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tweed gentry man

Written by 慶伊 道彦October 16,2011

先週に引き続き、ツィードの話から。

アメリカ雑誌GQの今月号の特集の一つに、ツィードジェントリーマンがあります。
ツィードスーツにタータンチェックのシャーツ、タイドアップをしてレジメンタルやウールタイ。
写真でおわかりのようにツィードという古い?素材を使っているのに、とてもフレッシュな装いに見えますね。ツィードでもハリスツィードのように厚手ではなく、ウインドウペインやドニガルの薄くて柔らかい生地のスーツですと、ビジネスシーンでもそんなにカジュアル感はありません。それに合わせたタータンチェックのシャーツが雰囲気を醸してします。勿論、もう少しビジネスっぽく決める場合は、ロンドンストライプも悪くないです。

今年の夏のスーパークールビズでノータイ、ポロシャツスタイルの楽さかげんに(だらしなさ)、味をしめた今時リーマンは、冬でも、そのスタイルつまりノータイ、オープンネックでいく感があります。男にしか出来ない女にはないスタイルを棄てるとは、、、
まあ~しょせん、スーツにネクタイというスタイルをコスプレ的に考えているリーマンにオシャレの未来はないでしょうが。
フライデーカジュアルなんていう昔あった業界キャンペーンも、その人達のレベルに迎合していたのでしょうか?今では、誰も言いませんよね。
だいたいドレスとかカジュアルとかという括り方は、すごく古い(というか、昔の方が作法に則っていました)と、思いますがいかがでしょうか?むしろ、昔言い古された、TPOが新鮮に聞こえます。時、場所、場合とかね。このLADYとは明日の5時、このBARで、このスタイルで一杯!


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