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NY shop's window

Written by 慶伊 道彦May 28,2011

おなじみ、NYウィンドウディスプレィ。


1:今年一押しのカーキーベージュのスーツ(もしくはジャケット)
ブルー系一辺倒の昨年と違い、今年はカーキーを中心としたブラウン系も夏の仲間入り
シャーツとかタイ、小物にライトブルーを入れると、様になりやすいです。
コットンタイを絞めたり、袖をまくったりして夏の気分を!

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2:ALLブルー系のカジュアルディスプレイ。
知的、爽やか、ラギット、RRL的、それらが嫌みなくまとまっています。
一本線のレジメンタルとブルーのカーディガンがこの着こなしの際のポイント。

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3:クレージーマドラスのジャケットに白のコットンパンツ。60年代IVYを今風に!
上着丈と袖丈を短く、そしてライトカラーのニットタイ、etc.

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4:夏はバミューダーショーツだ!!!的写真。
やはり旬のものを中心に持ってくるとコーディネイトが易しいししゃれていますね。

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5:番外編 / バスクストライプ氾濫の夏
今年の雑誌の中で僕がオシャレだな~と思った写真とNYのなんでもないオシャレディスプレィ。#4と同様に旬はわかりやすいです。色々トレンドだ!と騒いでグチャグチャになるより、Pピカソ様に学びましょう!

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Sidney Lumet

Written by 慶伊 道彦May 20,2011

Sidney Lumet

シドニールメット
リベラル派の映画監督、シドニールメットが4月に永眠。
60~70年代の僕の好きな監督でまだ撮り続けている人は、これでもうウディアレンだけに。
(ウディちゃん!そろそろ渋い映画を!)
20代にみた“セルピコ“”狼たちの午後“はおもしろくて何度も見ました。
アルパシーノもあの映画でスターの仲間入り。

監督デビュー作“12人の怒れる男”(57年)が彼の出世作となります。
この映画は、その後何度かリメイクされてきていますが、やはりシドニールメット物には
かないませんね。50年代後半のアメリカの雰囲気が非常によく感じられますし。
狭い陪審室での密室劇にもかかわらず、12人の男のそれぞれの社会での
立場が服装からしっかり捕らえられるので、勉強にもなります。
ヘンリーフォンダの建築士役、タブカラーシャツの株式仲介人、ポロシャツに軽く
ネクタイをする学校のフットボールコーチ、ラウンドカラーシャツにスリムタイが
決まっている広告宣伝マン、、、
ヘンリーフォンダのボタンレスレギュラーシャツの襟の型がいいですね!
ネクタイの下の方に挟んだタイバーがいい気分。なんと言っても、ちょっと
オーバーサイズ気味の生成コットン?のスーツが今のタイトシルエットでなくゆったりとした
スタイルで大人の雰囲気をよく出していて気になりました。
ニクイ映画です。


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映画関係で気になる永眠になられた方は、他にもお二人。

エリザベステイラー、亡くなられた時が日本では大震災の直後だっただけに
ニュースの扱いが小さく残念でしたが、NYの新聞では勿論大大特集。
名作“ジャイアント”は勿論ですが、僕にとっては、“去年の夏突然に”“暑いトタン屋根の上の猫”この二本が印象に残っています。少年の頃の僕にとっては、あまりに
眩しく、当時のシュミーズ姿がいまだ目に焼き付いています。
(たしか”ひまわり”のソフィアローレンもシュミーズ!青年は白のシュミーズが女神) 
彼女は、最後のまさに女優の中の女優といっていいのでしょうね。

高峰秀子、“24の瞳”“名もなく貧しく美しく”など清潔で賢いイメージの
女優でしたが、僕が意外と印象に残っているのは、“カルメン故郷に帰る”
ストリッパーという当時蓮っ葉な役柄を幼いながら楽しんだものです。
確か、日本初めての“総天然色映画“

こうやって、50~70年代のモダンな香りがだんだんと消えていくのでしょうか。喝


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NIGHT N.Y.

Written by 慶伊 道彦May 15,2011

NYナイトクラビング

1:JANE HOTEL
JANE HOTELはミートパッピングエリアの下の方、ちょうど11stあたりの左端に位置
するストリートJANE streetにあります。
1908年、水兵さんの社交クラブとして当時設けられたという事のようです。
2008年、CABIN LIKE ROOMをいかしてホテルとしてリノベーションされました。
ここのホームページを見ていただくのが一番なのですが、この写真のように受付ボーイの衣装などいい雰囲気をだしていますよね。場所がいささか不便なので、僕は泊まることはないのですが、もし観光で来ているのだったら一度は泊まってみたいホテルです。アンティークな室内を味わってみたいです。
以上はホテルとしての話なのですが、ここは夜がまたおもしろいのですね。
フロント横のラウンジがクラブに変身しちゃいます。なんと!?
写真のように、随分な盛り上がりです。80年代に14丁目にあった”NAILS”の雰囲気がちょっとだけ感じ取れます。(勿論、当時のブレークにはかないませんが)
今、NYでこれ以上の雰囲気をもったクラブはないでしょうね。(ヒップホップ系ではなくて)
建物そのものからくる雰囲気もプラスしています。一応、入場制限してなかなか入れませんが、運良くチェックイン!


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2:RESTAURANT
*LINCOLN
リンカーンセンターは、セントラルパークの左横に位置します。ジョンレノンのダコタアパートも同じエリアになります。ダウンタウンと違い、アカデミックな雰囲気があります。ここは広い文化施設で、中にはコンサート会場、学生関連、映画館、、、僕も一時期よく通いました。そこから名前をとったLINCOLNは、その一角にある新しいレストランです。場所柄、それ程スノップ感もないモダーンイタリアンです。
*11 ELEVEN MADISON PARK
ミッドタウンにあるフレンチレストラン。WORLD 50 BESTの5星に輝くリッチ&スノップ
なレストランです。
ここは元々BANKだったらしく、立派な建物で天井は3フロアー分くらいあり、柱や壁の装飾からも往事の雰囲気を感じとれます。僕の好きなブルゴーニュ/ニューサンジョルジョだけでも
30種類もリスト!!でも、NYなので”RussianRiverValley”産にトライ。
東京だとチョット敬遠しているタイプの店ですが、ここはNY!いろいろな場面を勉強するのも楽しみの一つです。おなじみトイレの写真もおまけ。


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YSL

Written by 慶伊 道彦May 07,2011

映画”イヴ・サンローラン”
この映画は、ドキュメンタリー映画ですが、当時21才のサンローランを50年間も見守り
支え続けたパートナーであるピエールベルジェ氏の語るサンローランの創造、愛、苦悩の
物語です。僕のスタイルとは縁がないのですが、60年代彼が20才時のスタイルは実に魅力的でしたし、アンディウオーホールのファクトリーにも出入りしていたらしく、その辺の興味もあり早速見に行きました。

僕が映画を見て驚いたのは、もちろん50年間も公私共に一緒に暮らしたベルジェ氏の
インテリジェンスなセンスもありますが、あのミッテラン社会党(左派)政権下、SYLを大きく
成長させたという事実。フランスでは、左派といえどもファッションという文化の一つに対して最大の庇護をする凄さ!(日本の先生方は、あのクールビズなどというマカ不思議な造語を作り開国以来続く日本の正統ファッション文化の堕落を?)
しかし、お二人の骨董品、美術品への圧倒的収集意欲にはため息!パリ、マケドニア、
ノルマンディの自宅の品々、あれがサンローランの世界観なのでしょうか。

やはりこの映画を見た後のデザートは、トムフォードで決まりでしょう。
YSLリヴゴーシュのデザイナーもつとめましたし、勿論お二人とも美を求めるゲイですし。

映画”single man”
この映画は、そのまま”トムフォード”である。
彼自身の美意識や生活スタイルへのこだわりが、映像、音楽、俳優etcに徹底しています。
内容は、中高年になると誰もが感じるミドルエイジクライシスを取り扱ったもので、
まさにシンプルな映画です。また、60年代のリアルファッションをしっかりとらえています(コンテンポラリー主役教授とトラディショナル教授の2ショットなど)
当時の白シャツのドレスアップが特に映えました。

一日に2本!ヴィスコンティ映画のようなスタイリッシュなゲイ世界観を味わえました。

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