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サウスケンジントン

Written by 慶伊 道彦October 27,2008

僕は常宿(?)にしている“Number 16 ホテル”のあるサウスケンジントン界隈が好きです。
駅も小さく乗り降りの時間が短縮できるので動くのにも便利ですし、晴れた日にはQueen‘s Gateを12~3分歩けば、ケンジントン公園があり、軽いトレーニングをしたりベンチに座って日差しを浴びながら旅行のまとめをしたりしています。そしてホテルから少し歩けばFulham Roadに出て、コーディネイトが素晴らしいラルフローレンショップがあります。(多分少し前までは世界でNO1.のラルフローレンショップでした。今は、他の店もまねて大差なくなりましたが。)
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夜はもう少し足を延ばしてカジュアルレストラン“ Tom‘s Kichien”に行きます。ここは、Sir Conranの息子がやっている、学食をセンス良くしたイメージの店で、手軽なプライスでおしゃれ食事が出来ます。というわけで、ロンドンに来るといつも僕はこの周辺をブラブラしています。
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「世界株安下」のレストラン

Written by 慶伊 道彦October 20,2008

NYの友人からのメールで、NY株1万ドル割れという異常事態なのにもかかわらず、人気レス トランは大盛況で(?)予約も取れない。ス トレス解消のためなのか、やけくそなのか?なんてメールが届きました。
東京のミシュランレス トランは、なかなか厳しい状況だという話は聞きますが、日本の経済力の底の浅さなのか、文化度の浅さなのか。

「SHEEKEY」
ロンドンの老舗レス トランの代表はなんといってもSHEEKEYと IVYですよね。両店共に何ヶ月も予約の取れないレス トランとして有名です。(東京でのカンテサンスみたいなものですね、予約取りの難しさに関しては) 僕はSHEEKEYのDOVER ・SOLE ・GRILが大好きなので、行く時はいつもRichard Jamesに無理を言って予約してもらいます。彼はロンドンの夜の有名人の1人なので、即、予約を取れるんです。
先程話しましたNYと同様、こんな異常時でもフルブッキングでした。店内の写真は無理ですが、店の前とドーバーソールグリルの写真をちょっと。
店はセントマーチンレーンから小道に入った渋い場所にひっそりとあります。特に目立った外観も内装もあるわけではないですが、超スノップ感は漂っています。
もちろん、コンディションの良いグラスシャンパンから始まる食事は素敵なものです。店なんてものは、有名デザイナーの内装なんて無意味で、給仕人とお客と食事の醸し出す音と空気が大切なのだと云う事がよくわかります、ここに来ると。
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ついでにもう一つNEWSといっていいのかどうか。
ヒュースロー空港第5ターミナルが完成して、なかなか評判が良いと聞いていたのですが、ブリティッシュエアのみの単独ターミナルでしたので、僕も今まで行った事はありませんでした。そこで今回、ミラノ行きには、第5ターミナルを使いました。世界の三星レス トラン “ GORDON RAMSAY ” が入っているのにはビックリしました。
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「I VY IS TRAD」

Written by 慶伊 道彦October 14,2008

2年程前に表参道にラルフローレン本家の店がオープン。ようやく日本のメンズにも進化したアイビーテイストのスタイルが伝えられました。また折しも同時期、新人デザイナー・トムブラウンが登場。60年代コンテンポラリーアイビーをアップデートしたスタイルを発表しました。
そういう訳で、日本にアイビールック(もしくはテイスト)が再び脚光を浴びてから、まだ3年と経っておりません。
ファッション界の流れ(常識?)からいきますと、まだまだ成熟期を迎えておらず、来年もアイビーディテール(もしくはテクニック)スタイルが続くものと考えます。

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日本の雑誌等、ファッションディレクターは次々と新しいスタイルを読者に発表しなくてはならない宿命みたいなものがあり、今秋にはもう“アメリカよ、さようなら”“イギリスよ、こんにちは”と、キャンペーンをはっています。お客様としては、ほんのちょっと前にイングリッシュスタイル(クラセコも)を卒業したばかりなので、そのキャッチフレーズにはさほど意味があると感じられませんが、むしろまだまだアイビーテイストは未消化の状況なので、スタイリングへのテクニックとしてスパイスに使ったり、ディテールの面白さを組み合わせたりしていきたいですね。大人目線で取りあげると、まだまだ掘り起せるテーマだと思います。

「IVY」「PREPPY」「TRAD」このスタイルはどう違うのか?もちろん語義を専門に扱う評論家にとっては大きな違いを論じる事の必要はあると思いますが、トレンドとしてとらえるとこの3つのキーワードは今日風に同じ気分としてとらえていいのではないのでしょうか。
という事で、「IVY IS TRAD」
アイビーとは、アメリカで50年代半ばに、日本では60年代初めに大流行した「アイビーリーグモデル」から派出したスタイルです。もともとは学生がブリティッシュカントリースタイルをデイリーウェアとしてとらえていったのですが、いろいろなディテールにこだわる事で学生らしいスタイルとなっていきました。

メンズファッションの故郷、ブリティッシュカントリーを「IVY」の眼でとらえ、その特徴ともいえる「ディテール」「カレッジ」「スポーツ」等々を、メンズビジネススタイルシーンのコーディネイトの端々に(隅々に)含ませて打ち出してみたいと思います。学生から生まれたルックをビジネスマンの社会ルールの中で感じるスタイルに。シャツ、ネクタイ、スカーフ、ソックス・・・あるいは着こなし方、着くずし方などで今の気分を出したいと思います。

パリのハケット店

Written by 慶伊 道彦October 06,2008

イギリスのハケッ トが日本上陸を発表しましたが、どういったスタイルでの展開になるのでしょうかね。
と云うのは、ロンドンのハケッ ト店は今までまるで地味なチェーン店といったジャーミンス トリートルックでしたから。
ところがパリ店はオールドイングランドのインショップだと云う事も幸いしているのでしょうか、同じ商品群とは思えないくらい素敵なお店です。(サンジェルマンデュプレにもあります。)
Hackett は25年前にJerem y Hackett がNew Kings Road(超!超!はずれの場所)に、ビンテージ衣料のおしゃれな店を出したのがスタートです。
そのスタイルは、クラシックイングリッシュカントリーをC it y C hicでスポーティに アレンジしたもので、その店を初めて訪れた 時、当時の僕はロンドンにもラルフローレンがいると感動した事を憶えています。
その後、パートナーが代わりビジネスが大きくなり、スタート当時のレベルからはさみしい限りのチェーン店になりました。しかしながら、最近良いパートナーを得たのか、少しずつ昔のおしゃれさが感じられ嬉しく思っていました。。80年代の感動を再び!西の横綱としてがんばって欲しいです。
日本の店も、やはりパリ店みたいにかっこよく決まるといいですね。

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