一年拙者にお付き合いいただきありがとうございました。
来年は、2月6日からアップ開始予定!

ASHIKAWA IZUMI

Written by 慶伊 道彦December 19,2016

美女シリーズ!
今年最後に紹介する女優は、"恋する女優 / 芦川いづみ"
(神保町シアター)

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芦川いづみは、今でも20代の純真無垢な女優としてそのまま思い出に残っています。
68年、結婚を機に引退、僕たちはその後、彼女を見ることはありません。
それが、なおさらに芦川いづみの色あせない青春スターというイメージを強めます。
最近は、メディアが氾濫、大衆意識でスターを丸裸にしてしまいます。
結局、その時はうれしい楽しいでしょうが、あとあとなにものこりません。
結果論でしょうが、女優業もブランドと同じで、どう旬を保つか難しいですよね。
特に主演級女優は、整形などのリスクもありますし。(顔の演技が難しくなるらしい)
TVに一切でないとか、結婚引退、こんな感覚のスターはうれしいですね。

芦川いづみは、100本を超える多くの映画に出演(助演、ヒロイン役が多い)、
中でも、川島雄三監督の映画で、芦川いづみは輝いていましたね。(演技力も!)
"風船" "洲崎パラダイス赤信号" "幕末太陽傳" いや~かわゆかったですな~
あくどい世界にポツンと咲く可憐な娘って感じが、映画を楽しくします。
健気な娘!
僕たちの世代は、病棟のベットから一人庭の落ち葉を見ている女に惹かれます。
春樹先生の "ノルウェーの森" の直子 かっての堀辰雄の "風立ちぬ" の節子
"いづみ" ブランドは僕たちの永遠のアイドルの一人でしょう、間違いなく。

ジョー&ジョージ 異色のコンビ映画
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芦川の娘役の決定版 / 可憐な清涼剤
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圭一郎が決めってるゼ / デビュしたての吉永小百合も
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芦川の黒縁メガネが爽やかでいい / "あした晴れるか"
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川島雄三監督の代表作 / 女衒に売られるけな気な娘役を演じる
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日活四天王? 日活の黄金時代を支えた女優
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(全て引用写真です)


MADE IN SWEDEN

Written by 慶伊 道彦December 12,2016

北欧ミステリーがすごいことになってるゾ!と

スエーデンは北欧デザインと高度な文化の香りする国です。福祉政策も充実
人間味にあふれた国という印象があります。
しかし、移民問題や家族の絆といった深いテーマもかかえます。
そこに焦点を当てながらも、実話をもとに実に面白くエキサイティングなストーリー
このミステリーを読まずして今年は終わらないのではないかな?

Bjorndansen  /  熊と踊れ  /   MADE IN SWEDEN(アメリカ出版)

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ノンフィクションとフィクションの境目をパズルでつないで構成(作家談)

これはな......熊のダンスだ、レオ。いちばんでかい熊を狙って、そいつの鼻面を殴ってやれば、
ほかの連中は逃げ出す。ステップを踏んで、殴る。ステップを踏んで、殴る!
たいしたパンチに見えなくても、何度もやられれば相手は疲れてくる。
混乱して、不安になってくる。
ちゃんとステップを踏んで、ちゃんとパンチを命中させれば、おまえは熊にだって勝てる!
(引用)

ミステリーは、解説するとネタバレになるので控えますが、今季最高に楽しめること
間違いなし!


一昨年は、"ミレニアムシリーズ" が大ヒット!
今年も "催眠" など面白いミステリーが登場し、北欧から目がはなせません。

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先月読んだのが、イタリアのミステリー "パードレはそこにいる"
いや~正直言ってイタリアから、あのようなすざましいミステリーが生まれるとは?!
やはり、内容は語れませんが、主人公の設定がユニークで引きこまれました。

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昨年の、"その女アレックス" "悲しみのイレーヌ" は、フランスミステリー。
ということは、北欧に限らず、欧州のミステリーがようやく日本に登場ということ。
今までは、イギリスの謎解きもの、アメリカのハードボイルドが主役でしたが、
これからは、多くの国のミステリーが楽しめるので、ファンにはうれしいニュースです。
年末年始、夜更かしのともに!

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(全て引用写真です)

PEDRO ALMODOVAR

Written by 慶伊 道彦December 05,2016

ペドロ・アルモドバル ・ スペイン映画監督

僕が観た監督の古い映画を公開順で上げていきますが、
セクシリア、バチ当たりの修道院の最期、マタドール、欲望の法則、
神経衰弱ギリギリの女たち、アタメ、ハイヒール、キカ、

以上ここまでは、アルモドバル映画の魅力の一つである、クソ馬鹿馬鹿しい!
映画です。社会常識にとらわれず、むしろ挑発(例えば、修道院でのレスビアン、
ゲイとレズ、バイSEX、コカイン、彼の映画では、浮気などは大した毒気ではなし)
その痛快さに、僕は毎度毎度、映画館に足を運びました。スペイン映画の魅力も
彼から学びました。

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一度などは、せっかくスペインに行ったのに、映画館三昧!(もったいない!?)
スペインの人は映画が大好きです。(インドの次くらいかな?)ただし、まずもって
僕が知る限りは"吹き替え"です。ですから、声優の人気度がすごく高いです。
アメリカ映画をスペイン語の吹き替えで見ると、なんと!違う映画に思えてくるのです。
不思議な時間でした。サグラダファミリアを見るのとどっちを取ればよかったかな~?

そして、オール・アバウト・マイ・マザー、トーク・トゥ・ハー、ボンバベール
女性の心の繊細さを描くシリーズでしょうか。このあたりから作風が変わります。

ペネロペ・クルス(ミューズ!!!)
このあたりから出演、あまりの魅力にノックダウン!
特に、"抱擁のかけら" なんとまあ~~オ~~マンダムって感じ。
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その後、私が生きる肌,,,などキワモノをとる。

そして、今日の話題最新作 "Julieta"  "ジュリエッタ"
映画は、母と娘、親子の絆と相克、その見逃した運命を描いています。

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映画冒頭タイトル画面からいいんです。真っ赤なドレープした服地がうねる!動く!
まるでそれは心臓のようでもあり女性のようでもあり絆の血のようでもあり。
とに角、色彩がきれいです。そのあとの最初の登場人物であるジュリエッタが
真っ赤なドレスをまとって登場。(いいんです~~)
監督は今回は、映像に特に力を入れていると思いました。印象に残るシーンが多く。
電車を横にともに走る鹿のシーン、漁師の家が海と同じ高さゆえ見える、窓から見る
海の美しさと荒れ狂ううねり。そしてピレネー山脈の美しさ。
また、若い時代の鮮烈な"青"と、対象的な12年後の"赤"、そして"白"
色でもって気持ちを表現しているように感じました。

新ミューズとか、アドリアーナ・ウガルテとペドロ監督

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(以上、全て引用写真です)

映画は、見終わった後、なにか一つ頭に残ればいいんです、深読みは禁物!ネ

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中野 香織

エッセイスト/服飾史家/
明治大学特任教授

吉田 秀夫

”盆栽自転車” 代表

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"BOOT BLACK JAPAN" 代表

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”テーラーCAID” 代表

伊知地 伸夫

”FAIRFAX” TRAD部門ディレクター

慶伊 道彦

”FAIRFAX” 代表取締役

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