60's "boy hunt"
September 20,2011
フレンチポップスの話をすれば、当然本家アメリカンポップスの話へと流れます。
60s歌姫、コニーフランシス。Connie Francis
決して女性っぽい魅力とは縁がないFACEとSTLYEなのですが、どっこい天童!、
大ヒットを飛ばし続けました。ヴァケーション、可愛いベイビー、ロリポップリップス、、、
日本でも、中尾ミエ、森山加代子、弘田三枝子、青山ミチ、、、が歌い大ヒット。米POPS旋風!
"Where the Boys are" 邦題 "ボーイハント"
MGM青春音楽映画路線での映画デビュ。冒頭からコニーの歌で始まるコニーの為の映画です。
映画は、4人の女子大生がフロリダナンパバカンスに行く<お馬鹿>なストーリーなのですが、
当時は、<美しい十代>だった僕には、その豊かなアメリカにため息しながら見たものです。
特に、4人のうちの2人はすごく可憐でお姫様のような目の輝きをしていたので、アメリカ娘にノックアウト!
=イベットミミュとドロレスハート=
イベットミミュは当時の日本では、ミメオと呼ばれていましたが、いや~ぞっこんでした。
ジョージハミルトンは大金持ちのぼんぼん役なのですが、これがピッタリのはまり役。
その後の彼の映画でも、これを超える役はなかったような気がします。
あまりにアメリカ的美貌を持ったが故のプレーボーイイメージ。
実生活でもジョンソン大統領の娘、あの!イメルダ夫人、そしてリズテイラー、、、有名ところを
落としまくり。いや~あの男ぶりとスキが無いオシャレぶりをみれば、男でさえウットリでしょう。
それゆえ、映画の方は、いまひとつパッとしない役柄ばかりでしたね。
その辺が、"のっぽ物語 "の後も賞レースに参加したアンソニーパーキンスとの違いかも。
しかし、僕にはたった1ッ本のこの映画で十分です。
そして、70才近くになった晩年、ようやくいい味を出してきています。
ウディアレンの "さよならさよならハリウッド"にも出ていましたし、ちょい役ですが、雰囲気はさすが!ってところです。
最後の映画は、大金持ちのトラッドスタイルでウォール街のマイケルダグラス大風呂敷男を叩きのめす役をしてほしいですが、、、?
ところでこの映画 "ボーイハント"は、日本でも(たぶんアメリカでも)まず手に入りません。(マフイアルート?)
わかってはいたのですが、80年代にリメイクされた同名のVHS映画を見ました。
ストリーは、もっとお馬鹿にもっとエロっぽくしたB級物ですが、ラジー賞という不名誉な賞を取りました。
ただ、意外と勉強にもなりました。60年代と80年代のアメリカの立場の違いというか、時代の変わりが見て取れます。
女性のスタイルは、ポニーテイルに対してソバージュというかファラフォセットメジャーズ風。
男性は、ワスプなTRADスタイルは皆無。音楽も、POPSからロックへ。
いや~~60年代っていいですね! (淀川風オチ)