Written by 慶伊 道彦February 28,2011
GQ誌からのスプリングスタイル~~
まずは、ビジネスマンの為のコットンスーツ。Tobacco Brown Chinos スーツにペールブルーシャーツ。ライトグレーコットンスーツにホワイトシャーツ。新しい色は新しい薫り感じさせてくれます。ネクタイは、黒のニットタイでシメル!
ネクタイ:マドラス柄チェック。もちろんコットンマドラスそのもののタイもよいですが、シルク地やリネン混の織物タイもすてき!今年の風に吹かれましょう~~
胸には、シルクのスポットチーフを無造作に差しましょう。アメリカンとブリティシュの怪しい?ミックス!
ベルト:編み込んだメッシュベルト。weekend chinosやホワイトジーンズに合わせて。スーツに差している人は指すぞ!笑
靴:walkーoverのスエードシューズ。soleはGeorgia Red底そこがかっこいい!
Weekendはスーツを脱ぎ、バラクータにchinosやジーンズを合わせる。今年は、こんなスタイルにはネクタイをするのが雰囲気!
ポロにかわりラグビーシャツはいかがでしょうか?Michael Bastian GANTが特に一押ししています。
昨年大ブームのStーTropez sailorーknit ピカソが大好きだったこのアイテムは今年も健在。
モデルの一人は、Armie Hammer。例の映画、ソーシャルネットワークで双子役。アメリカ東部のエリート顔、うっとり~~
Written by 慶伊 道彦February 21,2011
Written by 慶伊 道彦February 14,2011
”ビートジェネレーション” 再評価!ーー日経/夕刊文化欄ーー
ジャックケルアック、ウィリアムバロウズ、アレンギンズバーグ、etc 僕のブログでも再々登場してきていますが、今 その当時の60年代カウンターカルチャーが再評価されて来ているとか。
青山南さんの翻訳が素敵な ”オンザロード” 、そのスクロール版が初めて世に出ましたし、バロウズの”ライティングマシーン”はドラッグ愛好者イメージを刷新し評価も高いです。また、 ”オンザロード は、あのウォルターサレス監督で今年映画化になるというのも楽しみです。
日本でも、WOWWOWで堤幸彦監督によるドキュメンタリー映画 ”BEAT GOES ON” 、ドラマ ”コヨーテ、海に” が放送され見ましたが、興味深かったです。
その放送の中で、Ms.レジーナウェインリッチ(ビートジェネレーション脚本家)のインタビュがなかなかウンチク。ーーー1950年代に始まった彼らの活動は、 ”他人とちがってもいいんだ” ーーー自分らしくあるんだ!自己を違う角度からみてみたい、そんな考え方は人々の考え方をガラリと変えました。世間で認められず打ち捨てられたものに光をあてる。いろいろな表現手段を使い光をあて、そこに価値の追求とモチベーションの広がりをみる。(先週のブログに書いた、千利休も同じ様な事を言っていたような気がするが?)
この活動は、その後のアメリカ発の文化、およびあらゆる分野に影響を与える。(コンピューター業界ですら)
ボブディランがいいました。 ”オンザロード” は私の刺激の全てだ!80年代に僕が見て衝撃をうけた映画、ジムジャームッシュの ”ストレンジャーザンパラダイス” も典型的なビートスタイル映画といえるのでは。
メンズスタイル界においても、50年代から始まるコンテンポラリースタイル、IVYルック、ホーボースタイル、etc.今日でも強い影響をうけています。デニムシャーツをINにコンポラIVYジャケット、チノーズのカーペンターパンツなんてくれば、あなたも完璧なビートです。ネ!タケシさん~~
Written by 慶伊 道彦February 07,2011
SUKIー数寄者
昨年末、久々にミニミニ美術館に行きました。
山本兼一の "利休にたずねよ" を読み終わった後、何故か具体化したいと思いましたので。非常に身近ですますかんじでしたが。
戦国時代、信長から秀吉につながる時代。その波乱に満ちた時代を己のとぎすまされた 感性で生きぬいた 商人。千利休。利休の数寄というスタイルの凄さを小説の中に感じ取りました。単に今で言う
アート感だけでなく自分の生きざまや取り巻きにまでこだわる、完璧なセンスの持ち主。よく、日本には "わび" "さび" の文化、現代でいうところの "デコレーションデザイン" などに見られる "華麗な、、、" の文化の二つがあるといわれていますね。利休と秀吉はその対極に位置しているのでしょうか。
、、、と言うわけで、行ってきました。
"永青文庫" は、今は遠き武蔵野の面影を残す目白台の一画にある、細川家の屋敷跡の一隅にあります。本当!にのんびりって感じでなりますよ。誰もいないんですからね。
#千利休所持の唐物茶入ーーー"銘利休尻ふくら"ーーー
"畠山記念館" ここも白金台の静かな住宅街に位置します。訪問客がいないということは最高の気分ですよ~~
#利休の一番弟子である古田織部が愛した茶碗ーーー"高麗割高台"ーーーもう一つは、千利休作ーーー"茶杓銘 銘落曇"ーーー
利休の考え発する"侘茶 数寄者の考え" 名物を尊ぶ既成の価値観を否定する精神、飾りを徹底して排除するスタイルは、現代では僕らが愛する "IVY" にもつながるように思えました。前述しましたそぎ落としたクールさ。きっと、利休は IVYスタイルで決めていたのではないでしょうか!