Written by 慶伊 道彦June 30,2014
Written by 慶伊 道彦June 23,2014
雨の降りしきる金曜日の夜、古き懐かしき時代 "ビートジェネレーション"、 僕の大好きな
Jack Kerouac がこよなく愛したグリニッチヴィレッジの常宿 "The Marlton Hotel" が、
Bowery Hotelのオーナーの念願かなって、遂に、フレンチデカダンス風ブティックホテルとして、
新改築され再オープンしたと聞き、早速、其のホテルのバーへ立ち寄って見た。
ワシントン広場を少し上がった、5W/8ST、まさにグリニッチの入口にあります。
最初1900年に建てられたこのホテルには、Andy Warholはじめ, Benny Bruce(コメディアン)達も、
常宿にしてた事で知られ、毎夜、賑やかにディベートやポエム朗読で騒々しかったのでは?!
当日の夜も、話題性もあり多くのゲストで賑わっていました。
(フロントのキーデスクは、かくのごとく古いスタイル)
(紅茶のブレンドをしてくれるスタッフ,ブルックリン風)
バーや暖炉のあるカクテルラウンジは、超混みで、一応の旬な雰囲気はだしてはいますが、
肝心のBARのカクテル自体の味は、インテリアに比べ今ひとつだったのが、残念だった。
また、あのやんちゃな時代の雰囲気を、NEWな造りで表現するという難しさも感じます。
そういう訳でJack気分を味わうにはチョット? だが、NYのNEWホテルとしてならGOOD!
(引用写真)50年代風ヴィレッジでクールなBAR
因に、バーのドリンクメニューに、"ROOM 214" と言うかなり強いカクテルが有るが、
これは、Andy Warhol をピストルで撃った女流作家のValerieが泊まってた部屋の番号から取ったとの事。
(カクテル ROOM214)
(引用写真)
(Neil Cassady & Jack Kerouac)
Beat Generation flophouse for Neil Cassady, Gregory Corso and Jack Kerouac,
who wrote
The Subterraneans and
Tristessa while living there.
And Valerie Solanas, famous for shooting Andy Warhol, lived in room 214
at the time she shot the pop artist in 1968. (引用です)
Written by 慶伊 道彦June 16,2014
少し前の話となりましたが今年のNY出張週は、寒冷前線が長く停滞していたかの様に
4月上旬だと言うのに、例年に無くかなり肌寒かった。(コートが手放せない)
今回は、久々に、スタイリッシュにNYを!と思い、2005年よりミシュラン3星、NY Times 4星、
Zagatの Food 部門の最高評価点の29/30を、毎年獲得してるシーフード.フレンチで有名な、
"Le Bernardin" を予約した。
帰国後、このレストランの事をWEBで調べてみましたが。
この"Le Bernardin" の歴史は、フランスのBrittanyの海岸、近くで育った二人の若い姉弟の熱意と努力で、
今から遡る事1972年のパリから始まる。彼等が生まれ育ったBrittanyの海で漁師をしてた祖父と、
その町でホテルを経営してた両親に支えられ、
十代から父親の経営するホテルやクラブ等手伝いながらサービス業を学んだ仲良しの姉と弟が、
代々続く親族からの料理方を片手に、自分達の信じる海鮮フレンチ.レストランを開店させる為、
パリへ旅立つ。
父親が、Brittany産の季節の旬な食材を、毎日パリへ電車で直送して、二人の子供のレストランを
応援していたそうだ。パリの小さなお店は、天才シェフ、弟のギルバートが、70年代のパリでは、
見た事も聞いた事も無いような上級シーフード調理を追求し続け、世界の高級グルメ通を、
瞬く間に虜にした。そして、開店僅か4年目にして、ミシュラン1星を得、
1980年、ホットな噂が広がり、連日超満員の小さなサロンから広いスペースへと移り、
其の年、ミシュラン2星を、堂々獲得する。
米国のグルメなクライアント達からも、NYでお店を持ってはとの要望から、満を持し遂に1986年、
パリのレストランを閉めて、NYへ進出した。開店当初から、主シェフだった弟のギルバートは、
1994年に他界してしまうが、パリのJoel Robuchon(@Jamin)の下でも修行し、
ギルバートの愛弟子でも有ったEric Ripertが望まれ、Le Bernardinの主シェフの地位に就く、
以来、堂々のミシュラン3星を2005年以来〜現在迄、毎年保持している。
(引用写真)
料理はむろんブラボー! しかし、いつも僕は店内ゲストの雰囲気とか給仕人のテキパキした動き!
そして、化粧室やそこにいたる導線、そんなことに興味があります。(味オンチだからともいわれます)
良く冷えたシャンパンの後のワインの選択も、2007年ベストソムリエ賞に輝いたソムリエが、
僕の好きなRussian River Valley(CA)のシーフードにも合う美味しいPinot Noir 2012を選択してくれた。
(ボトル年代は若いが、繊細に熟成された味の美味しいワインだった!)
最後は、聡明で親切で僕タイプ(関係ないですよね、すいません)の、
ソムリエ嬢が薦めてくれたボトルのデザインが美しいイタリア製グラッパで締めくくった。
いや~~このグラッパ!マンダムマグナムめちゃうまい!男は黙ってグラッパ(三船でしたっけ?)
ニューヨークでは、こうして時にして気分がのったときに、しかも運良く予約が取れたときに、
アッパークラス文化を味わうのが好きです。僕にとっては、ヤンキースタジアムに行くよりは。
田中投手の活躍は見たいしうれしいのですが、なにせNYナイトも一期一夜ですから、
両方は難しいので、個人の優先度で。ヤンキースファンの連れには申し訳なかったが。
Written by 慶伊 道彦June 09,2014
Written by 慶伊 道彦June 02,2014