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007

Written by 慶伊 道彦February 02,2009

評判どおり、ダニエル・クレイグ主演の007第2弾はあたっているようですね。そこで、今週は「007」の話。
007シリーズは「ドクター・ノオ」から1962年にスタートしたのですが、実はイアン・フレミングの原作小説は「カジノロワイヤル」が第一作。なぜ、それからスタートしなかったかと言いますと、イアン・フレミングは「カジノロワイヤル」の映画化権をたたき売ってしまっていたのでした。あまり熱心なオファーがなかった事もあって。
しかし、この権利が後にコロンビア映画の「007 カジノロワイヤル」になったのです。007映画の最高傑作B級C級ムービー!なにせ悪役がウッディ・アレンとオーソン・ウェイルズ。主演がデビット・ニーブンとピーター・セラーズ。他にも、ベルモンドやオトール、ウィリアム・ホールデン、デボラ・カーやジョン・ヒューストンも。もちろんショーン・コネリー主演の007全7巻は全て見ました。最初に見た「Dr.NO」“007は殺しの番号”は1962年ですから、僕が高校生の時にたいした情報もなしにフラット洋画館に入って観ました。すごく興奮したのを今でも覚えています。ショーン・コネリーの新鮮さはもちろん、ジャマイカの海岸のウィーシラ・アンドレスの肢体にはビビりました(田舎の少年には)。
それからは007シリーズの虜になり、寅さんファンのごとく全シリーズを観ています。
思い出に残るシリーズとしては、「ロシアより愛をこめて」のダニエラ・ビアンキ、「ゴールドフィンガー」の悪役ハロルド坂田、シャーリー・バッシーの主題歌「ゴールドフィンガ~~~」のフレーズ、全身を金で塗りたぐった美女etc.etc. ショーン・コネリー主演作品は全て僕のお気に入りですが、ロジャー・ムーア主演のものでは「美しき獲物たち」が印象に残っています。主題歌を80年代の代表するアイドルグループ・デュランデュランが歌い、悪役にクリストファー・ウォーケン、そしてあのグレース・ジョーンズ!!やはり悪役がはまったシリーズは傑作です。ジャイアント馬場をイメージした「私を愛したスパイ」のリチャードキールもよかったです。
007の話になると尽きないのでこの位にしますが、今回の作品、主演ダニエル・クレイグ。現代の設定ですから、ショーン・コネリーの時代背景は無理ですが(B級C級やセクハラ度など)、まったく違う007になっている事は間違いないです。それはそれで楽しめるのですが、いかんせんテンポが速すぎておじいさんには動体視力的につらかったです。(泣)Sコネリーのゆったり感が懐かしく思いました。
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