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JOHN CASSAVETES

Written by 慶伊 道彦July 02,2012

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5月末から6月末まで一ヶ月間、John Cassavetes = ジョンカサヴェテス監督の復元ニュープリント版の6本の映画を上映していました。その後は、各地に移りやります。
ジョンカサヴェテスの映画は、DVDでは、ほとんど見ることが出来ません。
夏休み、この映画フェスティバルを追いかけるのもGOODプラン!

今回、マーティンスコセッシの依頼でGUCCIが支援して復元が出来ました。
GUCCI等のラグジュアリーブランドには縁がありませんが、デザイナーに感謝!

”アメリカの影””フェイシズ””こわれゆく女””チャイニーズブッキーを殺した男””オープニングナイト””ラヴストリームス”の、6本です。
カサヴェテスの最もポピュラーで完成度も高い映画は、ご存じ”グロリア”。
ジーナローランズの魅力満載の映画で、テンポ良くヤクザ社会と戦う女戦士のはまり役。
のちにシャローンストーンが演じるのですが、イモぶりがかわいそうでした。(なんで、やりはったんでしょうか?理解できまへん)
また、フランス映画”LEON”、リメイクの下地にもなっていましたね。ナタリーポートマンの初々しさがいまだわすれられませんが。

70年代をまたいだ60~80年、アメリカインディーズ映画を撮り続けたこの偉大な作家。
これを機会に、これらをDVD化していただいて、これの支援はPOLO社におねがいしましょうか?、ミニ%の映画ファンと一緒にみて行きやんしょうゼ!


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もう一人、さらに孤高の映画作家、先日お伝えしたモンテヘルマン監督。
71年に撮った”断絶”Two-Lane Blacktop" のおおこけしたという話。
以来、製作依頼の話はゼロと言うことはお話しましたよね。アメリカンニューシネマ全盛期。
興行的には大失敗だということですが、でも今、見直ししても当時の雰囲気がそのまま褪せないで味わえる切なくても清々しい青春映画です。ルート66をチョイトたどれますしね。
嘘だと思ったら、TSUTAYAレンタルしてみてください。面白くないと返品引き受けます、かどうかはツタヤ次第。
現在も呼吸し続ける不思議な映画です。GTOなるジェームステイラー(シンガソングライター)が少ない表情で神経質な若者をうまく演じています。ポンティアックおじさん演じる
ウォーレンオーツの抜けぶりも見所。


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ついでに、DVDをかりるなら、もう1っ本。同監督の" The Shooting" ジャックニコルソンとウォーレンオーツの新西部劇。日活さすらいウエスタン映画の小林旭と宍戸錠のからみをおもいだしました。
小品ながら渋いよ~~星野さん!

”激突”のスピルバーグは、もちろん偉大ですが、この二人のように一部のファンにだけ見初められるってのは、まさに孤高の作家の運命!


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上記の監督と違い芸術性とは真逆ですが、これがまたおもろいのです。あの”ダーティハリー”シリーズを撮った、ドンシーゲル監督の映画です。
よく息抜きに、このような娯楽物を見ますが。
今回のこの映画はウオルターマッソーを追いかけてるときに再発見! 映画”突破口”の監督ということで、サーフィン。
その中で今回、紹介するのは、”刑事マディガン”
リチャードウィッドマークとヘンリーフォンダが共演。さすが、くせ者リチャード。大物ヘンリー相手にしっかり見せてくれました。(勝新と長谷川の共演?!)
また、全編、刑事の服装がカッコ良いのです。60年代のスーツスタイル。
なんでもないダークスーツにクラシックタイ(当たり前?)、そしてタイバー(流行の兆し)、
ソフト帽、、、J.Crewの広告塔のような刑事ばっかです。
それに彼らのシャ~~ンとした姿勢がいいでっせ。スタイルとは”姿勢”   お買い得!


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