kennedy-royal family
September 04,2011
J.F.KENNEDY
先月、NHKBS1で、米TVドラマ”ケネディ家の人々”を見ました。いや~まいりましたね。
再三、このレポートに登場しているケネディは、僕達にとっては、青春のバイブル!
あの名演説”松明の炎を~”というくだりに感動したことを今でも覚えています。
戦後っ子である団塊世代は、生まれたときからアメリカ文化を団地のシャワーのごとく、
山伏の滝のごとく、浴びてきましたから。
このケネディ物語は、その最終章ともいえるドラマです。
無論、王室の存在しないアメリカにおいても、ある種の暗黙の了承のもと、
ケネディ家=王室の図式ととらえられています。
さて、映画ですが、非常に良く出来たドラマでした。脚本もいいですし、
そっくりに役作りした俳優陣も素敵です。表情やしぐさ、クセなどをよくとらえています。
ケネディ役のグレッグキニアが考える時、口元に指をあてる手のしぐさ、慢性腰痛をかばう歩き方、、、数々のドラッグ薬など、、、
ジャッキー役のケイティホームズは、私生活ではトムクルーズの奥さんなのですが、60年代ファッションがとても素敵です。きっと、これからの流れを引っ張っていくのでは?
そして、なにより普段おめにかかれない父親ジョセフ役トムウィルキンソンのクラシックイングリッシュスタイル!カッコ良いですね~
ロングアイランドの海岸でジャッキーと jr そしてケネディが一緒にたわむれるシーンは、よく写真集で見ていました。他にも写真集のシーンが数々でて楽しくみました。
昔のブラウン管TVをうまく作って、雰囲気を出していましたし。
後半にでてくるマリリンモンロー役シャーロットサリバンは、モンローというよりマドンナといった雰囲気ですが、マドンナがモンローを意識しているから致し方ないのでしょうか。
しかし、弟ボビー役バリーペッパーがモンローとベットインしていたとは!ケネディと二股!まじめボビーもモンローのあやしさには負けたのかな?
ちょっと彼の普通なところが見え、安心しましたが、笑。
もしかしたら、モンローを意識しているマドンナは、当時、大統領のクリントンとベットを一緒にしていたのでしょうか?!
ケネディは、服装は、そんなにキメ決めではないのですが、なにかしびれさせます。
いつもグレーの2ボタンスーツに白のレギュラーカラーシャーツ、渋いネクタイ。
今風のタイトなTRADスーツではなく、ゆったりとした50年代後半の代表的なスタイル。
そこにアメリカ人の求める男像を感じさせます。
勿論、ケネディのスタイルはその後のメンズファッションの根っこに大きな影響を与えました。
アメリカンスタンダードスタイル=プレジデンシャルスタイル
ケネディの演説でこんな台詞があります。ーーー2年前、パリで私はケネディ夫人の付き添いだと申し上げました。だれも私の服など見てはくれないのです。夫人のファッションにばかり目が行くのですーーー