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GERGIA O'KEEFEE

Written by 慶伊 道彦May 01,2017

Georgia O'Keefee   /   LIVING MODERN
Brooklyn Museum

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3月下旬から、NY、ブルックリンミュージアムで、ジョージア・オキーフ展開催。
ちょうど、スケジュールが合ったので、早速行ってまいりました。

オキーフといえば、花、動物の骨、抽象画で今日では有名なアメリカの画家ですが、
僕が知ったのは、70年代に入ってから。NYで知り合った不良外人がアーティスト
だった関係で、教えられたのですが、、、(当時、ARTにはそれほど縁がなかったです)
その後、NY派のニューペインティングを知って、すっかりアート通ぶるように(汗)
オキーフを教えられたときは、僕はその方を(つまりオキーフ)老人男性と見ていました。
2~3枚の写真からでしたから、オキーフは当時80才代?シンプルな服装ですから
写真だけでは、性別はつかなかったです。(今の時代のように、情報写真が豊富でない)
80年代にはいり、一度、サンタフェに寄ったのですが、さすがその際は驚きました!
オキーフのデザイン感覚がそのままでしたから。つまり、サンタフェスタイルは彼女が
導いたのでしょう。オキーフ・サンタフェ美術館もあるくらいですから。

今回の美術展を見て、まず感じたのは、なんと!なんと!彼女は若かったのだ!
(ず~~っと、老人のわけはないのですが、なにせ素敵な老い方をなされてましたから)


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バージニア大学を卒業後、1918年にアーティストになるためにニューヨークに出ます。
この美術展がユニークなのは、作品とオキーフのWEARが一緒に展示されていた
ことです。20代の彼女の服装は、僕が感じるY'sというか80年代東京の世界、
キナリと黒だけのスッキリした服装。とてもあか抜けた都会的なセンスです。

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1954、エミリオ・プッチ、Dress
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そして、29年にニューメキシコに移ります。作品も、花を大きく描いたり、
牛の頭蓋骨や角を描くようになります。服装も、サンタフェスタイル?
デニム、インディゴ、自然素材、シンプルなデザインにおさめています。
バンダナもオキーフが洗練されたスタイルにおきかえました。

1950年代、Banndana
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60年代、オキーフは、アジアに旅行します。日本、中国、、、
そこでの感覚を彫刻や着物にも反映させます。
1960年代、Tanzen
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1984、BuruceWeber撮影、
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数々の有名カメラマンが、オキーフを撮っています。やはり、魅力ある被写体ですから。
実に100才近くまで長生きされたので、晩年の作品も多く、充実しています。

1946、CecilBeaton撮影本人と
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素敵な笑顔、1975、DanBudnik撮影
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GEORGIA O'KEEFFE / LIVING MODERN BOOK
まだまだ紹介しきれなかった写真もたくさんあります。
この本には、たくさんの素敵な作品、写真、WEARが載っています。是非!

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エッセイスト/服飾史家/
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