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take IVY style

Written by 慶伊 道彦November 26,2012

IVY STYLE 展

ちょうどNY出張中に開催されていましたので、MFIT、つまり、FITのミュージアムまで行ってきました。場所は、ペンステーション近く、そう、ミッドタウンの西側です。
この展示は、ブルックスブラザーズが主催となり企画されたもので、いわば身内の宣伝も多少はありでしたが、、、実際、展示物にブルックスが多いのは歴史的にも当然として、トムブラウンが結構展示されていましたのがネ。(トムちゃんは、IVYの進化形ではありますが、回顧展的な今回にはあまり似つかわしくはないと思いますが)

内容は、まあ~その~初心者用の為の手ほどきと言っていいですかね。後のUーチューブを見ていただければ大体の会場イメージはつかめるとは思いますが。
ブルックス、Jプレス、POLO、ジェフリーバンクス、、等、TRADの50年代~70年代に重きをおいた展示。
(セザラニがなかったようですが、アメリカでの位置は?)
趣旨はいいのですが、出展点数もそんなに多くないので、ちょっと重量感が感じられなく、
軽くイメージだけだして流しているといったところ。
それでも、昔の学生の制服やスポーツクラブのユニフォームなどから、成る程IVYってそういう場からうまれたんだ~と、IVYの原点を感じることができた事は、収穫かな。
この展は、”TAKE IVY”という日本生まれの1冊の本から始まったIVYブームが、いまや一般のピーチクまで関心が広がったということの証明でしょうか。
ニューヨーカーのオシャレな人は、なにがしらTRADをベースにした着こなしをしていますので、とりあえずは来年いっぱいはIVYというかTRADな気分は続きそうでんな~~

ところで、ビッグニュース! 
”RUGBY” が、近々クローズの方向で進んでいるみたいです~
本稿でも取り上げたことがありますが、デビュー当時は斬新なTRADの切り口をこの店から感じたものです。しかし、数年たった今、ちょっとマンネリも感じ始めていたことは事実です。ですからVYブームの終わりというよりも、学生向けとしては、感覚と価格、品質などのバランスに問題あり!と言ったところが、時代と若者に受けなかったのかも?

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take "IVY style" ーーUチューブよりーー


バーグドルフ

先日、50周年当たり年の話をしましたが、こちら、バーグドルフは、創業111年!変な言い方ですが、西洋の洋服屋さんが、なんと!111年も続いているというのに驚き。1900年といえば日本は、ちょんまげを切って文明開化をうたった頃でしょうから。
現在は、向かいのビルにメンズが移って、レディース館として本物の高級感あふれる店となっています。
ご存じない方の為にちょいと観光講釈を。
立地は、かの5番街、57~58丁目をしめる路面店です。1ブロックは、約100mですから、日本的にいいますと、松屋デパートくらいのエリアでしょうか?フロアは、6F?くらいかな?その中に世界の一流品ブランドの品々がゆったりと、鎮座まします。
少々ふところが暖かくないと非常に場違いな雰囲気を味わうことでしょうね。ちょいと輝いています。おしゃれで贅沢で。
(その点、同じようなブランドを扱っていても、BARNEYS NY.の方は、もっと若々しいというか開放的というか、アプローチが違います)
メンズ館は、向かいにあるのですが、イタリアンクラシックを中心とした構成、やはり超リッチ!ここからは、最近の人気デザイナー”マイケルバスティアン”やファッションブログで人気の”ニックウースター”などが巣立っていますから、その実力度ははかれますね。
ココかバーニーズに入っていることが、世界で認められるブランドの証。
(わがFAIRFAXもはいっています、エヘン)
しかし、このように100年以上も続いていて、しかも第一線であるというのは、すごいとしか言いようがあらへん~~わ


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写真は、ウインドウディスプレィより、

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つい最近のニュースですが、FITでは、こんなイベントもやってるんですね!!!
IVYシンポジューム、なにかの学会って感じ? アメリカ人もこだわってます。
IVY本家としては、マニアックなファンは我が国に沢山います。
ですから他国に渡してはいけません!という、メッセージでしょうか。
TAKE IVY本は、そこまで影響が凄かったという証です。

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Ms. DIANA VREELAND

Written by 慶伊 道彦November 19,2012

THE EYE HAS TO TRAVEL / DIANA VRELAND

ダイアナ.ヴリーランド 1906~1989 フランス生まれ



40年に渡りHarper’sBazaar、Vogue誌のファッションエディターとして、抜群のセンスを発揮する。
才能を見いだす能力が極めて高く、多くのデザイナー、フォトグラファー、モデルを世に送り出す、ファッション界の伝記的存在。
その彼女のドキュメンタリー映画が公開されました。(NY.アンジェリカフィルムセンターにて) 
東京では、シネマライズで確か12月末頃から公開だったと思います。

映画のインタビューでは、写真家”リチャードアヴェドン”など彼女と一緒に仕事をした、
ファッション界の第一人者達が、彼女を語っていました。(ジャクリーヌケネディも写真で)
すごく直感でもってその人の才能や魅力を引き出すのがうまく、彼女に認められるとトップにまで躍り出たようですから、人にたいする才能があるのでしょう。
また、オードリー・ヘップバーン主演の映画 ”パリの恋人”にでてくるファッション編集長マギーは、彼女をモデルとしたものです。 よく似てるんですよ、これが~また笑えるくらい。
当人は、20年代のスノップさが大好きだとインタビューで答えていましたが、実際、彼女の手にかかる雑誌の写真等は、単なるファッションを越えたモダニズムに溢れていました。

晩年、雑誌編集長をリタイヤ、最後の仕事としてメトロポリタン美術館のコステューム部門の展示にかかわりました。

でも、どうしてスゴイ女性は皆ダミ声になっちゃうのかな~~ ソプラノのスゴ手っているかな?

徹子の部屋ならぬダィアナの部屋へようこそ! って映画。 業界人??必見!

" Style is everything...style is a way of life.
Without it, you're nothing. " ---The eyes has to Travel---


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ウディアレン

名うてのロリコンキラー(でも、彼ももう76才)、ウディ様月間が始まりました。
映画は、続けて2本、上映されます。
一本は、ドキュメンタリ映画 ”映画と恋とウディアレン”
もう一本は、新作 ”恋のロンドン狂騒曲”
どちらも”恋”がついてるところが、ウディ様っぽいですな~
さすが名うての”恋”名人!
90年代、15才の実養子との不倫関係で大騒ぎ、悪評プンプンでしたが、あれからもう15年? 意外にも、その女性を妻にして実子ももうけているのですから、”恋”が好きな旦那はんということでしょう。よろしおすな~~
新作では、またまた美人女優を二人もGET?していますよ。
ナオミワッツ(アラフォー)、フリーダピント(28才、だがすごく若く見えるのでウディタイプ)
全く、お羨ましい限りです。 でも、彼のそこが大好きだし、使われた女優は皆いい女に
なり賞レースにもでれるし、この関係はヨクナクナクナクナイ。

ドキュメンタリー映画をみると、つい後を追いかけたくなるのですが、なにせウディ様は、
多作!年に1本ペースですから見るのも大変!最低でも50本はあるゼヨ。
来年は是非トライして、またウディアレンのお話をしてみたいな~


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THE NEW BROOKLYN

Written by 慶伊 道彦November 11,2012

NYは、僕の訪問した週が最後のおだやかな週みたいでした。その後、ご存じのハリケーン被害と、そして雪嵐と続きましたから。

おまっとうさん! Sやん!K様!皆さん! NYニュースでっせ!

Williamsburg / ウィリアムズバーグ

NYイースト9thから地下鉄Lライン線に乗って、イーストリバーの下をくぐりブルックリン最初の駅、ベッドフォードアベニュ駅で下車。ここがウィリアムズバーグの中心です。

前々から観光客が増えているという話を聞いてはいたのですが、あまり僕にとっては関係ないのでは?と思い、今まで訪問を遠慮していました。
ところが、ポパイ10月号でNY特集が組まれ、ここウィリアムズバーグを魅力的に紹介していましたので、急に興味がわいてきて、訪問したしだいです。
(生まれ変わったポパイは、素敵な変わり方です。雑誌の後を僕が追いかけるのは、久々です)

と言うわけで、Williamsburg
地下鉄を出るとすぐに街一番の繁華街、Bedford Av.× North7th
なんとなく70年代の代官山といった風情。小さな店、CAFE、ダイナー、SHOP、、ポツポツと並んで可愛らしい街並み。
建物もマンハッタンと違い全て背が低く抑えてあるので、街並みに落ち着きと懐かしさを感じさせます。
マンハッタン見物を卒業した観光客に人気があるのも、よく分かる気がします。
びっくりしたのは、まったく黒人を見かけなかったことです。(もしかしたらその日だけということも、、、)
この街は、20~40代のスローライフでオールドアメリカンスタイルが好きな白人の求めるカルチャーがある街のような気がします。
そのあたりの棲み分けは、黒人と白人のメンタリティが影響しているのかな?
刈り上げリーゼント、長めの山羊髭、ブロータイプのメガネ、チノーズとダンガリー、スイングトップ、、、カッコイイね!
なにか、そう50年代のアメリカの街を感じさせます。(映画で知ってるだけなのですが)

街を紹介いたします。有名どころだけですが。
PILGRIM SURF+SUPPLY
NYのサタデーズのような、サーフライフを楽しむ人のアウトドアショップ

ISA
フリーマンズスポーティングクラブ等でアメリカ回帰ブームを巻き起こした、ターボソマーが満を持して、ここにレストランをオープン

WYTHE HOTEL ワイスホテル
アーティストでもあるAndrewTarlowは、ドラックで危険な町、サウスウィリアムズバーグにオーガニックなダイナーをいくつかだし成功。ここを素敵な町に変えました。
そして、この春、ウィリアムズバーグ北側にホテルをオープン。
1900年初期の建物をリノベートして、高い天井、廃材利用、ブルックリンのカスタムメイドのウォールペーパーでデコした部屋、、、ブルックリンらしい心地よさを演出したホテルです。

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上段は、ホテルベッドとオーナー
下段は、ベッドフォードAV.× 7thAV.
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Bedford AV. 賑やかな交差点 / 古い床屋さん CORNER BARBER  
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IN GOD WE TRUST ウーマン&メンズ店 街一番のセンスのよいセレクト店
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BEACON’S CLOSET 大型古着店 ファッションセンスがよいです。80年代、NYを感じさせます。
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地ビール(BROOKLYN BEER)工場 煙突と給水塔がGOOD! / 壁の商業イラストがまたいいですね
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BLACK&WHITE GALLERY / 中の展示壁画 ちょっとユニークな線画
                        SHANTELL MARTIN / Continuous Line

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リバーサイドKENT AV. / EAST RIVER SIDE
リバー沿いに公園、マンション、などもあり、向こうのマンハッタンが一望。リラックス
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と言うわけで、小走りでウィリアムズバーグの紹介をしましたが、気になる方はポパイ10月号を! NYという都会だけの話かもしれませんが、若者(20~40代)が新たなライフスタイルを求めていることが、簡単にみえる街といえます。旧来のウォールストリートから生み出されたバブリーファッションとは違う切り口がみえてくるのでは、、、。

オッサン&オバハンも気が若くなりまっせ。気分だけでもティーンエージャ!よろしいやん

Paul Stuart NY

Written by 慶伊 道彦November 05,2012

この秋のメンズ紳士録スタイルは、チェックスーツ&ジャケット。
アメリカ回帰ブームは、まだまだ盛りですが、ちょっぴりアメリカ人気分の英国リターン。
秋ですし、ぴったりな気分でしょ。流行りのツィードには豊富に柄がありますしね。

そう言ったわけで、ポールスチュアート。この店は、NY.マジソンAV.の45thに位置して、僕らの40年来通い詰めてる憧れのお店です。
しかしながらやはり、長い歴史ですから時々飽きられたりもします、正直言って。
今秋あたりから、またポールの出番かな?と、思えてきました。まあ、ポールからすれば、
日本の猿さん達の気まぐれには、またかぁいヤレ~ヤレ~と、お付き合いむりでしょうが。
特に、誕生して3年目になりますブランド"PhineasCole"は、すばらしいです。
デザイナーは、ラルフと言うのですが(一応、知り合い。エヘン! というか、一度だけシャーツ&タイを売ったことがあります)、
より英国調に特化したモダーンアンティークスタイルで、決めています。彼が、入社してからのポールは、確実に進化していますから注目かな。

と言うわけで、チェックのスーツ&ジャケットで、ナオンちゃん(フルッ!)と、ザギン(高田風)のBARで、chuchuカクテルを、お召し上がれ。


MAD for PLAID

今秋のポールスチュアートのウインドウより一部
一押しのチェックスーツのコーディをお楽しみください。

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(以上、引用写真です)

Blogger

中野 香織

エッセイスト/服飾史家/
明治大学特任教授

吉田 秀夫

”盆栽自転車” 代表

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"BOOT BLACK JAPAN" 代表

山本 祐平

”テーラーCAID” 代表

伊知地 伸夫

”FAIRFAX” TRAD部門ディレクター

慶伊 道彦

”FAIRFAX” 代表取締役

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