Written by 慶伊 道彦November 27,2017
Written by 慶伊 道彦November 20,2017
レジメンタルタイのお話
ご存じのように、レジメンタルタイとは、英国連隊の所属クラブタイ、および
アメリカでのIVYリーグ校のカレッジタイ、として一般に定着しています。
勿論、今日では、英国スタイル、IVYルックの決め手として活用されています。
背景上、ブレザースタイルに、登場することが、今までは多かったのですが、
今回、紹介するのは、スーツinレジメンタルタイ!
スーツに、レジメンタイタイをするのが、トレンドですよ~って、話です。
本来は、ややカジュアル感のあるドレスアップに必ず着用されてましたが、
少しだけ崩した表現をしたいと思ったイタリヤオヤジが、スーツスタイルに
レジメンタイタイを取り入れられてから、ブームになりつつあります。
僕などは、いつもニットタイかレジメンなので
今更なのですが、やはり親しみをおぼえるというか、好ましいスタイルですね。
下記の写真のように、イタリアンですと、手巻きの裏無しで、仕立てるのが特徴です。
手仕事っぽいのを好むイタリアンです。(VIOLA MILANO インスタより)
パターンは、このように大きなピッチのクラッシクなストライプが特徴
カラーも、プレッピー風ではなく、あくまでイタリアン好みの渋さがポイント
(全て、引用写真です)
今後、パターンのバリエーション化やカラーの変化で、ますますレジメンタイタイが
ドレスアップに、欠かせなくなるでしょう!
因みに、レジメンタイタイは、レップ組織(ツヅレ織)でなくてはいけません。
今秋、フランネルスーツやツィードジャケットのドレスダウンに是非!お勧め
Written by 慶伊 道彦November 13,2017
キャンベル・バー / セントラルステーション内
なんとまあ~ もの凄いBARがNYにあったものです。
NY知ったかぶりの僕もここは、知りませんでした。魔宮に入り込んだようです。
最近、映画"ゴシップガール"の撮影に浮気現場として使われたようですが、
映画は見ていたのですが、知りませんでした。
雑誌で知り、とにかく行ってみるべ~~と、軽くくくっていましたが、どっこい!?
セントラルステーション内のどこにあるのやら??? 結局、忙しい駅員さんに
3度も尋ねる始末、エレベータまで案内していただき(恐縮)確か、4階に上がる。
そこは、テニススクールがあり、またまたそこで、お世話になる始末、、、
結局、狭い入口階段を上ると、CAFEかBARかといった感じの広い空間。
おや?と思ったら、またまた更に上だと、案内される。
いや~~~たまげた空間のBARがありました。デコ文化!満載ってかんじの。
ビジネスマンで満員でしたが、運よく一つテーブルが空いていたので、ラッキー!
NY黄金期、鉄道のお偉いさんでもあった、John Williams Campbell さんの
何と!プライベート・オフィスだったとか。その空間をいじらずそのままに生かし
キャンベル・バーとして生まれ変わらせたBARです。
僕には、この様式が、どういうものなのかは説明できませんが、アメリカ黄金時代の
スケールの大きさに驚きました。
(写真は、全て引用写真です)
NY通を語るあなたに、是非!一度訪れてほしいBARです。
(日本のWEBでは、閉店となっていましたが、入口も違うし?写真は同じものも?)
とに角、行く前に確認したほうがいいでしょうか。212-297-1923
Written by 慶伊 道彦November 06,2017
Jean-Pierre Melville / ジャン=ピエール・メルヴィル
フランス映画、フィルムノワール/暗黒映画の美
生誕100年ということで、東京国立近代美術館フィルムセンターで開催中!
同時に、記念して、角川シネマ新宿やアンスティチュ・フランセ東京で限定上映
展示は、古いポスターとスティール写真だけという簡素な展示ですが、むしろ
そのそぎ落とした展示空間でメルヴィルの世界をより感じることができました。
(幸いというか、僕一人でしたし、、、)
以下、展示内容イコールある意味、製作映画の紹介となります。
海の沈黙(49)、恐るべき子供たち(50)、#これは友人でもあるジャンコクトー原作#
この手紙を読むときには(53)、賭博師ボブ(56)、マンハッタンの二人の男(59)、
モラン神父(61)、いぬ(62)、#JPベルモンドを起用した二つの映画、"勝手にしやがれ"で、
メジャーになったベルモンドは、当初、神父役が自分の役ではないと思いオファを蹴ったが、
メルヴィルは、カンヌまで神父の衣装を持参しトライ!(なんと、ピッタリはまったとか?!)
次作品"いぬ"では、神父役とは逆に持ち前の危ない男を演じて、さらに評価を高める#
フェルショー家の長男(63)、ギャング(66)、サムライ(67)、影の軍隊(69)、
仁義(70)、#この3作には、メルヴィルの真骨頂を感じられる。ドロンの"サムライ"は、
僕の愛読書風映画ですし、"影の軍隊"のリノ・ヴェンチュラを取り巻く役者たちの素敵なことったら。
そして、最後に、リスボン特急(72)、
ハリウッドギャング映画に影響を受けましたが、自由闊達な製作手法と独特な美学、作風でもって
刑事とギャングの秘密めいた儀式を演出する。
その斬新なフィルムノワール手法は、クエンティン・タランティーノはじめ多くの監督に、影響を与える。
僕からのメッセイジは、ここまでとして
Le Cercle Roage というブログがまた、凄い!実にメルヴィルを愛している方です。
ですから、僕が語るよりは、皆さんにメルヴィルのカッコよさをお伝えできるかと思い
一部を勝手にそっくりコピーしました。(ご了承ください)
以下======
彼の映画は主に暗黒街が舞台で、それも夜、雨、鏡、トレンチコート、ソフト帽、酒、タバコ、ナイトクラブ
踊り子などが重要なモチーフとして登場しますが、その作品に一貫して流れるテーマを挙げるならば、
"男の友情と裏切り"ということになりましょうか。
中略
彼の作品中で、ときに登場人物は友情を取るか裏切るかの選択を迫られます。
中略
また、メルヴィルの映画は、極めてセリフが少ないことでも知られています。
いわば、言葉で語らず映像で語る。
男たちも、男と女も、ちょっとしたアイコンタクトだけで意志を通じ合わせます。
一つだけ例を挙げるとすれば、仁義でアラン・ドロンと、ジャン・マリア・ヴォロンテが知り合う場面。
逃亡犯であるヴォロンテが、結果的に逃亡を助けることになったドロンに「俺が平気なのか?」と聞く。
その言葉にドロンは答えず、無言でタバコとライターをヴォロンテに投げて渡す。
逃亡中でタバコに飢えていたヴォロンテは、美味そうにタバコを吸い、ライターをドロンに投げ返す・・・
たったそれだけのやり取りの中で、お互いを認め合う・・・いわば仁義の契りを交わすわけです。
メルヴィル美学とも言いたい名場面の一つで、ファンとすればこれだけでもう痺れてしまいます。
また、ドロンのライターの受け取り方が最高にカッコ良いんですよね!!!
======以上 (Le Cercle Rouge より)
このような痺れる内容がブログ内に満載!!!いや~~好きにも上がいるものですと、納得。
是非、ブログに訪れてみてください。
(この写真のみ、引用しました)