Written by 慶伊 道彦November 25,2013
ペンシルベニア校に見る、エリートへの道
IVYの上流をめざす学生たちの学園生活。
学校側からの紹介アプローチビデオなので、荘厳で厳格、総中流階級である我々には、ちょっと違和感のあるシーンもたくさんありますね。
でも、エリートを目指す、閉ざされた学問の砦ですから、ある意味当然というば当然。
先々週、IVYリーグスタイルはエリートを目指すための必修課目であったという
話をしましたが、なんとなくそうだな~~と、このビデオを見て、
書いている僕も思わず感心納得!
やはり、僕達(いや~僕?)は、ファッションスタイルとしてのIVYを受け継いでいますが、
(TAKE IVY より) IVYを上流社会入りの為とは、捉えてはいませんよね。
まあ~多少のアッパー指向(いわく、優越感なり上級マネはあるが)はあるでしょうがね。
その辺の差をこのビデオを見て感じました。
引用です
GQ How to Wear / WOOL TIES より
引用です
手持ちの古いスーツでも、ウールタイだけでヒッピー?なビジネスマンを装えます。
最近マイケルダグラス様でさえ、手術後あのテカリ!ルックをやめたのですから、
貴方もネ!
Written by 慶伊 道彦November 18,2013
キャロラインケネディさんが来日、大使に赴任!
新聞などニュースでは一般的な扱いでしたが (それでも歴代大使よりはニュースに)
しかし僕のように、ケネディファンにはトップニュースでありたいですね。
なにせ、あの!ケネディ×ジャッキーの子供が日本大使!でっせ。
大事件という他ないでしょう。二世がはばかる芸能界には魅力はかんじませんが、
このお方は別です。日米の文化の架け橋になられんことを願います。
ところで、ニューヨーク情報
BROOKLYN
マンハッタンは、両側を川が流れ島を形成してしています。
左がハドソン川、右がイーストリバー。
ブルックリンは、マンハッタンからイーストリバーの下を地下鉄でくぐって1つめの駅である、BEDFORD駅で下車。つまり、リバー沿いの新しい街に変貌中です。
古くは、ポーランド人など北欧の移民が多く暮らし、工場や倉庫街だったということらしいです。
それが、近年ソーホーで活躍していたアーティストがソーホーの家賃高騰と人の多さに辟易。川向こうに住をもとめ、結果としてフリーでアート感覚のある街に変貌したのです。
地下鉄をおり駅から地上に上がるとまずビックリするのは、ここはNYか?!
マンハッタンのように摩天楼のビル群はなく、せいぜい3~4階までの低い建物。
ですから、空を見渡せますし、街には、信号も少なく、そのためか車のスピードもユックリ!なんと歩行者優先が自然となんです。だからリラックスして散策できます。
なぜか、アメリカの田舎にきたような気にさせます。
住んでいる人も、30~40代が中心?おかしな言い方ですが、
あまり黒人をみかけないですし、50年代の映画のシーンを見てるみたいです。
彼らのライフスタイルの原点は、ヘリテージ(継承)、
そして ”MADE in USA” を、見直し スローライフ志向。
例えば、古いビルで残したい物があると、まずは買い取り、じっくりとリノベーション。
新しさと古さを共存させて、投資物件とします。(京都など古い街並みと同様、、、)
古い器に新しい酒って感じ。
また、カフェやバーバーの店員さんがカッコイイのです。
例えば、WALTERSというカフェ&レストランでは、お店の人は全員、
刈り上げ7:3分けのリーゼントに黒グラス、濃い髭顔、
白いタイトなシャーツを腕まくりして(かなり上まで)腕にはタットゥ!
(タットゥは、まあ~見る分にはいいですね~~しかし、日本風ですと違和感が?)
ボウタイをそこにプラスしてバランスをとります。そして洗いざらしのチノパン。
最後は、黒のロングエプロン!! (カッコイイね~)
そして流れる音楽は、トーキングヘッズ、デビットボーイ、など80年代初期物。
とにかく手作り風でカッコイイ店。まさに、ヘリテージ感覚!
==ISETAN トークショー より==
SHOP:
サーフ&サプライ
勿論、本格的なサーフショップですが、関連商品、トートバッグ、Tーシャーツ、パーカー,
なぜか、湘南の風に似合うコーディネイトです。
H.Wカーター&サンズ
ハマトラ風?TRADミックスされた構成。ですから、日本のメーカー品も多いです。
ブランドとしては、ジュンヤワタナベ、エンジニアガーメント、ギットマンブラザーズ、ヒッコリー、マークマクナリー、CPカンパニー、NANACAMICA、RED WING、、、
東京の店がブルックリンにあるみたいです。非常に両者の感覚は似ていると。
偶然、表に出てきたスタッフと懇談で1ショット
またバーバー、レストラン、ショップ、NYのダウンタウン(トライベッカやNOHOエリア)と
ブルックリンに1号店、2号店があるのは、多分に双方の住民は感覚が似ていると思えます。このラインは、東京にもつながります。 トライアングル
バーバー
WHYTH HOTEL とその周辺
工事中のビル、まさに、古い革袋に新しいワインを注ぐ!
ちょうど、日本でいうところの、地産地消のB級グルメのテント会場
以上、3回目のウィリアムズバーグの訪問記でした。
Written by 慶伊 道彦November 11,2013
オバマ大統領といえば、ネイビースーツに白シャーツ、ネクタイはブルー系の無地、
もしくはパープル系とイメージしてきましたが、最近、ストライプの出番が増えました。
マンネリ脱皮と力強さの表現なのでしょうか。ネクタイのもつ力は大きいですね。
ゴルフ、プレジデントCUPの際のスタイル、ブルーのミニマム無地
最近、ストライプタイを目にすることが増えました。
保険法案で苦境にある時期でしたから、ノースーツ、シャーツ腕まくりにネクタイ。
こんなシーンが目立ちましたが、なかなか良かったですね。
ノータイにスーツよりはgood!
さすがにオバマさんは、よく分かっていらっしゃいます。
腕をまくるという仕草は、戦闘モードを感じさせ、ぐっときます。
いまさらですが日本のクールビズ風は何とかならないですかね。
背広に胸開衿、 どんな芸能人をきどっているのでしょうか? (ムリムリ、ヤレヤレ)
それに、災害地に災害がとっくに終わってから行くにも関わらず、(そんなに早くいってるとは思えないしね) 必ず作業着でいくというのも?
お側の方から聞くだけで、作業を指揮するわけでもないですしね。よく分かりません。
急遽来ました!と言う意味で、腕まくりにネクタイなんていうのは、だめなのでしょうか。
日本がスゴイ!東京スタイルがスゴイ!なんて、思っているのは、日本人だけでしょう。
実際、政治家やTVにでる報道陣のスタイルだけみると、韓国にも中国にも遅れを
とっているのでは?と思えるだけ、アジアとさえあまり差がありません。残念ながら。
日本のプロゴルファーのだらしなさが、ゴルフ界の収益ダウンにつながってるように、
スタイルって、そんなに馬鹿にはできませんよ~ 男は、見栄えから入れってネ。
アレックボールドウィン、珍しくカッコイイです。
ネイビーのディナージャケット!今、旬ですね。ブルーフォーマルは、あちきのテーマ!
ジャスティンビーバーちゃん、これはいかしてますよ!
Written by 慶伊 道彦November 04,2013
IVYスタイルは、まずは僕達の経験則から、VANを中心にと考えますので、
どうしてもアメリカのブルックスブラザーズの50年代のスタイルから始まると考えがち。
確かに、大衆消費社会が来て、銀幕スターのIVYスタイルに憧れるようになり、
マネをするのに一生懸命だったのはこの頃でしょうか。
のっぽ物語や、マンハッタン物語、ティファニーで朝食を、
卒業、ある愛の詩、フロントページ、ボーイハント、、、、、
でも、実は30年代には ”IVYリーグスタイル”が、もう存在していました。
本家ブルックスブラザーズは、勿論ショップはありましたし、
”ギャッツビー”を書いた小説家スコットフィッツジェラルドは、プリンストン大学卒業なのですが、”楽園のこちら側”という小説の中ですでに、アイビーリーグスタイルについて書いていますから。 ”皆が彼のようなスタイルをして彼と同じ話しぶりをしようと努め、、、”
IVYと言う言葉には、エスタブリッシュメント、保守性、不変性、などの意味合いが隠されていて、アメリカのアッパークラスを指すのに最適な表現といえます。
上流階級は勿論ですが、そこに入り込もうとする人や憧れる人にとっても
IVYスタイルを一カ所のミスもなく完璧に身につけることで、ディティールをなぞることで、実に上流らしく振る舞うことが出来たのです。
そのスタイルのアイコン店がブルックスであり、後のPOLOです。
ですから、ブルックス本店のあるマジソンav.44th辺りから上に向かって、IVYテーストのショップが固まっていました。マジソンルックと言っていた時代もありましたから。
ある意味、80年代のプレッピーブーム終焉まで、IVYにアッパークラス感覚なスタイルを求めていたと思います。上記のごとく。
話は、突然変わりますが、僕のNY経験の話ですが。
80年までは、40丁目から下には行ったことがなかったのです。
お話ししましたように、IVYショップもなかったですから、リサーチも必要なかったですし。
(17丁目のバーニーズとブレーカーst.のPOLOは別)
それが、ひょんなことからイーストヴィレッジに友人が出来き、致し方なく訪問することになったのですが、、、
当然、僕のスタイルは、鉄板!ブルックスブラザーズ風ルックです。
ミッドタウンでは全然OKだったそのスタイルが、ダウンタウンでは突然、ういちゃい、
パニックに近い感じを受けたことを今でも覚えています。
ホーボールックに近い古着スタイルの人達の中ですから、当然ですよね。
(参ったなぁ~~ヤレヤレって感じ)
今回のIVY復活は、プレッピー以前とは明らかに違います。
それは先ほど僕の体験談からお話ししたダウンタウンからIVYの復活と革新が始まったという点です。そこに社会状況の変化を捉えられます。
上流をめざす為のスタイルではなく、アメリカらしくいこう、というとらえ方です。
NY.ダウンタウンに、ここ5年程沢山のIVYなメンズショップが出来ていますが、
IVYがアッパークラス指向ではなくてヘリテージ(継承)、
昔の良い時代の良さを見直そうゼ! つまり、MADE in USA
IVYも皆に愛されるようになって、半世紀!アメリカの文化遺産。
大衆に認知されるようになったという変化が、IVYにアッパークラス感覚よりは、
ディリー感覚、そういったものを求めている、こう言ってもいいのでは。
階級からというより、むしろ感覚的。極めて貧しかった時代の労働者側からの発想。
日本生まれのラギットアイビーと言う言葉は、そう言った意味では、ピッタリの言葉です。
今のIVYは、蘇ってから5年ほど立ちますが、
プレッピー以前のアッパークラスを指向するIVYと、2010年以降のヘリテージな
IVYが並列で影響し合いながら、次のステージへと向かうことでしょう!
―――伊勢丹トークショーより―――
CLASS IVY
HERITAGE IVY
引用写真です